ほととぎす ゆめかうつつか あさつゆの おきてわかれし あかつきのこゑ
ほととぎす 夢かうつつか 朝露の おきて別れし あかつきの声
よみ人知らず
ほととぎすよ。夢だったのか現実だったのか。朝露が置く頃に起きて別れの時に聞いたあの暁の声は。
第三句の「おきて」は「置きて」と「起きて」の掛詞。「夢かうつつか」という思いは、愛しい人との逢瀬自体にも向けられていますね。
今日から8月。気持ちも新たにと言いたいところですが、明日からまたもやの緊急事態宣言。なんとか早く通常の日々が戻ってきてほしいものです。