幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

美輪明宏さんの言葉”心の餓えに「文化」” と 読書”知るということ”

2015-03-21 03:18:44 | 笑顔
美輪明宏さんのHPを見たら、
http://www.o-miwa.co.jp/
人間は肉体と精神とでできています。
肉体を維持するためのビタミン剤や栄養補助食品は過剰なくらい出回っているし、
それらのものに関しては、あなた方もとても敏感に反応する。
なのに、もう一方の精神を健やかに維持するものに対して、あまりに無頓着です。

では、精神におけるビタミン剤や栄養補助食品に匹敵するものは何か?
それこそが「文化」なのです。
ですから、それが欠ければ、当然精神的栄養失調が起きます。
いたずらにイライラしたり、焦りを覚えたり、落ちこんでみたり、自信をなくしたり、
理由のない怒りがフツフツと湧きあがってきたり・・・
そんな経験があるとしたら、あなたの心が飢えている証拠でしょう。
美輪明宏(~『天声美語』より~)

ロゴセラピー(ヴィクトル・フランクル「夜と霧」)では、人は、身体と心の上位に精神があると言います。
心は感情や気持ちで、精神はこうしたいとの意志、こう生きるとの人生の姿勢と理解しています。

精神をどう健やかに育てるかが大切なのだと思います。
花がたくさん咲き出しました。花を見て素直にきれいだ。
花を見られることがありがたいと、当たり前のようなことに幸せを感じ、感謝の気持ちを見出し、
自分が何かできることがないかと思い巡らせることができたら、きっと心の餓えはなくなるのでしょう。

心の餓えには読書もよいと思います。
知っていると思うことも、実はそのほんの一部しか知らなかったのだということを最近実感しています。
医薬品の品質保証を30年やってきて、よく知っていると思っていましたが、
人に教える段になり、本当はよく知らなかったんだということを知りました。

論語に、
「これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。これ知るなり」
(知っている事は知っているとし、知らぬ事は知らぬとせよ。それが知るということ)

「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患うるなり。」
(自分が自分のことを知らないことは気にせずに、
 他人が自分のことを知らない、実力を認めてくれないとして気にする)

知るということは限りがないです。
知らないということを知っていること、そして、知らないときに知っている人に教えてもらうこと、
また、知ることを続ける姿勢が大切なんだと思います。
知らないことは恥ではなく、知ろうとする気持ちを持たないことが恥だと。

生き方/心理学/宗教関係の本を読んでいて思ったことは、分野は違っても、人の生きる先は同じように感じています。
山の頂に登るルートが違うだけのように思います。

「文化」に触れる。自然の恵みに触れる、本に触れる、何も産みだしていないように見えますが、
大切な生きるエネルギーを産みだしているように思います。

「Lean in 女性、仕事、リーダーへの意欲」 シェリル・サンドバーグ著 ”リーン イン(一歩踏み出す)”

2015-03-20 01:38:18 | 本の紹介
フェイスブックののCOO。フォーチュン誌の「世界で最も有力な女性50人」、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されました。リーン インとは“一歩踏み出す”の意味だそうです。

転職するときに、GoogleのCEOにアドバイスを貰いに行った。過去に仕事で何度か会っていた。
自分の出来ること、強みなどをまとめたシートを見せながら相談した。彼は、私のそのシートを手で隠しながら、「アホやな。仕事を決める時の基準は一つしかない。それは成長、それも急成長だ。会社が成長していれば仕事はどんどん増える。一方、成長していないと、人が余って来る。そうすると社内の空気は淀んでくる」

新しい仕事のチャンスがあると、男性は、その仕事を遂行する能力が60%あると思うとチャレンジするが、女性は100%できると思わないとチャレンジしない。結局は可能性があるとチャレンジした方が自分の成長に繋がっている。

できる女は嫌われる。

自分が成長し可能性を広げるためには、自分自身をもっと信じなければならない。今もなお、今の仕事は自分の能力を超えているのではないかと不安になる状況に立ち向かっている。私の意見は時に無視され、相手にされないこともあるが、それでもくじけず、手を挙げ続けなければならない。隅っこに座らないで、テーブルに着かなければならない。

もっと多くの女性がリーダーの座を目指すように働きかけないとならない。もっと多くの男性が職場と家庭の両方で女性を支え、解決に向けたパートナーになるようにしなければならない。

フェイスブックの創業者から言われた言葉、「誰からも好かれようと思うから思い切ったことができない。何かを変えようとする時、全員を満足させることはできない。全員を満足させようとしたら、たいしたことはできない」。その通りだと思う。

