ロシアの侵略を受けているウクライナですが、ネット上では勝利したようです。ウクライナ国内の緊急事態に対応するロシア軍が邪悪な政権に対抗してウクライナ人を救いに来たという姿を描くこと、さらに、それを迅速かつ圧倒的に成し遂げること、その二つが侵略を正当化する為に、どうしてもプーチン氏には必要でした。その両方が崩壊し、自分を解放者と勝手に思い込んで侵攻を決めたが、全く歓迎されていない現実に気づかされた。起死回生の―人道回廊の設置もなかなか進んでいません。「ロシアは15年に介入したシリア内戦でも人道回廊を作ったが、市民が逃げている最中に爆撃した。想像したくないが、今回も逃げる市民を狙って爆撃し『ウクライナ軍の仕業だ』と言う予定だったのでしょう。そもそも人道回廊は無理筋、ウクライナは国土が日本の1.6倍で首都キエフからポーランド国境までは仙台から名古屋ぐらい離れている。ロシア軍に囲まれている状況ではどうやっても逃げられない」もっとも、逃げられないのはプーチン氏も一緒です。撤退=自身の破滅に繋がることになるのです。それにしても、チキンレースの挙句、プーチン氏を追い込むあまり、核ボタンを押される心配をしなくてはならない状況がくるとは・・。
以下抜粋コピー
国際銀行間通信協会(SWIFT(スイフト))は12日、国境を越えた送金業務に必要となる同協会の情報システムからロシアの大手7銀行グループを排除したと発表した。ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する経済制裁の一環で、欧州連合(EU)や米英政府などが排除を求めていた。
動画投稿サイト「ユーチューブ」は誤った情報を広めているとして、ロシア国営メディアのチャンネルを世界中で見られないよう措置を講じました。ロイター通信などによりますと、ユーチューブは11日、ウクライナに関する誤った報道を流しているとして、ロシア国営メディアと関連するチャンネルをブロックしました。これらのチャンネルはすでにヨーロッパで閲覧できないようになっていましたが、制限措置を世界中に広げた形です。ユーチューブはウクライナ関連での規約違反を理由に、すでに1000以上のチャンネルと1万5000を超える動画を削除しています。ユーチューブは「視聴者がロシア大統領府が垂れ流すプロパガンダではなく、事実に触れられるようにする」としています。
❷SNS上でフェイクニュースがばらまかれ、情報が錯乱するのは、なにも戦時だけの話ではない。インターネット・SNS全盛の時代に生きる私たちは、この種の情報錯乱と常に隣り合わせだ。だからといって多くの場合、SNS断ちができるわけでもない。今後もSNSは、私たちにとって欠かせない存在であり続けるだろう。だからこそSNS上の情報の真偽を確かめること、すなわちリテラシーの向上がなによりも重要になる。