お大師様の「金勝王經祕密伽陀」に「途に迷ふて速かに返れば痛を為さず」というお言葉があります。
最近あることから信仰心が薄らいできていましたがこの言葉を川崎大師の法話板で見た時ハッとさせられました。
「過を知りては必ず改くるは君子の行 途に迷ふて速かに返れば痛を為さず 隋珠荊玉誰か瑕無らん 釋子禿兒皆な凶あり 殺偸婬穢は身の三戟 妄麁綺間は口の四鋒 貪瞋癡邪は心に常に涌く 我我執等は意に永く封ず . . . 本文を読む
二、無常の理を観念し窃かに巡拝を決心・・2因島は昔から男女とも一生に一度は必ず四国巡拝をすることになっている。特に女性は嫁入りの資格とされてきた。仲人は十七,八の娘をみればまず真っ先ににお四国参りをしたかどうかを近隣で確認することになっていた。吉田家の姉娘お増は十八歳の春であるので最早猶予はない。他家の娘や、両親の菩提をともらう人達等十四人とともに金剛杖、草鞋をつけ、笠には「迷うが故に三界は城、悟 . . . 本文を読む