ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

山岳ジオラマ 秋編・完成

2024-04-05 21:00:01 | 鉄道模型 HOジオラマ
 HOゲージ鉄道模型 紅葉セクション が完成しました。 線路幅16.5mmと9mmナローの線路が並走します。
 寸法は450×910mm。 紅葉の樹木を150本ほど植えています。
















 模型の世界では、すでに消えてしまった列車たちが、お気に入りの風景の中を 走り続けることが出来るのです。










 今回は9mmナロー用線路として Nゲージの 曲線鉄橋線路 を無加工で使っています。 なので、Nゲージ車両を載せて記念撮影。

 実物の風景も 模型の風景も、紅葉は逆光で撮影する方が 綺麗に写ると分かります。








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山岳ジオラマ 秋編・3

2024-03-16 00:00:01 | 鉄道模型 HOジオラマ
 HOゲージの線路は主に KATOユニトラック を使用しています。 レールとバラストの着色を済ませました。




 リアリスティックウォーター の3回目を流し、水かさを増しました。 なので、白色のドライブラシもやり直しました。
 そして、尺度が違うのですが、Nゲージ用のテトラポットを川岸に配置しました。




 紅葉の樹木の選定を始めました。
 こちらは ウッドランドシーニックスファイン リーフ フォリッジ です。 黒染めのドライフラワーに 3色のフォリッジが接着されています。
 樹木としてそのまま使える部分が数本と、茂みとして使える部分が無造作にパックされています。 輸入品なので、近年価格が上がっています。




 3色だけでは寂しいので、オレンジ色や黄色のスプレーを吹いて、種類を増やします。




 電線を10cm位に切り、被覆をむくと 70本の銅線が出てきます。 それを ネジネジして 樹木の形にします。
 フォリッジの粒をひたすら貼り付け、樹木になります。 1本作るのに2時間半以上かかります。
 今回は 25本作ったところで 力尽きました。




 こちらは、きたろく紅葉樹木 各種です。 職人さんが一本一本 手造りしていますので、納期が掛かります。
 また、精細過ぎるので、自作の樹木と並べて設置する事は出来ません。




 こちらは、KATO紅葉 です。 一番左が オリジナルの赤色。 他は、着色後です。
 



 こちらは、グリーンスタッフワールド背丈のある潅木 オータムイエロー。 適当にほぐして使います。 プラ材の枝が長いので ハサミで調整します。 茂み作りに便利です。




 さまざまな色のフォリッジを撒いて 下草や落葉にします。 ボンド水溶液で固定します。




 潅木の茂みが地面を隠すのに都合よく、追加発注しました。 まずは下草を撒いておき、植樹作業を始めます。




 ウッドランドシーニックス釣り人 を通販サイトで見つけました。




 こちらは、10年ほど前に作った Nゲージのセクションレイアウトの写真です。 自作の樹木が大小 150本、植えてあります。
 前橋市児童文化センター・2F に寄贈したレイアウトの一部です。

 過去記事 : 秋編ジオラマ フォトギャラリー 2014.7.26


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山岳ジオラマ 秋編・2

2024-02-07 17:30:01 | 鉄道模型 HOジオラマ
 分割式レイアウト・秋編セクション の制作記事、続編です。 スタイロフォームを主材料にした地面作りが ぢわぢわ進んでいます。




 NOCH ( ノッホ )岩板 を分割して、あちこちにはめ込んでみようと思います。




 平な部分は植樹地域になりますので、トイレットペーパーで整地して、水彩絵の具で土色に染めています。




 川の表現も地面と同様、トイレットペーパーを木工用ボンド水溶液で貼りました。 そして、乾燥前に水彩絵の具で緑青に染めました。
 トイレットペーパーのシワシワが、川底の微妙な地形と陰影を表現してくれるはず。




 川岸の所々に砂地や浅瀬を作ります。 線路用のバラストや小石を KATOバラスト糊 で接着しました。




 ウッドランドシーニックスリアリスティックウォーター に緑色の水彩絵の具を少量溶かして、2回に分けて流し込みました。
 寒い場所に保管しておいたリアリスティックウォーターは粘度が高いので、きれいに流れません。 空調の効いた部屋で温めてから使います。

 気泡が出来た場合は、ティッシュペーパーの角で軽く触れるだけで 簡単に取り除けます。 川の手前部分はマスキングテープを貼っておけば、水漏れしません。

 石積みアーチ橋の歩路と手すりは取り除き、スッキリさせました。




 リアリスティックウォーターだけでは水面がツルツルなので、ウッドランドシーニックスウォーターエフェクト を、硬い筆を上下に動かして水面を波立たせました。

 波の表現は所々、真綿をちぎって貼り付けています。
 乾燥後、毛の短い筆を使って 乾き気味の白いプラ塗料をポンポン叩いて載せました。 川がどちらに流れているか、これで決まります。



