ジャン=ポール・ベルモンド傑作選 3
2本まとめて まずは
『勝負をつけろ』(かたをつけろ、Un nommé La Rocca)
山師で銃の使い手でもあるロベルト・ラ・ロッカは無実の殺人の罪で逮捕された親友のグザビエ・アデを救うためにマルセイユにやって来た。アデを陥れた男の情婦モードをたらし込み、その男ビラノバを探し出す
田舎で銃の練習するシーンが何とも言えずいいです
使うのは米軍元制式拳銃コルトM1911
トラブルから自分も撃たれて 刑務所に
で、傷の部分にナイフを隠して持ち込む
うーんこれ当時できたのか
刑務所の中の描写が興味深いです
食事がね 何か薄いスープとパンだけなの
HO!の時もそんな感じだった
重犯罪刑務所だからなのか フランスの刑務所ってのはそんなものなのか
銃を持ち込むやり方がなかなか面白い
パーツごとに分けで、いろんなものに仕込んで持ち込もうとする
結局失敗して刑期短縮と引き換えに地雷除去のボランティア
『ラ・スクムーン』(原題: La Scoumoune)
原作がジョゼ・ジョヴァンニ のひとり狼で
うえの勝負をつけろとおなじ
筋立てもほぼ同じ
こちらのロベルトは2丁拳銃
画像はエンフィールドMk1(多分.38口径)の2丁拳銃
後別のシーンではルガー(口径不明)
ルガーの2丁拳銃は良いけど
どうやってトグル引くんだと突っ込んだヤツがいますけど
たちまわりの前なんだからトグル引いて薬室に装填して
セフティかけて敵に向かうに決まってんじゃん
芳賀書店のシネアルバムでこの2丁拳銃を見て
うううう、モデルが欲しい
と思いましたが52規制で廃番になってしまいました
マルシンからプラが出たのはその何年もあと
買いましたよぉ(笑)
ただこのエンフィールド それこそ中田のモデルガン臭い
フランス映画ってなんだかよく中田のモデルガン使っているよなぁ
2本の大まかな筋立ては同じ
冤罪で収監された、兄貴分を救うために弟分が奔走するんだけど
その過程で弟分は暗黒街で名をはせてゆく
というもので
ですが
描写が微妙に違う
ロベルト・ラ・ロッカRoberto La Rocca,: ジャン=ポール・ベルモンド
ジュヌヴィエーヴ・アデ Geneviève Adé: クリスティーネ・カウフマン
グザビエ・アデ Xavier Adé: ピエール・ヴァネック
ジュヌヴィエーヴ・アデ Geneviève Adé: クリスティーネ・カウフマン
グザビエ・アデ Xavier Adé: ピエール・ヴァネック
ロッカは派遣された殺し屋が尻尾まいて逃げるほどの銃の名手として
暗黒街で知られている
ロベルト Roberto Borgo ジャン=ポール・ベルモンド
ジョルジア Georgia Saratov クラウディア・カルディナーレ
ザビエ Xavier Saratov ミシェル・コンスタンタン
役名も違う
勝負をつけろのヒロイン は金髪だし細身なのでフランス人かと思ったら
クリスティーネ・カウフマンというオーストリア出身の女優
ラ・スクムーンは クラウディア・カルディナーレがとにかく綺麗
大きな違いはザビエ/グザビエで
ラ・スクムーンの方は、ちょっと頭が鈍い感じ
勝負をつけろのほうが、ふつうの人に近い
で、面白いのはザビエ Xavier Saratov を演じた ミシェル・コンスタンタン氏
勝負をつけろにも、チンピラ役で出ていることかな
2本とも見て損はなし
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