6連覇を目指すJX VS ファイナル初進出のデンソー。
見所は
①レギュラーシーズンMVPの高田がJXツインタワーの渡嘉敷&間宮にどう立ち向かうか?JXは高田を封じ込めるか?
②JXは吉田不在の穴を埋められるか?
注目のJXのスターティングメンバーは岡本、大沼、宮澤、間宮、渡嘉敷。本来シューティングガードの岡本がポイントガードを務めなければならないが、ボールキープ力もあるのこなせそう。強力過ぎるほど強力なフォワード陣にある程度の位置でボールを渡すことができれば、何とかしてくれる。ただ、パスを回す立場になるので3Pシュートの機会は減りそうだ。
ゲーム開始、JXは間宮、大沼のジャンプシュート、デンソーは伊藤のドリブルインシュート、高田のジャンプシュートが決まり、互角の展開。この後も、8-8と両チーム譲らないが、デンソーは牛田がやや距離のあるジャンプシュートを思いきりよく決め、早い展開でサッカーの壁パスのようなコンビネーションパスでゴールに切れ込みシュートを決めたのが光った。高田のマークが強くなるのを見越して牛田が攻めるよう指示が出ているのだろう。
開始3分、宮澤がファールを犯し、新原と交代。≪えっ、新原を出すの?≫
「今回、3番ポジションなので外回りのディフェンスに不安がある」と言う解説だが、宮澤の動きは悪くなかった。ルーズボールを拾い、ディフェンスも悪くなかった。ファールも1回目であるし、ファールを犯す前から新原はスタンバイしていた。
私の偏見かもしれないが、新原がコートに出てから、JXのオフェンスが重くなった。ターンオーバーや苦しいシュートが多くなり、3分以上無得点。
とにかく、打開する意欲も能力もないボール保持、パスセンスもない(1本だけゴールしたフリーの間宮にパスを通した)。シュート力もないのでディフェンダーは下がり気味でいいので守りやすい。新原がボール保持をしている時、見方がスクリーンを掛けてくれたのに、ここも外へ渡すだけのパス。ディフェンスもマッチアップの大庭のドライブインについていけない。
第1Qは16-17。点数は互角だが、内容はデンソーの方が遥かに良い。メンバー全員がやるべきことをしっかり果たしている。高田は渡嘉敷と間宮に抑えられているが、その分マークが甘くなった牛田が8点上げている。JXは個人の能力で何とか得点している感が強い。
第2Q早々、牛田が立て続けに2本シュートを決める。解説者「フリーにし過ぎ」と不思議がる。
この後も、得点は互角だが、JXは渡嘉敷、間宮、大沼らがロングシュートに近いジャンプシュートなど個人の能力で得点するのに対して(新原のパスを受けた岡本がゴールに切れ込んだのとダブルチームを受けた間宮がフリーで走り込んできた新原にアシストパスしたぐらい)、チームオフェンスで得点する。
前半は35-35で終了。第2Qは渡嘉敷8点、大庭7点の活躍。渡嘉敷、間宮はジャンプシュートがうまいなあ。
3Qは膠着状態。特に残り6分強から4分半お互い無得点。
不可解なのは、後半スターティングメンバーに戻して、まずまずのボール回しだったのに、3分弱で岡本を下げ新原を出したこと。新原がコートに入ると、JXはオフェンスが重たくなる。6分以上フィールドゴールがなかった(間宮のフリースローだけ)。「止まるんですよね。オフェンスが止まっちゃう…」と解説者の声。
デンソーはシュートは決まらないものの、打つべきタイミングでシュートを打つのでオフェンスリバウンドを取ったり絡んだりできている。この時間帯、シュートが決まらないのはともかく、ターンオーバーが出たのが痛かった。
均衡を破ったのが牛田。渡嘉敷のマークを巧みなステップでかわしてシュート。JXも大沼がオフェンスリバウンドからシュートを決める。44-43でデンソー1点リードで終了。
第4Q開始早々、ダブルチームを受けた高田からパスを受けた牛田がジャンプシュートを決める。さらに大庭が3Pシュートを決め6点差をつける。
タイムアウト後も相変わらずオフェンスが重いJX。大沼が放ったシュートがリングに当たったのが認められない不運もあり(はっきり誤審)24秒オーバータイム。直後、またまたフリーになった牛田がジャンプシュートを決め、8点差。
この後も再び24秒オーバータイム、間宮のチャージング(鼻を打撲)とオフェンス失敗。相当、流れが悪いJX。
しかし、ここで勝利を意識したのか、再びフリーとなった牛田のジャンプシュートを外してしまう。
この直後、岡本が倒れ込みながらもドリブルインを決める気迫のプレーで6点差。
高田のジャンプシュートが外れ、岡本が今度はストップ&ジャンプシュートを決め4点差。
伊藤のジャンプシュートがエアボール、渡嘉敷が遠い位置からジャンプシュートを決め、あっという間に2点差。
タイムアウト後、大庭、新原、伊藤とシュートを外し、大沼が遠い位置(ほぼ正面、ほぼ3Pライン付近)からジャンプシュートを決めついに同点(残り4分30秒)
そして、伊集(大庭と交代)が切り込むもターンオーバー。間宮がゴール下でファールをもらい3点プレー。
伊集、シュートミス。間宮、フェーダウェイシュートを決め5点差。
高田が外からシュートを決め、JXが24秒オーバータイムを犯し、残り2分40秒で3点差、まだまだ分からない。
伊集ターンオーバー(大庭と交代)、間宮シュートミス、牛田ターンオーバー、大沼シュートミスと互いに譲らない?
