幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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戦争孤児 NHK「マッサン」総括 武力ではなく話し合いで解決ができないのだろうか?

2015-03-23 04:11:11 | 社会
戦争孤児の番組を深夜に行っていました。
戦争末期に児童の疎開をした結果、両親が東京大空襲で亡くなったりして孤児になった児童が約13,000人に達したそうです。
両親を亡くして、「なぜ自分だけ生き残ったのだ。なぜ一緒に死なせてくれなかったのか」と思った方が何人も話されていました。

政府は1945年9月20日に戦災孤児等保護対策要綱を発表しましたが、戦災孤児らの保護として、
1.個人家庭への保護委託
2.養子縁組の斡旋
3.集団保護の対策
で行いました。

しかし、親戚をたらいまわしされたり、虐められたりして、飛び出した児童も多かったそうです。
その多くの児童が上野に集まったそうです。浮浪児となりました。
地下道で集まって寝ていました。浮浪児だった方が出て昔のことを話されていました。

残飯をあさっていましたが、野良犬に残飯のあさり方を教わったと語っていました。
残飯を取って食べると残飯の下の部分が腐っている場合が多いそうです。野良犬は上の部分だけを食べていたそうです。

浮浪児を政府は捉えて強制施設に集めていましたが、そこから何度も児童は飛び出したそうです。

戦争孤児の人たちが、政府の戦争孤児への対策に問題があったと裁判で訴え、最高裁までいきましたが政府の責任は無しとなりました。
理由は、戦争により戦争孤児だけでなく多くの国民が戦争の被害を受けているとの理由でした。

第二次世界大戦で、日本の兵士は約200万人、民間人約80万人亡くなったと言われています。
世界全体では8000万人亡くなったと言われています。

戦争孤児がいたことは知っていましたが、戦争孤児たちがどのような気持ちでいたかまで思いを巡らすことはしていませんでした。
多くの戦争孤児たちも亡くなっています。

武力での解決は結局、犠牲者を多くするだけです。
どんな理由があっても戦争は悲劇を有無だけのように思います。
朝の番組で、武力を持つと人はその武力を使いたくなる。なぜそうなるかを取り上げていました。

義理の父は戦地に行き、その後シベリアで抑留されました。
戦争は軍人さんだけがするものだと思っていたら、軍人さん以外も戦争に駆り出されるとは思っていなかったそうです。
気が付いた時には、もう戦争反対の声は出せなかったそうです。

NHK「マッサン」の総括も見ていました。
戦争に積極的でない人を非国民として、外人をスパイと見ていました。
憲兵のように戦争に積極的に関与して戦争反対の人々を捕えて行き、もう声が出せなかったのでした。
「蟹工船」の著者 小林多喜二も拷問で亡くなっています。
武力での解決ではなく、話し合いでの解決は難しくてもそれしか道はないと思うのですが・・・。