わびわたる わがみはつゆを おなじくは きみがかきねの くさにきえなむ
わびわたる わが身は露を おなじくは 君が垣根の 草に消えなむ
いつもわびしく暮らしているわが身は露のようなもの。できることなら露のように、あなたの家の垣根の草に置いて消えてしまいたい。
この歌は後撰和歌集(巻第十「恋二」 第649番)に入集しており、そちらでは「心せざる女の家のあたりにまかりて、いひいれはべりける」との詞書が付されています。
わびわたる わがみはつゆを おなじくは きみがかきねの くさにきえなむ
わびわたる わが身は露を おなじくは 君が垣根の 草に消えなむ
いつもわびしく暮らしているわが身は露のようなもの。できることなら露のように、あなたの家の垣根の草に置いて消えてしまいたい。
この歌は後撰和歌集(巻第十「恋二」 第649番)に入集しており、そちらでは「心せざる女の家のあたりにまかりて、いひいれはべりける」との詞書が付されています。