北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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坂の町シリーズ その14~続~

2015-07-09 21:37:28 | 函館




昨日の続き。
長さ620mの急な坂を登った先に、この坂のゴールがありました。





坂の上に鳥居が。
そう、この坂のゴールは、ごらんの神宮だったのです。











「山上(やまのうえ)大神宮」という神社で、室町時代の応安年間(13681-75年)に、藤坊という修験者が伊勢神宮の分霊を、現在の函館市郊外にあたる亀田赤川村に祀ったのが始まりという由緒ある神社です。

表示板にある、幕末の頃に8代神職であった澤辺琢磨(旧名山本琢磨)は、同志社大学の創立者として知られる新島襄が海外渡航を夢見て箱館にやってきた際に、力を貸したとも言われています。(新島襄の箱館における足跡はこちら

また、ここの神社の大きな特徴は、天照皇大神と豊受大神を主祭神としつつも、何度も合併合祀をしているため、多くの神様がまつられているという点にあります。
よく知られているところでは、学問の神として親しまれている「菅原道真公」です。過去に菅原道真公をまつっていた天満宮と合併した経緯があることにによるもので、学業成就のご利益があるとされています。





ここに神社があるのは知っていたので、一度行ってみなければと思っていたのですが、よもや到達がここまで大変だとは思っていませんでした。
こうして上から見ると、本当に果てしなく続く道のように感じます。

コメント
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