星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

ボランティア

2005年09月13日 06時51分31秒 | 出来事

先日、自宅でのんびりしていると、玄関のベルが鳴った。
扉を開けてみると、男の子が二人立っていた。

”先生に言われて、ボランティアをしています。
自分たちのおもちゃを買って下さい。”
上の娘が後ろから覗くと、娘のお友達だったようだった。

うちは、娘二人なので、
”じゃあ、おもちゃは必要ないから、寄付してあげるよ。”
って、パートナーの小銭入れから、細かいお金を出して貰って
男の子に渡した。


その日の夜、10時前。
娘もパートナーも布団に入って、僕だけがリビングで雑誌を読んでいた。
すると、また、玄関のベルがなった。

昼間の男の子だった。
後方には、その子のお母さんが立っていた。
”ボランティアなんてないですから。お金を返します。
御迷惑をお掛けしました。”
と、言った。

一瞬、何の事やら理解できなかったけれど。
どうやら、小遣い稼ぎに自分のおもちゃを売りさばいていたらしい。

渡したお金もいくらか見当がつかないので、
”もういいです。”って断ろうと思ったけれど、
多分、この子のためにならないのだろうと思って、
適当に一掴みのお金を受け取り、ドアを閉めた。

何とも後味の悪い話だった。
娘の友達だったから、気を許したのかも知れない。
でも、まんまとひっかかった自分が格好悪かった。

きっと、男の子は、お母さんにしこたま怒られたのだろう。

自分自身、これから気を付けよう。
まずは、疑って考えるようにしよう。