古今和歌集 0644 2021-08-04 19:55:12 | 古今和歌集 ねぬるよの ゆめをはかなみ まどろめば いやはかなにも なりまさるかな 寝ぬる夜の 夢をはかなみ まどろめば いやはかなにも なりまさるかな 在原業平 共寝をした夜の夢のようなひと時が儚いものだったので、帰って来てからうとうとと眠ると、いよいよ儚い夢心地になってしまうことよ。 「人にあいひて、あしたによみてつかはしける」と、業平の歌にしては短い詞書がついています。