貫之集 100 2023-07-25 06:25:22 | 貫之集 七月 をぎのはの そよぐおとこそ あきかぜの ひとにしらるる はじめなりけれ 荻の葉の そよぐ音こそ 秋風の 人に知らるる はじめなりけれ 七月 荻の葉のそよぐ音こそが、秋風が吹きだしたことを人が知るはじめなのであるよ。 荻は秋を彩る植物で、貫之集ではこのあと 378、501 にも登場しますが、何故か古今集には一首もありません。不思議ですね。 この歌は拾遺和歌集(巻第三 「秋」 第139番)にも入集しています。 本日で100首に到達。なんだか古今集のときよりも早く感じます。