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巨人菅野投手「監督のため」40年ぶりシーズン8度目の完封

2018-10-05 07:55:44 | スポーツ

巨人菅野智之投手が今シーズン8度目の完封です。プロ野球でシーズン8度目の完封は1978年の鈴木啓示(近鉄)以来40年ぶり、巨人では1963年の伊藤芳明以来55年ぶりという快挙です。最近は完投できる投手がめっきり少なくなってきた中、8度の完封など前人未踏で素晴らしい。ぜひ、最多勝・最優秀防御率・沢村賞・投手部門の3冠王に輝いてメジャー挑戦して欲しいですね。

以下抜粋コピー

巨人菅野智之投手(28)は、純な思いを右腕に込めた。広島打線を寄せ付けず、9回4安打無失点。力強く白星をつかむと、言葉を紡いだ。「誰かのために投げようと思ったことはあまりないけど、今日はしっかり監督のために投げようと思いました」。今季限りでの退任を発表した高橋監督にささげる勝利だった。

これぞエースの投球だった。得点圏に走者を置くとギアを上げ、三振を奪った。1回1死二塁から丸、鈴木を連続三振。4回も1死二塁から鈴木、メヒアを空振り三振に斬って取った。17年4月25日以来となる敵地マツダスタジアムでの完封勝利。「どの試合も負けられないけど、マツダでチームが0に抑えて勝てた」と胸を張った。

高みを登り切った。15勝、10完投、200回投球を達成。すでに到達していた4項目(登板25試合、勝率6割、150奪三振、防御率2・50以下)から、沢村賞の選考基準全7項目をクリアした。加えて球団では81年の“怪物”江川以来37年ぶりに200奪三振を記録。「去年から狙って沢村賞を取ると言っていた。使ってくれた監督、コーチ、トレーナーに感謝したい」と力強く、王者をねじふせた。

6回1死一、三塁からは大きな追加点となるスクイズも成功。快刀乱麻の活躍に、高橋監督の言葉もいつも以上に弾む。投球回、完封数を絶賛し、「すごいこと。言葉がないよね」とたたえた。CS進出に向けても大きな1勝を挙げ「CSはここ(マツダ)でやる。弾みをつけられた」と言い切った。見据えるのは下克上、そして日本一だ。

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