ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

妙義山 さくらの里

2022-04-19 21:43:00 | 風景写真 ・ フォトテク
 群馬県 妙義山さくらの里 です。 舗装された遊歩道と、整備された野山の小路を散策できます。
 妙義山特有の風景を周囲に見ながら、現在はさまざまな色のツツジを楽しめます。




 ソメイヨシノ は終わりましたが、八重桜 が咲き始めており、ゴールデンウイーク前半まで見頃が続きます。




 遠く、鹿岳四ツ又山 を望みます。




     過去記事   妙義山・さくらの里


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群馬県 牛伏山

2022-04-09 08:30:00 | 風景写真 ・ フォトテク
 高崎市 吉井町の 牛伏山 です。 標高は491メートルと低いですが、あなどれない程の山歩きを楽しめます。




 牛伏山は、牛が伏せたような形の山として その名が付けられました。
 山頂まで車道が整備されていますので、乗用車でも登れます。 遊歩道の始点にも山頂にも 駐車場があります。




 山頂には NHK-FM、FMぐんま、J-フォン の送信アンテナが建っています。
 右奥に 浅間山。 山頂の桜は、この週末が満開です。




 お城を模した展望台があり、眺めが良いです。 屋内に、地図を記したパンフレットがあり、山歩きのルートが載っています。

 北面・南面車道、登山道、遊歩道 のコースがあり、それぞれが交差や分岐をしているので、様々なルートで山歩きを楽しめます。




 立体地図もありました。




 車道と遊歩道の分岐付近。 季節の花々のほか、歌碑などが点在します。




 永遠に続くかのような階段。 見ただけで めまいがします。
 遊歩道は とても良く整備されています。 が、私的には 遊歩道よりも登山道ルートの方が好きです。




 牛伏山登山道 は西側からの尾根ルートです。 岩場歩きもあります。
 途中で二分岐します。 北側のルートはさらに分岐し、ろう梅の広場を経て遊歩道に合流できます。




 登山道の途中にある 見晴台。 木々の間から 妙義山方面が開けています。




 登山道と車道の分岐点。 高低差があり、気付かずに通り過ぎてしまいそうです。




 南面車道は下りの一方通行で、3月末まで冬季閉鎖でした。 芽吹きが始まり、目に心地よいです。
 南面車道は陽当りが良いので、すでに 山ツツジが咲いています。 脱水症状に注意です。




 気持ち良く伸びた枝。




 登山道のあちこちに 彩りが増します。




 キツツキ。 いつも思うのですが、どうして脳震とうを起こさないのでしょう?




 山頂の直下に洞窟観音があります。 北側の入口は通行止めになっていました。




 十数年前に着た時は照明がほとんど無く、床はゴツゴツして つまづきそうでした。 漏水がしきりに頭を濡らしていた記憶があります。
 今はすっかり整備され、洞窟と言うより トンネルの様になっています。 自治体には「来場者にケガをさせない」責任があるわけです。 と言うより、一部のクレーマー対策です。 SNSで悪評を拡散する愚か者が・・・




 榛名山と赤城山の間に上越国境の山々が見えています。 下の中央やや左に白く見えているのは、高崎市の 白衣観音像 です。 そのすぐ上の左右に伸びるグレーのラインは 北陸新幹線 です。




 西方向は、妙義山 の先に 浅間山 を望めます。




 さくら越しに 榛名山。 穏やかな休日をお過ごし下さい。。。


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妙義山 中間道

2020-05-10 07:00:00 | 風景写真 ・ フォトテク
 撮影日は 5月7日 ( 木 )。 妙義神社 を起点とする 中間道 「 関東ふれあいの道 」 は、第四石門 付近の岩崩れのため通り抜け出来ないので、訪れる人は稀でした。
 途中ですれ違ったのは1名。 尾根歩きへの上級者向けルートで見かけた人が1名。 あとは、子供のヤマカガシさんと青虫さん、メジロさんです。




 第二見晴し台から見上げた 妙義・白雲山




 妙義・金洞 ( こんどう ) 山。 日ごとに新緑が駆け登っていきます。




 20年ぶりに歩いてみると、案外ルートが長いなあと感じました。 次第にヒザの関節が痛くなり、速度が落ちます。 筋肉痛は翌朝きます。




 途中であずま屋に出ると、ここから下の車道に向かう道に分岐します。 通称 鉄階段と呼ばれる場所で 妙義・金鶏 ( きんけい ) 山 方向の眺めを見ておきたいので、もう少し先まで行ってみます。




