星に願いを

5年間続けた海外生活から帰ってきて、5年がたちました。趣味の自転車(アウトドア)、読書(インドア)を綴っていきます。

人の死

2008年04月01日 05時02分40秒 | 自分
家族共々とてもお世話になった人の旦那さんが末期のガンに冒されています。

5年前、幼稚園の上の娘が入院したとき、
パートナーは上の娘に付き添いで病院につきっきりにならざると得ませんでした。
僕は、仕事を離れることが出来ず、身寄りが身近にいない僕たちには
頼る人がいなくて、まだ母乳が離れない下の娘はその人に預けるしか
方法がなかったでした。

けれど、快く引き受けてくれて、下の娘の面倒を見てくれていました。

下の娘の中では、「お父さん」は僕の事だけれど、
「父さん」はその旦那さんの事のようです。
それくらい、その人になついていました。


僕たちが、海外に引っ越した直後、検査でガンの診断が降りました。
しかも、悪性。

まだ、50代で若いから進行が早いのか、連絡をもらう度に、
症状が悪化していきました。
医師の診断結果では、薬で進行を抑えることしか手がない状態だったようです。

ルクセンブルグから帰ってきて、パートナーがメールチェックをしていたら、
意識不明の状態になったとメールが入っていました。

パートナーにとっても、独身時代から家族同様に付き合ってきている人なので、
泣き崩れたままです。
どのように支えたらいいのか。。
出来る限り動揺を見せないよう、冷静に冷静に振る舞っています。
ある意味、冷酷だと感じさせるくらいに。
自分たちの生活は生活で流れているのだからやることはやらないと。。
と言う気持ちで。

そして、子供達に、どう伝えるか。。
上の娘にとっては、物心ついて初めて直面する現実。
下の娘にとっては、その状態すら理解できないだろう。

自分自身にとっても、自分が同じような状況におかれたら、
正常な状態でいられるかどうか自信がない。
半狂乱にならないまでも、正常にいられなくなって
周りに当たり散らすかも知れない。
正気でいられるかどうかわからないから、正直、怖い。

家族それぞれの気持ちが不安定になっている今、
自分だけは、冷静に落ち着いた態度を取ろうと心掛けています。