ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、米国人の85%が厳格な対露経済制裁措置を支持している。他方、露軍との軍事衝突は62%が反対しており、露軍との直接衝突や第三次大戦へのエスカレーションを回避したいバイデン米大統領の意向が支持された形だ。
ウクライナ危機に同盟国と連携して対処することを正しいと考える人は79%で、ウクライナ危機への個別の対処方針の回答傾向に党派的な違いはみられなかった。やはり、米国では日本と違い国の危機では党派を超えて立ち向かうようで、強さの源です。停戦の話も出ているようですが、期待先行のようですね。
一方、米Teslaや米SpaceXなどを経営する起業家のイーロン・マスク氏は3月16日(現地時間)、自身の公式Twitterアカウント名を「Elon Musk」から「Elona Musk」に変更した。
ことの発端は、同氏が13日、「ウラジーミル・プーチン氏に対し、ウクライナを賭けての決闘を申し込む」とツイートしたことだ。
プーチン氏からは特に反応はないが、(ロシア連邦に属す)チェチェン共和国首長のラムザン・カディロフ氏が14日、Telegramで警告を投稿した。いわく、プーチン氏は柔道などで鍛えているので、「決闘をするなら女々しいElonaからたくましいElonに変わるための訓練が必要だ」。
ロシア語では一般に、名詞に男性、女性、中性があり、女性名詞は語尾が「a」になる。Elonの女性名はElonaになるというわけだ。
マスク氏はこの申し出が気に入ったらしく、おそらく一時的なものだろうがアカウント名を変えたようだ(Twitterのアカウント名は簡単に変更できる)。同氏はカディロフ氏の投稿を引用したツイートで「お申し出ありがとう。でもこれ以上トレーニングしたら強くなりすぎてしまう。もし彼(プーチン氏)が決闘を怖がるなら、(左利きじゃないけど)左手だけで戦うよ。 Elona」と署名した。
カディロフ氏はこれを受け、「Elonaはとても美しい名前だ。Musk氏が私の願いを聞いてくれて嬉しい。(中略)それでもElona、私の大統領と決闘しようとしないでくれ」とTelegramに投稿した。
ロシアによるウクライナ侵攻開始後、マスク氏はウクライナのミハイロ・フェドロフ副首相のリクエストに応えて衛星ネットワークサービス「Starlink」を無償で提供したり、ロシアの国営宇宙機関「ロスコスモス」による国際宇宙ステーション(ISS)の管理についての警告に対し、ロシアが放棄してもSpaceXが引き継げると受け取れるツイートを投稿したりしている。