タイトルは「人生最良の日」
エンディングの花火は何だったのか?(どういう事情(何かのイベント)なのか詮索する野暮なことを言っているのではありません)
・夫にこき使われ、姑からはいびられる日々に擦り切れ、夫の病死を機に、過去の思い出に縋って上京して、さらに騒動に巻き込まれた女性・淑子
・覚せい剤犯罪に巻き込まれ、暴力団に追われ、淑子を巻き込んだ元一発屋の売れないミュージシャン・四宮
・売人の女が急死したせいで覚せい剤を押収され、それを埋め合わそうとしたあげく、捕まってしまった暴力団員
・「メガネザル」と罵倒され、切れて暴れた“暇か課長”と仲間たち
・右京たちに振り回され、訳の分からないまま四宮を確保したイタミン&芹沢
・不思議な縁で引き寄せられた月本幸子
・右京&享
皆が花火を見上げ、花火の輝きが顔を照らしていた。
色々ある人生、そして色々あった一日……『最良の日』とは言えない一日ではなかったかもしれないが、「いいこともあるよ」「人生最高の日は未来にあるのかもしれない。頑張れ」と、
励まし、労い、慰める………そんなメッセージが込められていたのではないだろうか?
でもねえ……暴力団員たちがあまりにもチャチ、四宮も落ちぶれたミュージシャンぶりが典型的、ライブハウスに突入する右京や伊丹たちらの悠長さ、角田課長の暴れ方の異常さなど、“茶番”さが充満してしまった。
淑子の青春時代の夢を語らせるため、無理やり月子に出会わせたのも強引すぎる。偶然に出会うだけならともかく、思い出の店の名前が『花の里』という二重の偶然のファンタジーさ。
ストーリーの粗を、最後の花火で“いい感じ”にしてごまかしてしまったように感じた。
淑子の人生に関する人間ドラマとしては評価できるかもしれないが、『相棒』としてはどうなのか?
推理は淑子に関しての洞察力ぐらいで、四宮を救うための人質劇を見破ったのも、淑子の靴に着目してのモノだったが、ほとんど想像に近いものだった。ホテルの変死体&暴力団に関しては推理なしだった。
こういうドラマの造り(テイスト)を否定はしないが、私は好きではない。
こういう回も、たまにはいいのかもしれないと思うべきなのだろうが、あまりにも茶番的だった。
先述した暴力団(これは演出の問題かも)や、ライブハウスが実際に開かれる雰囲気(準備、スタッフは2人だけ)はまったくなかったし、いくら売れてないとは言っても、まったく他の客が来る様子もなし。これらが気になって仕方がなかった。
脚本は『ゲゲゲの女房』『八重の桜』を書いた山本むつみ氏。
『ゲゲゲの女房』は未見なので評価できないが、『八重の桜』の脚本には相当疑問を感じた。
でも連続テレビ小説や大河ドラマを書き上げるのは相当な実力が必要なはず。
となると、前回手掛けた「見知らぬ共犯者」(season12・ 第15話)も今作も残念さを感じてしまう。
【ストーリー】番組サイトより
茨城県郊外の小さなガソリンスタンドで、経営者の男性の遺体が見つかり、現場から現金が持ち出される事件が発生した。
その頃、都内で危険ドラッグの摘発に協力していた右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、大金を隠し持った挙動不審な中年女性・淑子(床嶋佳子)を見かけ、尾行することに。
一方、伊丹(川原和久)をはじめとする捜査一課の面々は、ホテルで若い女性の変死体が発見された事件を捜査していた。バッグから大量の覚醒剤が見つかり、女は麻薬の売人と思われた。警察は、殺人の可能性も視野に入れ、現場から消えた男の行方を追う。しかし、姿をくらませた男・四宮(湯江健幸)は、暴力団関係者に拉致され、押収されてしまった覚醒剤の穴埋めをしろと脅迫されていた。
右京と享が追う中年女性は何者なのか?
麻薬絡みの変死事件の真相は?
茨城と東京で起きたふたつの事件が、思わぬ形で繋がっていく!
