福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日はお大師様が高雄山神護寺ではじめて仁王法を修せられた日です

2021-11-01 | お大師様のお言葉
今日はお大師様が高雄山神護寺ではじめて仁王法を修せられた日です。以下の「国家の奉為に修法せんと請ふ表」に「國家の奉為に諸の弟子等を率ゐて、高雄の山門にして来月一日より起首して法力の成就に至るまでに、且は教へ、且は修せむ」とあります。「国家の奉為に修法せんと請ふ表」(性霊集第四)「沙門空海言す。空海幸に先帝の造雨に沐して遠く海西に遊ぶ。儻灌頂の道場に入て、一百余部の金剛乗の法門を授けらるること得たり . . . 本文を読む
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今日は多田院鳴動で諸寺に祈祷させた日

2021-11-01 | 法話
  .             史料綜覧巻七 / 応永三十三年(1426)十一月一日条 「一日(中略)幕府 摂津多田院ノ鳴動(注)ニ依リテ 諸寺ヲシテ之ヲ祈ラシム」 称光天皇、室町幕府は足利義量。この頃特に災害等の異常は記録なし。 (注)多田院のホームページに . . . 本文を読む
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今日は三度目の元寇に備えて諸寺社に祈願した日  

2021-11-01 | 法話
 昔の日本人は今と大きく違い中国に対する緊張感・警戒感を国を挙げて持っていたということです。これが三度目の元寇を防いだ原因でしょう。    史料綜覧 巻五 / 弘安七年(1284)十一月一日条 一日 幕府 諸国ノ神社仏寺ニ命ジテ 異国降伏ヲ祈ラシム   後宇多天皇、幕府は時宗が四月に死去し子の北条貞時(満12歳)が執権。 ウキぺデアによると、フビ . . . 本文を読む
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今日は聖徳太子が秦河勝に仏像を与えた日

2021-11-01 | 法話
  「日本書紀・推古天皇十一年(603)」 「十一月己亥朔(1日)、皇太子、謂諸大夫曰『我有尊佛像、誰得是像以恭拜』。時、秦造河勝進曰、臣拜之。便受佛像、因以造蜂岡寺」 (聖徳太子が諸大夫(まえつぎみたち)に「自分が持っている尊い仏像を、誰か恭拝しないか。」と言ったところ、秦河勝(はたのかわかつ)が進み出て「自分が拝む。」と言い、仏像を受け取って蜂岡寺(はちおかでら)を造った) . . . 本文を読む
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今日は大田田根子に大物主神を祀らせた日

2021-11-01 | 法話
  「日本書紀崇神」「六年(ろくねん)に百姓(おほみたから)流離(さすら)へぬ。或(ある)いは背叛(そむ)くもの有(あ)り。其(そ)の勢(いきほひ)、德(うつく しび)を以(も)て治(おさ)めむこと難(かた)し。是(ここ)を以(も) て、晨(つと)に興(お)き、夕(ゆうべ)までに惕(おそ)りて、神祇(あ まつかみくにつかみ)に請罪(のみまつ)る。」とあるように国中が疫病などで乱れ . . . 本文を読む
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「弘法大師近世の霊験」その1、

2021-11-01 | 頂いた現実の霊験
㈠比翼の契り浅からず、孝女宿縁ひらく因島というところがある、五箇村の島で中でも人家の多いのが大浜村である。そこに吉田氏という金満家があった。嘉永年代、主人の幸七は尾道より高橋千代を娶り仲睦まじく1男2女をもうけた。姉は阿増、妹は芳江といった。母がこの芳江を懐妊するとき以前より信仰していた讃岐道隆寺の弘法大師より一茎の未開蓮華を賜った夢をみたのであった。芳江は容貌も美しく、書道、茶道、華道、裁縫、琴 . . . 本文を読む
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