 まだ葉っぱが薄いので、日の光を透かして明るく見えます。 来月には肉が厚くなり、薄暗い林になるのでしょう。




 下山路は 沢と沢に挟まれた尾根をたどって行きます。 ほぼ均一な下り勾配ですが、ヒザへの負担を考えて横歩きが続きます。




 写真を撮りながらの野山歩きは時間を忘れます。 ただ、この短絡ルートは初めて歩くので、ちょっと不安です。




 大人場 ( おにんば ) という分岐点に着きました。




 数本の巨木が気になります。




 案内図を見ると、あと10分ほどで車道です。




 運動不足の解消を目的に訪れましたが、天候も陽気も良く、5時間のぶらぶら歩きを楽しめました。
 風景写真は一人が基本です。 カメラを持って風景とたわむれていると、ストレスも消えていくのでしょう。。。



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妙義山 さくらの里

2020-05-03 07:00:00 | 風景写真 ・ フォトテク
 初夏の訪れを高らかに歌い上げるように、山ツツジの花が一斉に開き始めました。




 撮影は 5月1日 ( 金 )。 誰か来たら帰ろうと思いましたが、午後4時を過ぎると訪れる人もなく、コロナウイルスを伝染 ( うつ ) し合う心配はありませんでした。

 駐車場情報 ですが、さくらの里の駐車場は開いていましたが、午後4時頃には閉じられます。 中之岳駐車場は閉鎖されていました。 野外ステージの駐車場も閉鎖されています。
 中之岳第二駐車場は利用できます。




 山肌の新芽は標高1000mまで達している様です。




  現在 咲いているのは八重桜の カンザン桜。

  それと、同じく八重桜で白い花の フゲンゾウ桜。




 さくらの里には さまざまな色のツツジが植えられています。咲き始めたばかりなので、5月中旬くらいまで楽しめると思います。




 第4石門付近で発生した岩崩れの影響で、石門めぐり のお散歩ルートは閉鎖が続いています。
 しばらくは 遠くから眺めて楽しむだけになりそうです。。。


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妙義山 さくらの里

2020-03-25 19:08:30 | 風景写真 ・ フォトテク
 マンサク の花が青空に映えていました。 群馬県 妙義山 さくらの里 です。




 現在の妙義山はまだ サクラは咲いていません。 妙義 ・ 金洞山 ( こんどうさん ) の威容が待ち受けています。




 丘を上り下りしながら、サクラやツツジの咲く景色の中を散策できる所です。




 運動不足解消と 気分転換を兼ね、早春の野山を歩いてみました。 東側に見える岩山は、妙義 ・ 金鶏山 ( きんけいざん ) です。




 枯芝と黒い森と、冬枯れたサクラの樹々。 セピア色した古い写真でも眺めているようです。




 足元にはたくさんのサクラの枝が落ちています。 少しひろって帰りました。




 南には、秀峰 ・ 鹿岳 ( かなだけ ) が 眺められます。

      鹿岳 過去記事




 妙義 さくらの里 は、4月には こんな風景になっています。 おすすめの景勝地です。

      妙義山 さくらの里 過去記事



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妙義山 ロックガーデン

2020-02-22 01:15:34 | 風景写真 ・ フォトテク
 表妙義裏妙義 にはさまれた 妙義湖 のほとりに、ロッククライミングの練習の格好の場所があります。 ロックガーデン




 道路脇にあった標識はいつの間にか朽ちて 柱だけになってしまいました。 道とは思えない急坂ですが、上のコンクリートの壁には 朱塗りの矢印が見えています。




 ひと登りすると、ここからは のどかな散歩路になります。




 冬枯れた木立の間から、妙義湖。 オシドリ をよく見かけていました。




 何の遺構なのでしょう? 道沿いのあちこちには コンクリート製の建造物が残っています。




 ? ? ?




