もみぢばの ちりしくときは ゆきかよふ あとだにみえぬ やまぢなりけり
もみぢ葉の 散りしくときは 行きかよふ 跡だに見えぬ 山路なりけり
紅葉の葉が散って敷き詰めたようになるときは、人が行き来した跡さえも見えない山路であるよ。
第二句の「しく」は「頻く」と「敷く」の掛詞。065 の「降りしける」と同じレトリックですね。私は勅撰集時代の和歌しかまともに読んだことがないのですが、「掛詞」「枕詞」といった修辞法は現代短歌の世界にも残っているものなのでしょうか。ちょっと興味があります。
もみぢばの ちりしくときは ゆきかよふ あとだにみえぬ やまぢなりけり
もみぢ葉の 散りしくときは 行きかよふ 跡だに見えぬ 山路なりけり
紅葉の葉が散って敷き詰めたようになるときは、人が行き来した跡さえも見えない山路であるよ。
第二句の「しく」は「頻く」と「敷く」の掛詞。065 の「降りしける」と同じレトリックですね。私は勅撰集時代の和歌しかまともに読んだことがないのですが、「掛詞」「枕詞」といった修辞法は現代短歌の世界にも残っているものなのでしょうか。ちょっと興味があります。