カンボジア経済

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カンボジアとタイ 自動車乗り入れ枠拡大で合意

2016年12月21日 | 経済
 12月16日、タイ・チェンマイで大メコン圏(GMS)越境交通協定に関する第5回合同委員会会合が開催されました。会合には、大メコン圏6か国(カンボジア、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、中国)の代表が参加しました。タイ運輸省のアーコム・トゥームピッタヤーパイシット大臣とアジア開発銀行(ADB)東南アジア部の岩崎秀明運輸通信課長が共同議長を務めました。カンボジアからは、スン・チャントル公共事業運輸大臣が参加しました。
 タイ政府とカンボジア政府は、相互に乗り入れ可能な自動車の台数枠について協議してきましたが、今回の会合では、これまでのそれぞれ40台から150台に引き上げることで合意したことが報告されました。また、新たな国境ゲートとなるストゥン・ボット~バン・ノン間に橋梁を建設することにも合意しています。
 越境交通協定議定書3「運輸サービスの頻度・容量、割当や認可の発行」に規定される越境可能な自動車の台数については、カンボジアは、ベトナムとの間では、既に500台ずつで合意・実施しています。2015年時点でカンボジアは460台(バス360台、トラック100台)に許可証が与えられ、ベトナム側は500台が登録済です。タイ及びラオスとの間では、これまで各40台しか割当がありませんでしたが、タイとの間では、2015年のフン・セン首相のタイ訪問以降、割り当て台数の拡大が議論されてきていました。
 今回の割当台数増加により、カンボジアの運輸業界は厳しい競争に直面することとなりますが、サービス・価格ともに改善に向けた圧力となることが期待されます。
(写真は、公共事業運輸省の発表より)

カンボジア公共事業運輸省の発表
http://www.mpwt.gov.kh/gmsmeeting.html?lang=en



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