 沢と沢の間に なぜか真っ直ぐな路。




 丁寧に、朱塗りの矢印が道案内。




 河原に出て視界が開けてくると、垂直の岩の壁に囲まれた広場に着きました。 どうやらここが ロックガーデン のようです。
 何十年も前から ずーっと気になっていたのに、一度も訪れなかった場所。




 昼なお暗い空間ですが、クライマーたちにとってパラダイスなのでしょう。 歩き始めて 10分ほどで到着です。
 遠くから、動物の足音が ガサガサと聞こえてきます。
 雪のちらつく季節には、人の姿はありませんでした。




 ダムの脇に建つ案内図。 ずいぶん朽ちた感はありますが、上信越自動車道が表記されています。 それくらいの古さです。




 湖沿いから、望遠レンズで 丁須岩
 ガレた岩場をたどって 30年以上前に登った場所。 10月下旬、紅葉を撮りに 仕事を休んで出掛けてた。

 古い記憶を 一つひとつ確認するような、そんな一日。。。



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群馬県上野村 みかぼスーパー林道

2018-10-27 21:26:10 | 風景写真 ・ フォトテク
 今日の 御荷鉾スーパー林道 です。 展望台を訪れるのは一年ぶりになります。







 午前6時前に撮影を開始。 日の出時刻を過ぎても小雨は残っていましたが、雲海が広がっているのが確認できました。
 時折りゆるい南風が立ち、霧をゆっくり動かしています。 その風に乗って、カラ松やヒノキの香りが心地よいです。



















 名のある岩峰も 名もない丘も、日差しと雲海の魔力によって、魅力的な風景に変わっていきます。 山のあちこちでシカの鳴き声が聞こえていました。
 下界のわずらわしさを雲の下に追いやって、無心でシャッターを切っていきます。













 雲が立ち上がり始め、約4時間続いた雲海ショーの終わりが近づきます。
















 御荷鉾スーパー林道。 山仕事の職人さんの乗った軽トラとすれ違っただけで、ほかに誰とも会いませんでした。
 人工的な音もほとんど聞こえず、ゆったりとした休日になりました。。。


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群馬県 棚下不動滝

2017-11-12 09:18:43 | 風景写真 ・ フォトテク
 群馬県 旧赤城村 ( 現 渋川市 ) にある 棚下 ( たなした ) 不動滝 です。
 滝を裏側から見ることができます。




 滝のすぐ手前まで 石の階段があったのですが、震災で大きな岩が崩れ、迂回が必要です。 行政が設置した 「 立ち入り禁止 」 の看板があります。 ですから、滝まで上がるのはお勧めしません。 自己責任での行動になります。



 古くからの信仰があります。 新緑の季節には、滝に打たれる荒行をされる一団を見ることもあります。 神聖な場所です。




 滝の裏側は 涼味と言うより、迫力満点です。 岩全体が音響設備になった様です。




 棚下不動滝を 雄滝 と呼び、となりの岩壁には 雌滝 があります。 晴天が続くと水量が減り、滝だと気付かない人もいると思います。
 滝というより 垂直の岩壁を滑り落ちている感じですが、望遠レンズで見る景色は すがすがしいです。




 そして、不動滝へと続く歩道の途中が、JR上越線 のビューポイントです。
 棚下の集落の上に線路が通り、そのまま利根川を渡って行きます。
 この周辺一帯は、利根川が暴れて作った 河岸段丘 です。 その地形を棚に見立て、棚下の地名が付いたようです。 不動滝も 河岸段丘でできた滝です。
 写真の奥に写っている落石防止設備は 国道17号線です。 利根川はこんなにも深い谷を作っています。

 50年前、この少し上流の 岩本駅 の手前で 急行「 佐渡 」 が落石に突っ込み、脱線転覆事故が起きています。 現場は現在、コンクリートの擁壁で固められ、電線が張ってあります。 電線が切れると電車が非常停止する構造です。




 年末年始を除く毎週木曜日の午後3時ちょうど、トランスイート四季島 の上りが通過します。
 お時間のある方は お出掛けください。。。

――― 後日追記 ――― 3泊4日コースは 11月で終了しています。


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御荷鉾スーパー林道 展望台

2017-10-28 12:47:43 | 風景写真 ・ フォトテク
 群馬県 上野村、御荷鉾 ( みかぼ ) スーパー林道 より 雲海 を望む。
 Yahoo天気予報は 「 雨のち晴れ 」。 けれど、雨雲レーダーを見る限り 晴れ間がのぞく気配はありません。
 日の出時刻が6時なので、1時間前に現地に着くようにします。 それが自分のルールです。
 途中、車のヘッドライトの前に オスのシカが現れましたが、撮影できず。