夫の育児参加についてアドバイスを求められた時、私はいつも「彼に任せなさい」と言う。彼が自分でやろうとする限り、どんなやり方でおしめを替えたって文句を言わないことだ。こちらが頼まれなくても彼が夜中に起きておしめを替えようとしたら、にっこりほほ笑むこと。あなたのやり方を強制したら、結局はあなたがやらなければならなくなる。

伝え方
「あなたは私の提案を全然真剣にかんがえていませんね!」
「ここ4本のメールに返事がないので、当惑しています。私の提案はあなたにとってさほど重要でなかったのでしょうか」
前者のような物言いをしたら、相手はすぐにさま身構え「そんなことはない!」と反撃するにちがいない。だが後者を全否定するのは難しい。前者は反論を誘発するが、後者であれば話し合いを始めることができるだろう。

女性が上を目指す時、立ちはだかる障害の一つがすでに上にいる女性だったということがある。これは悲しいことだが事実である。互いに助け合う女性が増えれば増えるほど、それは女性全体のためになる。

伝統的な結婚(妻が家庭にいる)をしている男性は、現代的な結婚をしている男性(妻が働いている)に比べると、職場での女性の存在にあまり好意的でない。条件を十分に満たしている女性の昇進を却下する率が高く、女性の多い職場は面倒が多いと考えている。

社会は長い間、無報酬で働く人々の貢献を過小評価してきた。母は17年にわたり、母親として、また旧ソ連で迫害されているユダヤ人を救う組織の代表として、フルタイム以上の働きをしてきた。地球の反対側で迫害されている人々の命が助かれば、それで自分の努力は報われるのだと、母は話す。だが近所の人たちから見れば、母の活動は「重要な仕事」でも「まともな仕事」でもなかった。母は「ただの専業主婦」とみなされていた。

女性よ、大志を抱こう! そう言いたくて、この本を書いた。障害物を乗り越えて道を切り拓き、もてる力を思いきり発揮しよう。一人ひとりが自分の目標を決め、それに向かって心から楽しんで進めるようになることを願っている。そしてまた、すべての男性が職場と家庭の両方で女性の支えになり、それを楽しめるようになることを願っている。男女を問わずすべての人の能力を総動員すれば、職場の生産性は高まり、家庭はより幸せになり、そこで育った子供たちはもはや狭量なステレオタイプに囚われなくなるにちがいない。

感想;
女性が働くことが当たり前になり、女性の活用が進んでいる米国でさえ、女性が活躍する場合のさまざまな壁が存在していることを知りました。女性が無理に男性と同じようにするのではなく、女性が女性として、仕事、結婚、出産・子育てしていくために背中を押してくれるような本のように思いました。そこには、男性に対する期待も込められていました。
女性が結婚、出産しながら仕事をやって行く場合に直面する問題について実体験を書かれています。
仕事場で涙をながしてしまったことなども、告白されており、それを自然な姿として否定も肯定もせずに、それは精一杯働いているからこその結果であると受け留めています。



「あの失敗から何を学ぶか失敗学事件簿」 畑村洋太郎著(2) "大事故につながる「オオカミ少年効果」"

2015-03-19 01:44:40 | 本の紹介
大事故につながる「オオカミ少年効果」
2005年4月のJR西の福知山線の電車脱線転覆事故でも起きていた。事故を起こした電車は、その前の伊丹駅でもオーバーランを起こしていたが、非常スイッチを握っていたはずの車掌は非常スイッチを操作しなかった。事故直後、とっさの判断で踏切の非常ボタンを押し、事故現場を通過予定だった特急「北近畿3号」を緊急停止させて二次災害を防いだのは、列車の車掌でもJR関係者でもなく、現場付近をたまたま通りかかった47歳の主婦だった。
1988年12月に起きたJR東中野駅の電車追突事故(死者2人、負傷者113人)は、後続電車による赤信号無視だった。電車が赤信号を通過すると、ATS(自動列車停止装置)によって電車は自動停止するが、運て氏が「確認ボタン」を押すとそれが解除され、運転士の目視操作による運転が可能になる。過密運転と電車の遅れの回復のために、このような操作が日常茶飯事になっていたようだ。
結局、どんなに優秀な警告システムが作られていたとしても、いつも警告が鳴っているような状態が続けば、人はそれになれてしまい、警告システムの意味はまるでなくなってしまうのだ。

キーワード
・現場、現物、現人の3現を実行する
・逆演算思考で考える
・暗黙知を表出し伝達する
・「隠さない・嘘をつかない・辻褄合わせしない」の三ナイを実行する
・アウトプット型マネジメントをやろう
 人の頭の中には自ら考え出したときだけ思考回路ができ、次回は確実に拘束に動くようになる
 どれだけ知っているかを重視する教育をどれだけ考えられるかを重視する教育に転換する必要がある。
・失敗を生かそう