 水面がリアリスティックウォーター等のままだと、付着したホコリが掃除しにくいです。 クリアラッカーを表面に塗っておけば、濡れたティッシュペーパーで サッと一拭きです。

  つづく。。。


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山岳ジオラマ 秋編・1

2024-01-15 21:27:00 | 鉄道模型 HOジオラマ
 分割式レイアウト・秋編セクション の制作を開始しました。 910×450mmの棚板をベースに、HOゲージとHOe(9mmナロー)の線路を敷設します。




 ボルマー社石積みアーチ橋キット を入手しました。 黄土色の石は 砂と土が固まって出来たものなので、橋梁の材料として使われる事はありません。 お金持ちの家の塀として見かけるくらいです。 なので、塗り替えます。
 線路はKATO製ですが、両サイドを少し削っています。




 セクションレイアウトなので、この隣りには 冬枯れの風景がつながります。 そちらのジオラマの線路が土盛りしてありますので、それに合わせて凹凸を付けます。




 9mmナローの線路はすごい手抜きで、KATOの曲線鉄橋をそのまま使います。 レールだけサビ色に塗る予定です。
 線路をゆがんだ状態で設置しない様、ボードに五線譜のような線を引き、左右対称に橋脚の位置を決めました。




 橋脚は市販品がありますが、橋台は自分で作ることになります。 橋と橋の間の地上部分も、スチレンボードで作っておきました。
 石積み橋はグレーでスプレーし、薄い黒でスミ入れ。 表面に流れた塗料をティッシュで拭き、ついでに、部分的に地の色を薄く出しました。
 目地にティッシュの端切れが貼り付いて残ることがありますが、薄い黒か緑色に染めて、コケを表現できます。 最後に、乾いた白をこすり付けて ハイライトにしました。




 スタイロフォームで地面を作っていきます。 数種類の厚さのものが売られていますが、25mmか30mm位の物が使い易いです。




 川の外側の地形も、スタイロフォームで作っていきます。




 薄いベニヤ板を糸鋸で地形の形に切り出し、ニスをスプレーしました。 それに合わせてスタイロフォームで地面を作っていきます。
 トイレットペーパーをちぎって木工用ボンド水溶液で張ったり、石膏などで仕上げます。




 ターナー色彩株式会社グレインペイント で、地面や岩、雪景色のザラツキ感を表現出来ます。 メーカーはグレインペイントの生産を終了してしまったので、模型店か問屋さんに少量残っているだけかも知れません。




 スタイロフォームをカッターナイフで削り、岩感を出してみました。 今のところ 違和感の無い仕上がりです。
 グレーでスプレー。 まだ、仮組みです。。。


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山岳ジオラマ 春編・3

2023-12-30 00:00:01 | 鉄道模型 HOジオラマ
 桜の木を植え、フィギュアを立てました。 今回のフィギュアは ウッドランドシーニックス製 です。 いつもの ノッホ製ファイザー製 とは趣が違うので、混用は避けます。




 桜の木は100本ほど使っています。 主に KATO製 ですが、きたろく も取り寄せました。
 AMAZONなどで安く販売している物もありますが、それらの花はスポンジで出来ています。 スポンジは歳月の経過と共に黄色く変色してしまいますので、お勧めできません。




 9mmナローの線路に 簡易的な乗降場を作る事にしました。
 薄いベニヤ板とプラ板をベースに、柱をマッチ棒、床板には 1×3mmのヒノキ材を使いました。 裏から見ると貧相ですが・・・




 ・・・上から見れば、それなりに仕上がっています。




 黒い塗料を薄めて浸み込ませ、ホームの完成です。 長方形の穴から顔を出しているのは、ディスプレイ専用線路の電源スイッチです。
 ハイキングや登山客用の乗降場になります。




 全体のバランスを見ながら、草を増やしていきます。 岩のすき間にボンド水溶液を流し込み、草をこすり付けました。 岩の立体感が強調された気がします。




 背景板は 妙義山 です。 さくらの里 から見上げた金洞山を写しています。
 看板屋さんに発注し、600×900mmのスチレンボードに写真を貼ってもらいました。




 蒸気機関車を置いて記念撮影です。




 何げに、この角度から見た風景が お気に入りになりました。 緑色の鉄橋には、ウエザリングも施しました。




 完成したジオラマは、あしおトロッコ館(古河足尾歴史館内)2Fに展示予定です。 同館は12月から3月は冬季休館中です。

 2024年の開館は 4月20日(土)からの予定です。。。


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山岳ジオラマ 春編・2

2023-12-20 17:00:01 | 鉄道模型 HOジオラマ
 スタイロフォームで下地を作り、石膏やトイレットペーパーで地面を作って行きます。
 ジオラマ作りでは、普段はあまり石膏は使わないです。 植林作業で地面に穴を開けようとすると割れてしまうからです。
 今回は場所によって使い分けます。




