人の木のもとに立ちて、はるかなる桜の花を見たる
やまざくら よそにみるとて すがのねの ながきはるひを たちくらしつる
山桜 よそに見るとて 菅の根の 長き春日を 立ち暮らしつる
人が木の下に立って、遠くに咲いている桜の花を見ている
山桜を遠く眺めていたばかりに、長い春の一日をずっと木の下に立って過ごしてしまったよ。
第二句の「よそ」は「余所」で、離れたところ、別のところの意。第三句「菅の根の」は、「長い」「乱る」にかかる枕詞です。
人の木のもとに立ちて、はるかなる桜の花を見たる
やまざくら よそにみるとて すがのねの ながきはるひを たちくらしつる
山桜 よそに見るとて 菅の根の 長き春日を 立ち暮らしつる
人が木の下に立って、遠くに咲いている桜の花を見ている
山桜を遠く眺めていたばかりに、長い春の一日をずっと木の下に立って過ごしてしまったよ。
第二句の「よそ」は「余所」で、離れたところ、別のところの意。第三句「菅の根の」は、「長い」「乱る」にかかる枕詞です。