カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

USAID カンボジア携帯電話・インターネット使用に関する報告書

2016年12月28日 | 経済
 アメリカ合衆国国際開発庁(USAID)等は、毎年、カンボジアにおける携帯電話についての調査を実施しています。12月14日に2016年の調査報告書が発表されました。この調査は、無作為に抽出された、15歳から65歳の2061人にアンケート調査を行ったものです。
 携帯電話については、96%が保有しており、残り4%も家族の携帯で連絡が取れる状況にあり、携帯電話で全く連絡が取れないのはわずか5名だったとのことです。この結果から、カンボジア国内の携帯電話数は1038万台と推定しています。スマートフォンについては、48%が保有するに至っています(2013年は20%)。メーカーは、サムスンが43%、アップルが34%となっています。
 フェイスブックは急速に浸透しており、48%がフェイスブックを使用したことありと回答しています。また、ニュースソースとしても、フェイスブック(30%)が初めてテレビ(29%)を上回りました。
 モバイル送金も浸透しており、70%が利用したことありと回答しました。よく利用しているモバイル送金(複数回答)は、ウイングが支配的で96%、次いでeMoney(18%)、TrueMoney(15%)、AMK(8%)等となっています。
 報告書では、スマートフォーンとフェイスブックの浸透により、カンボジア人が「読む」「書く」機会が格段に増えていると指摘し、評価しています。
(写真は、モンドルキリ州とラタナキリ州を結ぶ国道76号線沿いに敷設された光ケーブル。カンボジアではほとんど全土で携帯電話・インターネットが利用可能です。)
 
調査報告書(英文です)
http://asiafoundation.org/publication/mobile-phones-internet-use-cambodia-2016/


↓にほんブログ村のランキングに参加しています。よろしければクリックしてください↓
にほんブログ村 海外生活ブログ カンボジア情報へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする