ふるゆきを そらにぬさとぞ たむけける はるのさかひに としのこゆれば
降る雪を 空に幣とぞ 手向けける 春のさかひに 年の越ゆれば
冬から春になる境目で年を越えたので、降る雪を幣として空に手向けたのだった。
新年と立春が同時に訪れるとともに舞い散る雪を、国境を越える旅路で道祖神に手向ける幣になぞらえての詠歌。特異な発想と言えると思いますが、この歌が添えられたのはどんな屏風絵だったのでしょうね。
ふるゆきを そらにぬさとぞ たむけける はるのさかひに としのこゆれば
降る雪を 空に幣とぞ 手向けける 春のさかひに 年の越ゆれば
冬から春になる境目で年を越えたので、降る雪を幣として空に手向けたのだった。
新年と立春が同時に訪れるとともに舞い散る雪を、国境を越える旅路で道祖神に手向ける幣になぞらえての詠歌。特異な発想と言えると思いますが、この歌が添えられたのはどんな屏風絵だったのでしょうね。