 7時過ぎ、雨の止まぬまま霧が高度を下げ、笠丸山 の山頂が姿を見せました。




 しばらくすると中腹まで霧が切れてきました。
 笠丸山の山頂は、ピンク色の綺麗なツツジの群生地。 住居附 ( すもうずく ) の集落から頂上までは 1時間ほど。 ひたすら急な上り坂が続く。
 ファインダーを覗きながら、あの斜面を何度登った事かと、ふと思い出します。




 林道の周辺は スギ、ヒノキ、カラマツの植林地。 カラマツの黄葉が目に心地良いです。




 ミルクを流した様な トロリとした雲海を期待したのですが、霜降り肉のような切れ切れな雲も味わいがありました。




 雲が流れ、次々と表情を変える峰々を 望遠レンズで切り取っていきます。 どこの岩峰を写したのだかも分からない写真が量産されていきました。




 撮影中、山のあちこちからシカの鳴き声が聞こえてきます。 紅葉の季節は繁殖期なのです。 オスは気が荒くなっているかも知れないので、出くわしたくはありません。




 御荷鉾スーパー林道の上野村区間。 沿道の木々は年々成長し、遂に道路からの撮影は困難になっていました。
 明け方の林道で途方に暮れていると、「 林道展望台 」 の案内板が ・・・。
 最近整備されたものの様です。




 立派なテラスに着きました。 素晴らしいです  さすが 上野村、やってくれます。
 埼玉県の 秩父山地 から 長野県境まで見渡せます。

 と言うわけで、今回の撮影地は スーパー林道展望台 です。




 パノラマ写真の案内板があり、山名が記されています。 正面には 両神山 から 赤岩岳 に続く尾根が見え、写真と見比べられます。




 展望台があるのは 日影山 南面です。 日影山の山頂付近には ニッコウキスゲ の群生地があり、7月が見頃です。



 登山口には沢が2つありました。 雨上がりなので水量がありますが、普段は少ないのだと思います。 美味しそうな水です。




 二子山方面を望みます。 この展望台から初日の出が見えるかどうかは分かりませんが、以前、林道から 初日の出の 蜃気楼 を見たことがあります。
 その日は湿度が高く、生ぬるい空気が漂っていました。 地表近くの湿った空気が光を屈折させ、地平線の下にある太陽を見せていました。 やがて日の出時刻になり、上下に2つの赤い太陽が並びました。




 二子山 の西岳。 その奥に東岳も顔を覗かせています。 手前には 叶山
 叶山は石灰石の採掘場なので、年々、山の形が変わっていきます。




 両神山 付近。 朝7時に雲海ショーが開幕し、すでに4時間が経とうとしています。 無風だったのが幸いしました。
 次第に雲が立ち上がり始め、間もなく閉幕します。




 赤岩岳 周辺。 湧き立つ霧が、風景を一層 荒々しく見せます。 手前には 高反山
 写真にはありませんが、鍾乳洞の近くの吊り橋 「 天空回廊 」 も見えていました。




 高反山 にまとわり着く霧。 その手前の紅葉が 風景を引き締めます。
 雲海の風景は、台風や前線ではなく、移動性低気圧がもたらせてくれるものです。 チャンスがあれば 何度でも訪れたい場所でした。。。

  ※ 関連カテゴリー 風景写真  群馬県 鹿岳(かなだけ)  軽井沢 矢ヶ崎山

  ※ 関連記事  2012.2.17 フォトエッセイ 雲海を見に行く♪


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群馬県 鹿岳(かなだけ)

2017-05-28 20:53:15 | 風景写真 ・ フォトテク
 群馬県 南牧村の 鹿岳 ( かなだけ ) の登山記録です。 撮影日 2016.5.22。 一年遅れの掲載になります。




 鹿岳の駐車スペースは、上段・下段で10台以上駐車できます。




 村道沿いの河原。 水面に新緑が映えます。




 駐車場から50mくらい先に登山口があります。 山頂までの標高差は500mほど。 休憩を含めて 一時間半の行程です。
 西上州 の どこの登山道も同じですが、しばらくは沢沿いの路を進んでいきます。




 道の途中に洞窟のようなものを発見。 今まで何度も歩いていたのに、今回始めて気付きました。
 近づいてみると、ただの凹凸 ( おうとつ ) でした。 光と影のでき方で、天然のトリックアートになっていました。