ダブルチームを受けた高田からフリーの牛田へ、チャンス!しかし、シュートが外れる。
岡本のドリブルインが外れ、依然3点差。残り50秒でタイムアウト。
3Pシュートを警戒したJXの隙をついて、ゴール下フリーの高田へパスが通り、1点差。スクリーンに引っ掛かった新原、それをカバーしようとした間宮。高田がフリーになった。残り、42秒、1点差。
渡嘉敷がドリブルインし、リバウンドを間宮が取り、シュート。ファールも貰い3点プレー。残り35秒で4点差。
高田にボールが渡るが、岡本が執拗にディフェンス、シュートが外れ、勝負あり。
ただ、その後、スローインのボールを受けた新原がボール運びに四苦八苦。なんとか、フロントコートに運び試合終了。59-55でJXの勝利。
デンソーはゲーム内容で勝ったが、勝利を意識して動きが固くなってしまった。
第4Q、8点リードしたところで、ジャンプシュートが多くなってしまった。兎に角、ゴール下で高田にボールを入れる努力をすべきだった。
第4Qはともかく、牛田、大庭は健闘した。勝負所で、疲労か勝利を意識したのか、動きが悪くなったのが残念。
高田はマークされたが、自分の役割を果たしたと思う。伊藤がやや振るわなかったのが誤算か。
ディフェンスの集中力は素晴らしかった。
JXはここぞというところで底力を発揮した。
ディフェンスも悪くはなかったが、高田を意識し過ぎて牛田をフリーにしてしまった。牛田が予想以上に良かったこともあるが、どこかでディフェンスを修正しても良かったのではないか。
渡嘉敷、間宮はもちろん、大沼、岡本も苦しい局面をよくつないでいた。
新原の起用は不可解。体調も良くなさそうだ。吉田の穴を埋められないのは仕方がないが、新原起用の場合は、減点面しかない。岡本、大沼、宮澤、間宮、渡嘉敷のメンバーで長所を主張した方が良いと思う。
ポイントガードが吉田と新原だけというのも、チームマネージメントの点でもおかしい。ヘッドコーチの手腕に大きな疑問を感じる。
見所は
①レギュラーシーズンMVPの高田がJXツインタワーの渡嘉敷&間宮にどう立ち向かうか?JXは高田を封じ込めるか?
②JXは吉田不在の穴を埋められるか?
注目のJXのスターティングメンバーは岡本、大沼、宮澤、間宮、渡嘉敷。本来シューティングガードの岡本がポイントガードを務めなければならないが、ボールキープ力もあるのこなせそう。強力過ぎるほど強力なフォワード陣にある程度の位置でボールを渡すことができれば、何とかしてくれる。ただ、パスを回す立場になるので3Pシュートの機会は減りそうだ。
ゲーム開始、JXは間宮、大沼のジャンプシュート、デンソーは伊藤のドリブルインシュート、高田のジャンプシュートが決まり、互角の展開。この後も、8-8と両チーム譲らないが、デンソーは牛田がやや距離のあるジャンプシュートを思いきりよく決め、早い展開でサッカーの壁パスのようなコンビネーションパスでゴールに切れ込みシュートを決めたのが光った。高田のマークが強くなるのを見越して牛田が攻めるよう指示が出ているのだろう。
開始3分、宮澤がファールを犯し、新原と交代。≪えっ、新原を出すの?≫
「今回、3番ポジションなので外回りのディフェンスに不安がある」と言う解説だが、宮澤の動きは悪くなかった。ルーズボールを拾い、ディフェンスも悪くなかった。ファールも1回目であるし、ファールを犯す前から新原はスタンバイしていた。
私の偏見かもしれないが、新原がコートに出てから、JXのオフェンスが重くなった。ターンオーバーや苦しいシュートが多くなり、3分以上無得点。
とにかく、打開する意欲も能力もないボール保持、パスセンスもない(1本だけゴールしたフリーの間宮にパスを通した)。シュート力もないのでディフェンダーは下がり気味でいいので守りやすい。新原がボール保持をしている時、見方がスクリーンを掛けてくれたのに、ここも外へ渡すだけのパス。ディフェンスもマッチアップの大庭のドライブインについていけない。
第1Qは16-17。点数は互角だが、内容はデンソーの方が遥かに良い。メンバー全員がやるべきことをしっかり果たしている。高田は渡嘉敷と間宮に抑えられているが、その分マークが甘くなった牛田が8点上げている。JXは個人の能力で何とか得点している感が強い。
第2Q早々、牛田が立て続けに2本シュートを決める。解説者「フリーにし過ぎ」と不思議がる。
この後も、得点は互角だが、JXは渡嘉敷、間宮、大沼らがロングシュートに近いジャンプシュートなど個人の能力で得点するのに対して(新原のパスを受けた岡本がゴールに切れ込んだのとダブルチームを受けた間宮がフリーで走り込んできた新原にアシストパスしたぐらい)、チームオフェンスで得点する。
