漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 485

2024-08-13 05:02:32 | 貫之集

初雪

ゆきふれば くさきになべて をるひとの ころもでさむき はなぞさきける

雪ふれば 草木になべて 折る人の 衣手寒き 花ぞ咲きける

 

初雪

雪が降ると草にも木にも積もり、それを折る人の袖もさぞ寒いであろうが、一面に白い花が咲いたようになって美しいことだ。

 

 「衣手」は「袖」を意味する歌語ですね。



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