英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『平清盛』 第41話「賽の目の行方」

2012-10-21 20:47:24 | ドラマ・映画
「爪切り、見せてちょ~だい」

 髭切の太刀……「源氏の強さを示す」、「武士の世を創る」という源氏の誇りを示す象徴
 「立ち上がれ、源氏!」 「明日は変えられる、明日を変えるは今日ぞ!」


 滋子の死により、徐々に亀裂が深まっていく清盛と後白河院。

「さては、次は如何なる賽の目が出るか」
「遊びをせんとや~♪」


 「人生は筋書きのない双六のようなもの」というのは分かるが、それを強調し過ぎると、見ている側は興ざめしてしまう。
 とは言え、比叡山を利用して西光の息子たちを陥れた清盛、また、そのことを見透かした後白河院、そのふたりの双六の如き駆け引きは面白かった。

 後白河院に遣え尽くした上で、平家の繁栄を目指していた重盛は、清盛に駒のごとく扱われ可哀そう。

 今回、後白河院、西光、成親をやり込めたが、この件で後白河院、西光、成親、そして、東国の武士や民などの平家に対する敵対心を高めてしまった。
 局地的な面(後白河院との権力争い)しか目を向けず、大局を見る目を失いつつある清盛、駒得など目先しか見えないヘボ将棋のようだった。
 しかし、実際はその後白河院の次なる動きをも読んでの今回の仕掛けだったのかも。

 

【ストーリー】番組サイトより
 滋子(成海璃子)の急死は、後白河法皇(松田翔太)と清盛(松山ケンイチ)の関係を大きく変えた。
 1177年、後白河法皇は福原を訪ね、「もうここへは来ない」と清盛に告げる。あからさまに平家を冷遇し始める法皇に警戒心を強める清盛は、娘・徳子(二階堂ふみ)が早く皇子を産むことを願う一方、延暦寺の明雲(腹筋善之介)と連携を深める。
 しばらくして、明雲たちが法皇の近臣・西光(加藤虎ノ介)の息子の流罪を求めて強訴を起こした。動揺する法皇を、清盛は見捨てるように静観する。
 一方、伊豆では、頼朝(岡田将生)に恋心を抱き始めた政子(杏)に、縁談話が舞い込む。
コメント
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