事故を防ぐための3つのポイント
1)「逆演算思考」を始めることである。
2)「失敗の知識化」である。
3)「実践」の大切さである。考える範囲が会社の中だけにいつも間にかなっている。
 ・自分の仕事を通して社会とどうかかわっているか。
 ・今回のことで何を学ぶか。直接原因だけでなく背景や組織の特性も。
 ・今すぐに自分は何をしなければならないか。

失敗の法則
・失敗は予測できる
・失敗情報は隠れたがる
・失敗は変わりやすい(伝わって行く内に変わる。責任追及など恐れる)
・ハインリッヒの法則
小さなミス:事故:大事故=300:29:1
  大事故を減らすには、この小さなミスを減らすと事故、大事故が減る。

「あの失敗から何を学ぶか失敗学事件簿」 畑村洋太郎著(1) ”逆演算思考”

2015-03-18 01:07:58 | 本の紹介
2004年10月23日中越地震による新幹線脱線事故
新聞では「新幹線の安全神話が崩壊した」と報道されたが、これは「大成功」だったのである。 
JR東は阪神・淡路大震災の後に基準を見直しして、活断層に近接する地域の高架で補修が必要な橋桁3000本について1997年までに工事を完了していた。

ところが2003年7月の宮城地震でこの補修地域から漏れていた東北新幹線の橋桁約30本にひび割れなどの損傷が見つかった。
そこでJR東は東北新幹線と上越新幹線の橋桁、あわせて約8万2千本の内、五分の一にあたる1万5千本あまりの補修工事に取り掛かった。

実は新幹線が脱線したのは、まさに補修を終えた橋桁の上であった。これは決して偶然でない。
JR東は地盤が弱い地域を調査し、そこから優先順位をつけて補修工事を始めていた。幸運な要素もった。
線路が直線であり、高架んおでレール脇が砂利ではなくコンクリート上を2km走ってから停止した。
台車の部品と車輪との隙間に上手くレールがはまったまま走ったので車両の転覆が逃れた。
しかし、単に「幸運が重なった」と片づけるのは間違っている。やるべきことをやっていなければ、幸運の女神は決して微笑まなかった。

上越新幹線事故は「大成功」、JR福知山線脱線事故は「大失敗」、JR羽越線脱線事故(強い突風)は「未知の領域」で起きた事故。

システムを作る場合、「逆演算」の対策が必要不可欠である。
逆演算とは、起こる可能性のある「最悪の結果」を先に設定し、それに至る道順を逆に探していく手法だ。例えば株の売買で一度に1000億の損失が発生するとしたら、どんな原因がありうるかを考えたら、入力ミスは真っ先に思いつく原因だろう。61万円の株を1株売却が1円で61万株売却の入力ミス。取引の制限幅があり、57万円付近で多くの取引が成立し、1000億円の損失が発生した。

感想;
事故防止も、やるべきことをしっかりやっていることが重要だとよくわかりました。
事故が起きたら、そこから何を学び、どう今後対策を取るか、それをするかしないか。
対策をしないと同じ失敗を繰り返し、その繰返しは大失敗になる。
「逆演算思考」 どんなトラブルが起きるかを事前に考え、その対策が取られているかどうか、
失敗は起きると問題になるが、事前に防いでいるとその防いだ努力はなかなか評価されないが、問題が起きないことも評価の対象なのでしょう。

春の訪れ 木々&草花が自宅から駅までの通勤路を楽しませてくれます。

2015-03-17 01:46:07 | 社会





自宅から駅までで、春の訪れを写真に撮りました。
冬がどんなに寒くても、必ず春が来ます。それを疑う人はいないでしょう。
トンネルに電車が入ると、必ずトンネルを出ると思っているでしょう。

同じように、人生で不遇の時に、いつか良くなると信じることができるかどうか。
桜は冬の間に蕾の準備をしているそうです。

努力をどれだけ積み重ねることができるか、努力をしたからと言って成果が出るとは限りませんが、
努力をしなければ、成果は決して出ないことだけは確かなようです。

宝くじを買わなければ、宝くじが当たることはありません。
宝くじを買わずに、宝くじ当たらないかなと思うことがあります。
当たりたいと思えば買わなければなりません。買うが努力なのでしょう。
ただし、宝くじの還付率(宝くじを買った人にお金の戻る割合)は45%なので、
夢を買うもので、それでお金を儲けることはできませんが。
努力の方がきっと宝くじより還付率は高いと思います。