その2 遍路の動機
遍路には動機をきかないことになっていますが、じつは野次馬根性でお互い遍路同士もそこが一番知りたくて興味津々なのです。結論をさきにいえば、お大師様との縁が熟した者が遍路できることになるのですが、そこに思い至る前の直接の動機はさまざまです。
12番焼山寺下の遍路宿のノートに多くの人の遍路の動機が記されてありましたので紹介します。
「主人を亡くして6日目、家で耐えるのが悲しく . . . 本文を読む
大善寺(真言宗智山派、甲州市勝沼町)では今日から14日まで御本尊薬師如来御開帳です。
大善寺はホームページによると「養老二年(AD718)僧行基が甲斐の国を 訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり、日川の渓谷の大石の上で修行したところ、満願の日、夢の中に、手に葡萄を持った薬師如来が現れ 夢の中に現れたお姿と同じ薬師如来像を刻んで安置したのが、今日の柏尾山大善寺です。
以来、行基は薬園をつくって民衆を . . . 本文を読む