英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『軍師官兵衛』 第16話「上月城の守り」

2014-04-21 13:20:38 | ドラマ・映画
重要なシーンは「竹中半兵衛、吐血、病床に伏す」と信長「上月は見捨てよ」だけ。
 あと、必要な情報としては、「毛利軍5万、上月城700、援軍1万」「本陣を書写山に移動」ぐらいか。
      ……………≪今話は省いてもよかった≫と。

話の進行上、
「官兵衛の小細工(九郎右衛門の活躍)」
「陰性村重と秀吉の不和」
「信忠の上月軽視の決断」
は、あった方が良いのかなと思うが、

まったく必要性を感じなかったシーン
「“人たらし”の秀吉、職隆と光をたらす」(村重を落とせなかったシーンとの対比の意味はある)
「三成、庶務に才能発揮」
「能鑑賞、勝家久々の登場、信長官職辞任宣言」

(「宇喜多直家がお鮮といちゃつく」シーンは個人的には認めたい)

そして、支離滅裂で残念なシーンは
「左京進と光の最後の兄妹話」
「わしは官兵衛が憎くて、毛利に付いたわけではない」≪ウソつけ!嫉妬しかないだろう!≫
「様々なことを考え、この道しかないと決めたのだ」≪何を考えたのか、言うてみい!≫
「だが、官兵衛がおらなかったら、このようなことになっていなかったと思う」≪最初の言葉と、完全に矛盾しているぞ≫
光「それはお考え違い」≪いや、もっと年長者らしく(実年齢だが)、もっとビシッと叱ってやれ≫

「官兵衛のところへ嫁いで、本当に良かったのか?
 身内同士が敵味方に分かれ、すべて官兵衛とかかわったが故に、お前の身に掛ってきたのだぞ」(左京進)
「そのように考えたことは一度もありませぬ。私は黒田家に嫁いで本当に良かったと思っています」(光)
≪結局、何でも“官兵衛のせい”と責任転嫁。「小っちぇ~男だなあ」と言ってやれよ≫

この後、これまで全く語られなかった兄妹の思い出話。
さらに
「戦のない世が、来ると思いますか。私は来ると信じています。
 その時、また兄弟そろって、あの頃のように笑いとうございます」
「それは叶わぬ。 <中略>
 今この時から、われらは兄妹の縁を切る。……光、さらばだ」
「兄上っ、兄上!」

 支離滅裂な左京進の言い分。
 そもそも、身内が敵味方に分かれたのは、左京進が自分で決めたこと。
 それも、主君の小寺にも逆らう決断。
 さらに、兄妹愛を語り、無理やり“いい話”でまとめたかったようだ。


 さらに、「櫛橋家」ではなく「黒田家の嫁」として行動しろという職隆の説教も、なんだかなあ…


この際、光が志方城に乗り込むのなら、ビシッと一発平手打ちを食わせて、さっそうと帰ってきて欲しかった。



信長「上月は見捨てよ」で次話に続いたが、
前話の“長きに亘って語り継がれることになる茶会”での
「毛利はこのわしが叩き潰す」は一体なんだったのか?
 


【補足】(言い忘れたこと)
 丹羽・滝川以下織田家臣団(“信長の言いなり人形”)よ、ぐだぐだ上月城援護に文句を言うなら、さっさと三木城を落としてくれよ!
 お茶を回し飲みしたり、能を観たりして、信長の顔色を窺うしか能のない連中、しっかり働いてほしいモノだ。
 三木城をさっさと落としてしまえば、戦局も変わると思うが。


【補足その2】(言い忘れたこと、その2)
上月城が落とされないよう時間稼ぎをするのなら、お中元(ハム)を贈ったらどうだろうか?


【ストーリー】番組サイトより
 毛利の調略で光の兄・櫛橋左京進らが寝返り、播磨は一夜にして分断された。西からは毛利の大軍5万が動き出し、秀吉軍が危機に陥るなか、半兵衛が病に倒れる。
 その後、官兵衛は、毛利から奪った上月城を守備する山中鹿介らを救おうと奔走するが、援軍乏しく城は孤立する。そして籠城からひと月半がたち、しびれを切らした秀吉は、信長に上月救済を願い出るため京へと向かう。
 そのころ光は、織田の敵に回った兄を説得するため、単身志方城に乗り込んでいた。しかし光の願いもむなしく、兄妹は別の道を歩んでいくことになる。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする