・史料綜覧 巻八 / 文明十八年(1486)十一月九日条
「九日 多武峯大織冠像破裂ス 尋デ関白九条政忠 告文使ヲ遣シ 其平復ヲ祈ル」
天皇は土御門天皇。室町幕府は足利義尚。
この頃は特段大事件は起こっていません。
・史料綜覧 巻八 / 明応二年(1493)十一月九日条
「九日 諸社ノ怪異ニ依リ 吉田兼倶ヲシテ 清祓ヲ行ハシム 尋デ 臨時ノ御拝 . . . 本文を読む
芳江は旅僧の錫杖につかまり巡拝した四国八十八所の寺寺の事を詳細に語った。主人の幸七はやがて「そういえば芳江を連れてきてくださった旅僧の方はどこに}と見渡すがいつのまにか僧は消えている。使用人の善八に銘じて旅僧を探させたところ善八は息を切らせて帰ってきた。「檀那の仰せに従い旅僧のお方を探しつつ蔵の裏手よりお寺の門の一本松のところへのぼり下の浜を見下ろすと旅僧の方は砂地を歩いていくのが見えたのでいそい . . . 本文を読む