前半は35-35で終了。第2Qは渡嘉敷8点、大庭7点の活躍。渡嘉敷、間宮はジャンプシュートがうまいなあ。
3Qは膠着状態。特に残り6分強から4分半お互い無得点。
不可解なのは、後半スターティングメンバーに戻して、まずまずのボール回しだったのに、3分弱で岡本を下げ新原を出したこと。新原がコートに入ると、JXはオフェンスが重たくなる。6分以上フィールドゴールがなかった(間宮のフリースローだけ)。「止まるんですよね。オフェンスが止まっちゃう…」と解説者の声。
デンソーはシュートは決まらないものの、打つべきタイミングでシュートを打つのでオフェンスリバウンドを取ったり絡んだりできている。この時間帯、シュートが決まらないのはともかく、ターンオーバーが出たのが痛かった。
均衡を破ったのが牛田。渡嘉敷のマークを巧みなステップでかわしてシュート。JXも大沼がオフェンスリバウンドからシュートを決める。44-43でデンソー1点リードで終了。
第4Q開始早々、ダブルチームを受けた高田からパスを受けた牛田がジャンプシュートを決める。さらに大庭が3Pシュートを決め6点差をつける。
タイムアウト後も相変わらずオフェンスが重いJX。大沼が放ったシュートがリングに当たったのが認められない不運もあり(はっきり誤審)24秒オーバータイム。直後、またまたフリーになった牛田がジャンプシュートを決め、8点差。
この後も再び24秒オーバータイム、間宮のチャージング(鼻を打撲)とオフェンス失敗。相当、流れが悪いJX。
しかし、ここで勝利を意識したのか、再びフリーとなった牛田のジャンプシュートを外してしまう。
この直後、岡本が倒れ込みながらもドリブルインを決める気迫のプレーで6点差。
高田のジャンプシュートが外れ、岡本が今度はストップ&ジャンプシュートを決め4点差。
伊藤のジャンプシュートがエアボール、渡嘉敷が遠い位置からジャンプシュートを決め、あっという間に2点差。
タイムアウト後、大庭、新原、伊藤とシュートを外し、大沼が遠い位置(ほぼ正面、ほぼ3Pライン付近)からジャンプシュートを決めついに同点(残り4分30秒)
そして、伊集(大庭と交代)が切り込むもターンオーバー。間宮がゴール下でファールをもらい3点プレー。
伊集、シュートミス。間宮、フェーダウェイシュートを決め5点差。
高田が外からシュートを決め、JXが24秒オーバータイムを犯し、残り2分40秒で3点差、まだまだ分からない。
伊集ターンオーバー(大庭と交代)、間宮シュートミス、牛田ターンオーバー、大沼シュートミスと互いに譲らない?
ダブルチームを受けた高田からフリーの牛田へ、チャンス!しかし、シュートが外れる。
岡本のドリブルインが外れ、依然3点差。残り50秒でタイムアウト。
3Pシュートを警戒したJXの隙をついて、ゴール下フリーの高田へパスが通り、1点差。スクリーンに引っ掛かった新原、それをカバーしようとした間宮。高田がフリーになった。残り、42秒、1点差。
渡嘉敷がドリブルインし、リバウンドを間宮が取り、シュート。ファールも貰い3点プレー。残り35秒で4点差。
高田にボールが渡るが、岡本が執拗にディフェンス、シュートが外れ、勝負あり。
ただ、その後、スローインのボールを受けた新原がボール運びに四苦八苦。なんとか、フロントコートに運び試合終了。59-55でJXの勝利。
デンソーはゲーム内容で勝ったが、勝利を意識して動きが固くなってしまった。
第4Q、8点リードしたところで、ジャンプシュートが多くなってしまった。兎に角、ゴール下で高田にボールを入れる努力をすべきだった。
第4Qはともかく、牛田、大庭は健闘した。勝負所で、疲労か勝利を意識したのか、動きが悪くなったのが残念。
高田はマークされたが、自分の役割を果たしたと思う。伊藤がやや振るわなかったのが誤算か。
ディフェンスの集中力は素晴らしかった。
JXはここぞというところで底力を発揮した。
ディフェンスも悪くはなかったが、高田を意識し過ぎて牛田をフリーにしてしまった。牛田が予想以上に良かったこともあるが、どこかでディフェンスを修正しても良かったのではないか。
渡嘉敷、間宮はもちろん、大沼、岡本も苦しい局面をよくつないでいた。
新原の起用は不可解。体調も良くなさそうだ。吉田の穴を埋められないのは仕方がないが、新原起用の場合は、減点面しかない。岡本、大沼、宮澤、間宮、渡嘉敷のメンバーで長所を主張した方が良いと思う。
ポイントガードが吉田と新原だけというのも、チームマネージメントの点でもおかしい。ヘッドコーチの手腕に大きな疑問を感じる。