英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

13-14 Wリーグ プレイオフ/セミファイナル 第1戦

2014-04-06 19:40:23 | スポーツ
(この記事は、第1戦の録画を観た段階で書いています)
トヨタ自動車アンテロープス VS デンソーアイリス
 トヨタは久手堅がしっかりオフェンスを組み立て、3Pシュートにしろカットインシュートにしろ自分たちのオプションのプレーをしっかりこなす。また、ディフェンスも穴がなくデンソーのプレーヤーにプレッシャーを掛け、楽にプレーを指せない。
 デンソーは自分たちのオフェンスができず、頼みの高田も抑えられた(11得点)。大庭がドライブインなどを決め20得点とひとり気を吐いたが、単発に終わる。また、ゲームの要所で矢野が彼女らしい高難度のショットを決め、流れを渡さなかった。終始トヨタペースで展開し、72-52でトヨタの快勝。

 オフェンス、ディフェンスともに充実したトヨタ、ファイナルに出てくると思われる5連覇中のJX-ENEOSサンフラワーズもうかうかできないであろうと思っていたら、ゲーム途中で久手堅が他のプレーヤーの足の上に乗って左足首を捻ってしまった。動けず抱えられての交代。その後、自力で歩けるようにはなったものの、心配である。
 3Q途中、25点差の中でアクシデント、ヘッドコーチとしては≪しまった!≫と思ったのではないだろうか?
 久手堅に替え、期待の鬼頭を起用したがターンオーバー2本犯し、森澤に交代(4Qも森澤を起用)したが、オフェンスが十分に機能したとは思えなかった。15%ほどオフェンス力が低下するように感じた。
 特に、ボール運びの際デンソーにプレッシャーを掛けられると、スチールされるなどターンオーバーを連発した。
 セミファイルはともかく、ファイナルでもし久手堅が十分でないとすると、非常に痛い。

JX-ENEOSサンフラワーズ VS 富士通レッドウェーブ
 迂闊にも、吉田が膝の十字靱帯を損傷していたことを知らなかった。
 スターティングメンバーは本来シューティングガードの岡本が吉田の代わりにポイントガードを務め、大沼がスモールフォーワードからシューティングガードにスライド。スモールフォワードに控えの宮澤が起用された。
 吉田抜きは非常に痛いが、渡嘉敷、間宮、宮澤の3トップが強力で、ある程度の位置で彼女たちにボールを回せば、何とかなりそうな気もする。
 また、ポイントガードの新原を起用し、後のスタメンをいじらないという布陣もあり、実際、その布陣でゲームを戦っていた。(新原は体調不良の情報もあった)
 私のこの新原に対する評価は非常に低い。ボールを運ぶのがやっと、なんとなくボールをキープして他のプレーヤーにボールを渡すだけ(「パス」と言えるものではない)。
 ボールを渡した後は、ボールを再びもらってオフェンスを立て直す意思はほとんどなく、ボールから離れて位置し、しかも、ロングシュートを狙う気持ちも窺えない。
 たまに、ドライブインしてシュートを狙うが、途中で阻まれ無理なパスをしてオフェンスがうまく終えられないことも多い。さらに、他の選手の動きを見てのアシストパスもほとんどない。

 吉田の代わりとして新原を当てはめると、吉田がスーパーな分だけ、その落差を感じてしまう。彼女のプレーの質を考えると、岡本とダブルポイントガードにした方が機能するように思う。

 富士通はシュートで攻撃を終え、オフェンスとしては悪くなかった。ただ、とにかく、シュートが外れた。特に、ここで入れていればというイージーなショットを3、4度外したのが痛かった。名木の不調と山本の3Pが入らなかったのも誤算であろう。富士通のシュート不調の原因は「JXの高さを意識したから」というヘッドコーチの言葉もあった。その中で町田のペネトレイトやミドルのジャンプショットが光った。町田15点、山本15点、長岡13点と三者同様な得点を挙げていたが、山本、長岡は印象が薄かった。
 ディフェンスでは、町田と清水がしつこい動きで、JXのガード陣を苦しめていた。

 順当に戦えば、JXの優位は動かないが、この試合でうまくいかなかった点をアジャストすれば、富士通にも勝機はあると感じた。


(第2戦は、録画に失敗したので、記事はありません)
 
コメント
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