農業へも自動運転の波です。AIの普及によって人間の仕事が激減するはずです。日本の農家は高齢化から世代交代してAIなどを使いこなせる大型組織にシフトする可能性もあります。原風景が確実に壊れ、田植えや収穫を無人の工作機械が作業し、背広を着たエンジニアが見守る姿。50年後の地方の姿かもしれません。心の休まる、原風景があまり見られなくなる。効率重視のAI普及は良いことだらけではなく、人間の精神構造を蝕むものになるでしょうね。
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クボタの木股昌俊社長は毎日新聞のインタビューに対し、トラクターなど農機の完全自動運転について、技術的には2021年までに可能にする意向を明らかにした。農地までの往復も自動にするため、実用化には法律の整備なども必要だが、人工知能(AI)などで周囲の状況を判断できるようにして、農業の省力化を進める。
完全自動化について、木股社長は「3年以内に格好をつけなければならない」と開発を急ぐ考えを示した。無人の農機を稼働させるには、通行しやすいような農道や農地の改良や、法律面の整備も必要となるため、「外部環境が整わないと商品化は難しい」とも述べた。
農家が減少して農地が集約され、広い農地を管理する農業法人も増えている。経験の浅い従業員でも扱えたり、少ない人数でも効率的に耕せたりするように、各メーカーは農機の自動化を進めている。クボタは既に、田植えを真っすぐにできるように人の運転を補助する農機や、人が見守る状態で農地内を自動運転するトラクターを販売している。