ゲスト:床嶋佳子 湯江健幸
脚本:山本むつみ
監督:橋本一
エンディングの花火は何だったのか?(どういう事情(何かのイベント)なのか詮索する野暮なことを言っているのではありません)
・夫にこき使われ、姑からはいびられる日々に擦り切れ、夫の病死を機に、過去の思い出に縋って上京して、さらに騒動に巻き込まれた女性・淑子
・覚せい剤犯罪に巻き込まれ、暴力団に追われ、淑子を巻き込んだ元一発屋の売れないミュージシャン・四宮
・売人の女が急死したせいで覚せい剤を押収され、それを埋め合わそうとしたあげく、捕まってしまった暴力団員
・「メガネザル」と罵倒され、切れて暴れた“暇か課長”と仲間たち
・右京たちに振り回され、訳の分からないまま四宮を確保したイタミン&芹沢
・不思議な縁で引き寄せられた月本幸子
・右京&享
皆が花火を見上げ、花火の輝きが顔を照らしていた。
色々ある人生、そして色々あった一日……『最良の日』とは言えない一日ではなかったかもしれないが、「いいこともあるよ」「人生最高の日は未来にあるのかもしれない。頑張れ」と、
励まし、労い、慰める………そんなメッセージが込められていたのではないだろうか?
でもねえ……暴力団員たちがあまりにもチャチ、四宮も落ちぶれたミュージシャンぶりが典型的、ライブハウスに突入する右京や伊丹たちらの悠長さ、角田課長の暴れ方の異常さなど、“茶番”さが充満してしまった。
淑子の青春時代の夢を語らせるため、無理やり月子に出会わせたのも強引すぎる。偶然に出会うだけならともかく、思い出の店の名前が『花の里』という二重の偶然のファンタジーさ。
ストーリーの粗を、最後の花火で“いい感じ”にしてごまかしてしまったように感じた。
淑子の人生に関する人間ドラマとしては評価できるかもしれないが、『相棒』としてはどうなのか?
推理は淑子に関しての洞察力ぐらいで、四宮を救うための人質劇を見破ったのも、淑子の靴に着目してのモノだったが、ほとんど想像に近いものだった。ホテルの変死体&暴力団に関しては推理なしだった。
こういうドラマの造り(テイスト)を否定はしないが、私は好きではない。
こういう回も、たまにはいいのかもしれないと思うべきなのだろうが、あまりにも茶番的だった。
先述した暴力団(これは演出の問題かも)や、ライブハウスが実際に開かれる雰囲気(準備、スタッフは2人だけ)はまったくなかったし、いくら売れてないとは言っても、まったく他の客が来る様子もなし。これらが気になって仕方がなかった。
脚本は『ゲゲゲの女房』『八重の桜』を書いた山本むつみ氏。
『ゲゲゲの女房』は未見なので評価できないが、『八重の桜』の脚本には相当疑問を感じた。
でも連続テレビ小説や大河ドラマを書き上げるのは相当な実力が必要なはず。
となると、前回手掛けた「見知らぬ共犯者」(season12・ 第15話)も今作も残念さを感じてしまう。
【ストーリー】番組サイトより
茨城県郊外の小さなガソリンスタンドで、経営者の男性の遺体が見つかり、現場から現金が持ち出される事件が発生した。
その頃、都内で危険ドラッグの摘発に協力していた右京(水谷豊)と享(成宮寛貴)は、大金を隠し持った挙動不審な中年女性・淑子(床嶋佳子)を見かけ、尾行することに。
一方、伊丹(川原和久)をはじめとする捜査一課の面々は、ホテルで若い女性の変死体が発見された事件を捜査していた。バッグから大量の覚醒剤が見つかり、女は麻薬の売人と思われた。警察は、殺人の可能性も視野に入れ、現場から消えた男の行方を追う。しかし、姿をくらませた男・四宮(湯江健幸)は、暴力団関係者に拉致され、押収されてしまった覚醒剤の穴埋めをしろと脅迫されていた。
右京と享が追う中年女性は何者なのか?
麻薬絡みの変死事件の真相は?
茨城と東京で起きたふたつの事件が、思わぬ形で繋がっていく!
ゲスト:床嶋佳子 湯江健幸
脚本:山本むつみ
監督:橋本一
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