延喜十七年の冬、中務の宮の御屏風の歌
元日
からころも あたらしくたつ としなれば ひとはかくこそ ふりまさりけれ
唐衣 あたらしくたつ 年なれば 人はかくこそ ふりまさりけれ
新しい年が来ると、人このように年齢を重ねて、ますます古くなってゆくのであるよ。
「中務の宮」は、第59代宇多天皇の第四皇子で第60代醍醐天皇の弟にあたる敦慶(あつよし)親王のこと。この詞書による歌が 096 まで7首続き、貫之集第一巻の掉尾となります。「唐衣」はここでは「たつ」の枕詞ですね。
延喜十七年の冬、中務の宮の御屏風の歌
元日
からころも あたらしくたつ としなれば ひとはかくこそ ふりまさりけれ
唐衣 あたらしくたつ 年なれば 人はかくこそ ふりまさりけれ
新しい年が来ると、人このように年齢を重ねて、ますます古くなってゆくのであるよ。
「中務の宮」は、第59代宇多天皇の第四皇子で第60代醍醐天皇の弟にあたる敦慶(あつよし)親王のこと。この詞書による歌が 096 まで7首続き、貫之集第一巻の掉尾となります。「唐衣」はここでは「たつ」の枕詞ですね。