OUTと漫画家
みのり書房という会社(産経新聞系列)から
OUTというサブカルチャー雑誌が出ていた
宇宙戦艦ヤマトの特集をやってヤマトブームの先駆けとなり
雑誌としては異例の増刷が行われたというもの
そのOUTで紹介された漫画家さんの訃報が
奇しくも同じ日に飛び込んできました
御一方は聖悠紀 先生
御一方は聖悠紀 先生
— アワーズ編集部 (@YKOURS) December 16, 2022
言わずと知れた超人ロックの作者
なのですが、それ以外の作品のほうがなじみが深いですね
なのですが、それ以外の作品のほうがなじみが深いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/9a/2fd27fa3215f5dc64d36894b4443ccb7.jpg)
OUTで紹介されたときに氏の画風は今のものに近くなっておりました
しかし雑誌中で紹介される作品はもっと古いので
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d1/c708942f149c691f057847567c2c5458.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/05/825d81316086b3646fc836db2d4fa6cd.jpg)
こんな感じ
肉筆回覧誌に掲載されたものがコピーされて海賊版が出回ったとか
作画グループという同人の発行していたもの(同人誌)だったので
品切れしていた時期に海賊版が出たりしまして
ちょっとしたムーブメントになっておりました
この海賊版騒ぎを半端に知っている人間が
オリジナルを入手した時に画風があまりに違うので
これが海賊版か!
と変な納得をしたという(笑)
これ長谷川町子先生のサザエさんみたいですね
これ長谷川町子先生のサザエさんみたいですね
オリジナルだと黄金の戦士 何かが好きです
超人ロックに関しては
新世界戦隊(リメイク版)がOUTの増刊の
アニメ雑誌ランデブーに掲載されたって
あるんだけど
オリジナル版もどこかに掲載されたよな
オリジナル版もどこかに掲載されたよな
ランデブーコミックだったか?
でねぇ今読みたいといったら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/ad/679f6091cf10bb197f90d4433fb6cdb6.jpg)
郷ひろみのジャニーズジュニア特訓
TVランドは買っていなかったけど(TVマガジン派)
友達に借りて読んだ覚えがある
あとはコンドールマンだな
コンドールマンのコミカライズはひおあきら氏も手掛けていて
ここら辺も再読したい
あとはレースの世界を描いた
ハヤトの挑戦だな
あれは大傑作です
R.I.P.
R.I.P.
もう御一方は
御厨さと美さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/97/745766423987a618891327b2c44e6a87.jpg)
こちらもOUTで特集された作家さん
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/5c/fa387a523a938573a2d7cee52397c46b.jpg)
特集されたのはノーラシリーズ
ノーラの箱舟という現代ものと
トゥインクルノーラというコミカルなSFもの
トゥインクルの方は雑誌が超マイナーで後にコミックス化されるまでは
読むことができなかった
読むことができなかった
ノーラの箱舟は1977年だけどAIモノの嚆矢というべきもので
核を積んだ空母のAIが反乱(というか不審な動作)を起こす
それの対応に送り込まれたのはノーラ・スコラ中尉 17歳
AIが反乱を起こして人類を絶命させようとする話は
これが最初でも最後でもないんですが
これの決着のつけ方は見事というかほかにはないです
”いうこと聞かないとミサイル撃っちゃうぞ”
は漫画史に残る名言
ケンタウロスの伝説(週刊プレイボーイ、集英社、単行本:ケンタウロスの伝説、1981年、プレイボーイコミックス、集英社、全2巻)(原作:オサム(大竹オサム))
黄金結社(漫画アクション、単行本:黄金結社、1981年、アクションコミックス、双葉社)
裂けた旅券(パスポート)(ビッグコミックオリジナル、1980年-1983年、ビッグコミックス、小学館、全7巻)
イカロスの娘(ビッグコミックスピリッツ、1981年-1982年、ビッグコミックス、小学館、全2巻)
ここら辺が有名どころですかね
黄金結社(漫画アクション、単行本:黄金結社、1981年、アクションコミックス、双葉社)
裂けた旅券(パスポート)(ビッグコミックオリジナル、1980年-1983年、ビッグコミックス、小学館、全7巻)
イカロスの娘(ビッグコミックスピリッツ、1981年-1982年、ビッグコミックス、小学館、全2巻)
ここら辺が有名どころですかね
黄金結社の主人公 空池須磨人はそれいけスマートのもじりなんだけど
割と誰も指摘しない
もう一人の主人公大友克太郎って大友克洋 先生からとってんじゃ?
ワタシが好きなのは
裂けたパスポートと初期のサンダーバーズ
サンダーバースはスキーの回転競技の話
体重移動だけではなく、飛行機のフラップのように
空力で回転させる技を身に着けたとことが
帝王インゲマルステンマルクに挑む話
何か話していてどんどん思い出してきた(笑)
で、OUTで特集されてびっくりしたのが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/ba/5ef7ea0ce8588918c54c70181073f805.jpg)
小学6年生に連載されていた読者コーナーのイラストの人ジャン
いやこのコーナー、構成が大人っぽくてすげえ好きだった
いやこのコーナー、構成が大人っぽくてすげえ好きだった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6d/d336da7b009c3a2367969cb998020ed7.jpg)
手塚治虫先生の火の鳥の映画化第2弾
2772愛のコスモゾーン
これのコミカライズを担当するという
収容所所長のブラック・ジャック先生がかっこいいです
氏のエピソードで一番笑ったのは
いしかわじゅん先生のエッセイ漫画 フロムK
でアシスタントを譲られる話
氏は一度漫画家をやめてCGの方に進むんですが
その際に雇っていたアシスタントの身のふりを考えて
いしかわじゅん先生にやっとってくれるように依頼します
Micmacプロといえば書き込み!!!
といしかわ先生は盛り上がるのですが
来たのは絵の描けないアシスタント
”わたし、メシスタントで入りましたから”
彼女が後の原律子先生です
いやあなんか青春のかさぶたを剥がしたような気分
何はともあれR.I.P.
漫画制作とは健康を顧みず、害しがちな職業なのかと思ってしまいます。
残念なことです。