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鬱を抱える芥川賞作家を救った、「吐き出す」ということ ”話す⇒放す⇒離す”

2017-11-10 08:54:18 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171109-00010000-bfj-soci 11/9(木)

20歳という若さで芥川賞に輝いた、ひとりの小説家がいる。金原ひとみ、34歳。10年以上にわたって筆をとり続けてきた彼女はいま、2人の娘の母親となった。なぜ彼女はひたすら、物語を紡ぐのか。彼女にとっての小説とは、何なのか。【BuzzFeed Japan / 籏智広太、嘉島唯】

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東京は金曜日の夜だったけれども、取材のためにSkypeをつなげた画面の向こうは昼下がりだった。

「インタビューをされるといつも、『小説読むとすごい人に見えるけど、会うと普通ですね』って言われるんですよ」

BuzzFeed Newsのインタビューに応じた彼女は、パリにいる。

デビュー作「蛇にピアス」で芥川賞を受賞し、「蹴りたい背中」の綿矢りさとともに世間の注目を浴びたのは、13年前のこと。

受賞した年に担当編集者と結婚し、東日本大震災を機にフランスに移住。34歳となった彼女はいま、娘2人と夫との4人で暮らしている。

「年に数回は消えてしまいたいと思う時があります。消滅欲求が、わっと盛り上がる時が定期的にあって。もちろんきっかけはあるんですが」

真っ白な光が差し込む部屋の中で。彼女は自らが抱えている鬱のことを、淡々と語り始めた。

2008年に吉高由里子さん主演で映画化された「蛇にピアス」
消えたい、と思い続けてきた
「10歳のころ非常階段から飛び降りようか悩んで、毎日泣いていた時期がありました。その衝動的な想いの強さは、この20年くらい、あんまり変わっていないような気がします」

「そういう時は決まって、ピアスをしたり、タトゥーを入れたくなります。十代の頃はリストカット、二十代では拒食や筋トレ、とにかく身体的に辛いことをしてお茶を濁すというか、ごまかしごまかしやってきました」

その言葉の端々に、重苦しい空気はない。「だから根本的な解決ではなくて、対症療法でしかないんですけどね」と笑い飛ばすほどだ。

「『蛇にピアス』で書いたのも、結果的にはそういうことでした。生きていくためにピアスやタトゥーをいれたのに、逆に落ちていく。死ぬ気力もなくなって、落ち込んでいく惹かれるものにのめり込んでいった結果、生きる実感が取り戻せなくなったという話でもあります」

19歳で執筆した「蛇にピアス」では、「生きている実感」を得ようと、ピアスや刺青などの「身体改造」にのめり込む同い年の少女・ルイを主人公にした。そこには、こんな台詞がある。

”私は一体、いつまで生きていられるんだろう。そう長くないような気がした。部屋に帰ると、舌のピアスを2Gにした。ググ、と押し込むと血が出た。痛さのあまり涙が出た。私は一体何のためにこんな事をしてるんだろう。”

執筆から10年以上が経った、いまも。彼女自身とルイに重なる部分はそのまま、存在し続けている。

感想
誰かに話を聴いてもらう。
電話でもメールでも。
座間の殺害された8人の女性も、SNSで話をして聴いて貰える人を探していたのでしょう。人の弱みにつけ込み、最初は話を聴いて、信頼を得て、そして殺害へと。
話を聴いて貰えた。それが信頼へとつながったのでしょう。

話すことは、放すことになり、それがいずれ離すことができる、そのことに拘ることで頭がいっぱいになることがなくなります。

何かに書くこと。メールすることでも効果があると言われています。
辛いことがあったら、誰か(信頼のおける人、相手)に聴いてもらう。
メール相談もあります。
先ず書いてみるのも良いのかもしれません。