古今和歌集 0657 2021-08-17 19:07:32 | 古今和歌集 かぎりなき おもひのままに よるもこむ ゆめぢをさへに ひとはとがめじ 限りなき 思ひのままに 夜も来む 夢路をさへに 人はとがめじ 小野小町 限りのない思いのままに夜もやって来よう。夢の中の通い路までは人も咎めないだろうから。 「夢路」は夢の中で行き交う路。「夜も来む」の主語が小町なのか、あるいは小町のところに通ってくる異性なのか両説あるようです。