 登山路の大半は、スギやヒノキの植林地になっています。 登るにつれて傾斜がキツくなります。
 足元が悪いので、雨天や積雪期は 樹の幹や枝につかまって歩きます。




 水場を過ぎ、ここから先は水分の補給は出来なくなります。 間伐材が放置された様になっていました。




 薄暗い林の先に、藤の花がきれいに咲いていました。 しばらく訪れていない内に植生が変わったのか、鹿岳のあちこちに藤が咲いています。

 木々の間から村道が垣間見えました。 望遠レンズで写しているので遠近感が圧縮されて、何だかたいして登ってないみたいな写真になっちゃってます。




 短いクサリ場が見えるとホッとします。 ようやく、杉林の急登から解放されました。
 このクサリを登った所が、南峰本峰 に挟まれた 鞍部 ( あんぶ ) になります。




 今回登ってきたのが 高原 ( たかはら ) の集落です。 丸太のハシゴを登ると 南峰一ノ岳 )。 左に行くと、鞍部のヤセ尾根を抜けて 本峰二ノ岳 ) に続きます。




 南峰への路は、山ツツジの咲く ガレた岩場を進みます。 明るい路です。




 山頂は 「 摩利支天 」 が祀られています。
 さらに通り過ぎ、一段下がった所にも石の祠があります。 南に開けた断崖絶壁に位置し、眺めが良いです。




 南峰から本峰の眺め。
 鹿岳は 二こぶラクダの 双耳峰 です。 その特徴的な山容は、どこから見てもすぐに鹿岳と分かってしまう、西上州のランドマーク です。




 先に登っていた方が、山頂直下の岩場を歩いていました。 この辺りからの眺めも良いです。




 白い岩肌と見分けの付きにくい場所もありますが、藤の花が多く咲いていました。 疲れが癒える思いです。




 南東側を望みます。 緑色の山は 四ッ又山 です。 小沢岳や秩父の山々を見渡せます。
 芽吹いたばかりの低木が、紅葉のように鮮やかです。




 再び、鞍部の尾根に戻りました。 東へ、四ッ又山 ・ 大久保地区 への分岐があります。 「 これ、道なの? 」 と心配になります。 数年前に歩きました。 そこそこ楽しめます。
 四ッ又山の駐車スペースは少ないので、鹿岳と周回するのが良いです。 標高差で400mくらい下って、350mくらい登ります。




 北側を望みます。 ノコギリの歯のような 妙義山 が印象的です。




 山ツツジの花の盛りは過ぎていました。 新緑に朱い花は良く似合います。




 鹿岳 本峰 より、北西側を望みます。 右奥には 浅間山 が見えます。




 コントラストを強くして、浅間山方面を望遠レンズで眺めます。 少しモヤっているので目立ちませんが、写真の中央に 日本一の100万ボルトの超高圧線と鉄塔が写っています。
 新潟県の 刈羽原発 から山梨県の変電施設までを結んでいます。 震災以来、送電はされていません。
 一般的な高圧線鉄塔の建設費は、一基あたり100億円と言われています。 この超高圧線鉄塔を 国境の山岳部を縦貫していたら、その域ではありません。

 西上州の風景を二分する存在であり、風景写真を撮る者にとっては 邪魔すぎます。
 地上から100m以上高い位置に高圧線がありますが、その下で三脚を立てて写真を撮ろうとすると、三脚がずっと微振動を起こしていたのを覚えています。




 山頂から 高原地区の集落を望みます。 標高差は500m以上あるはずですが、写真に撮ると それほどの高低差は感じられません。
 ハシゴで二階の屋根に上るのは 足がすくんで無理ですが、急な岩場を歩くのは楽しいです。 目のピントが合わないからでしょうか?




 本峰 より 南峰 ( 写真 右 ) と 四ッ又山 を望みます。 つい20分前まで、あの山頂と、すぐ右下の垂直の岩場に立っていたわけです。




 初めて鹿岳に登ったのは30年ほど前になります。
 山歩き初心者の私は、下界の道路から見上げて 「 まさか あんな険しい岩山には 人は登れないだろう 」 と、一気に胸の鼓動が高鳴りました。 が、ガイドブックを信じて、覚悟を決めたのを覚えています。
 その頃はまだ、本峰直下のハシゴなどの整備はされておらず、南峰だけ登って帰る方も多かったです。 北斜面なので雨に濡れると乾きにくく、岩と樹の根や枝にしがみついて登っていました。
 それから十数回、季節を変え、天気を変えて訪れる事になりました。 私は、西上州と 鹿岳の魅力に ぐいぐい引き寄せられていったのでした。。。

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