大薮春彦先生の小説に何度か出てきて
その作品のなかで詳細に解説されたせいもあって日本でも人気の高い
Gerber
我々は1987年頃フィンランドのフィスカーズに売却される以前のものを
オールドガーバーと言ってコレクションの対象としております
で、その中で人気の高かったマグナムハンターのお話
結局落札金額は23,533円
相場としては安めかな
その解説文
うーん、背の部分に入っているのはチェッカーではなく
グルーブというか
Wikipediaのガーバーの項のオールドの画像
一番左のフォールディングスポーツマンは厳密にはオールドじゃないな
チェッカーと言っているのはこの部分のすべり止めのことでしょう
確かにこれは90年以降再版されたものです
https://www.proxibid.com/lotinformation/51982554/vintage-gerber-usa-gerber-magnum-hunter-with-sheath
オリジナルって言ってのはここら辺かな
刃が短いとすると、これはオリジナルではなく1978年頃
ファスナーズが特注して再版させてものじゃないかな
短いのは聞いた話だとビッグハンターのブレードを使ったからだとか
そのモデルの雑誌広告
たぶん上のモデル きめてはシースの縫い目
オリジナルはアルミ彫像ハンドルにクロームメッキされたもの
そのごアーモハイドとい呼ばれる滑り止めのぶにーるのコーティングがされるんですが
このアーモハイドの頃にもハンドルのバリエーションがあります
分厚すぎると思ったのかハンドルを薄くしたのがあるんですが
あまり出てきませんね
上はその再版ものでグリップを薄くしたもの
アルミ鋳造のハンドルに結構素が入っている
下はこれがほんとのオリジナル
上のものは9800円だかの値段が付いていたもので
これは当時としても破格の安値
マグナムハンターに関しては下のオリジナルと
上の(おそらく)最後期版では
何もかも全然違う刃の厚み、形状
そこら辺がオールドガーバーの楽しさでもあります
ただね、大藪春彦先生のガーバー評価ってのは
氏がハンティングをやることに由来する
ハンティングナイフとしての評価なのですよ
フォールディングハンターやアーモハイドシリーズなんかは
いまキャンプに持って行って使いやすいかと言われれば
うーん
釣りならお勧めできますけど
キャンプでバーベキューやりたいけど
だったらビクトリノックスのほうがいいかもしれません
でも今の人ナイフなんて持って行かないんだよね(笑)
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