 岩の地形を作るため、シリコンモールドを使ってみました。
 ホームセンターで売られている石膏は極めて速乾性なため、こねている内に固まりだしてしまいます。 モールドに流し込む前に固まってしまい、使いにくいです。
 TOMIX製の シーナリープラスター はゆっくり固まっていくので、扱いやすいです。 ただの水ではなく、木工用ボンド水溶液を使えば、割れも抑えられるのではないかと思います。




 スタイロフォームで岩場を追加していきます。




 スタイロフォームをカッターナイフで整地。 グレー系の塗料を数種類使って着色しました。




 平な部分に草を撒きました。




 そして、植樹作業。 大地に緑が広がっていくのは心地よいです。




 ディスプレイ専用の線路用に、3位置スイッチを設置します。 左に見えているのは9mmナロー本線用のフィーダーです。
 ハンダ付けは相変わらずヘタクソです。




 ディスプレイ専用の線路に車両を置いて、試験点灯。 走行用ではなく、ヘッドライトやテールライト用の電源です。。。


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山岳ジオラマ 春編・1

2023-12-13 17:00:01 | 鉄道模型 HOジオラマ
 HOゲージ鉄道模型 山岳ジオラマ・春編 の製作を開始しました。
 15mm厚の棚板材をベースとした 910×550mmの セクションジオラマ です。




 9mmナロー用の鉄橋のキットを 通販で取り寄せました。 Nゲージ用として売っていたものです。




 余部鉄橋にも似た馬の背型で、線路まで220mmの高さがあります。




 こちらは HO線路用のアーチ型鉄橋で、金属製です。 メタリック赤に塗りました。




 中心距離で100mmしか間隔が無いので、お互いの特徴を打ち消し合う配置になってしまいました。




 ディスプレイ専用の高架橋も準備しました。 KATOのNゲージ ワーレントラス橋を利用しました。




 作業のやりにくい場所に設置するため、地面を仕上げておきます。 車両のお立ち台として使用します。




 スタイロフォームで地面を作っていきます。 高低差のあるジオラマになります。。。


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鉱山模型 制作記 10・完成

2023-08-08 08:00:00 | 鉄道模型 HOジオラマ
 旧 古河鑛業會社 足尾鑛業所 のジオラマが完成しました。  < 8月25日 追記あり >

 この町の、かつてのシンボルたちを ギュギュっと詰め込んだジオラマになりました。

 ジオラマの制作記事は カテゴリー分類 鉄道模型 HOジオラマ から、集約してご覧になれます。




 歴史を検証する資料が次々と見つかり、より現実に近い姿に改訂しました。
 門柱は銅鋳物製で、サビの出た 緑青(ろくしょう)を表現。 塀は カラミレンガ なので、黒色に染めました。




 旧 古河鑛業會社 足尾鑛業所は、東京駅日本銀行本店奈良ホテル などを設計した建築家 辰野金吾 が設計したものです。
 今回、鉱業事務所の建物とレンガ書庫は、ペーパークラフトの達人に制作して頂きました。




 併用軌道の脇の 小さな空き地で遊ぶ子供たち。




 小屋の壁に、懐かしい ホーロー看板 を貼ってみました。




 背景画の一部を浮き上がらせ、索道 を表現します。 搬器の図柄を0.5mmのピアノ線に貼り、柱に載せました。




 事務所の屋根越しに索道をチラ見せ。 遠近感は程よくまとまっていると 勝手に解釈しています。




 日本の産業革命が この 足尾銅山 からスタートしたと言っても過言ではありません。 日本初の水力発電所。 そこで作られた電気で、日本初の電気機関車。 鉱石や木材を運搬する索道も 足尾が起源です。




 ジオラマは 古河足尾歴史館 にて2週間ほど展示したのち、古河機械金属株式会社 東京本社 に納品しました。

 多くの方々の助言と協力によって完成に至りました。 ありがとうございました。。。


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鉱山模型 制作記 9

2023-07-09 08:00:00 | 鉄道模型 HOジオラマ
 HOナローゲージ 鉱山模型制作 の続編です。 事務所を仮置きし、塀の位置を決めました。




 丸みを帯びた四角い門柱は お箸を利用しています。 上に乗せた透明ビーズが 周囲の光を拾って光って見えます。




 銘板の予定図です。




 ガラスケースの足を隠す木枠を置いてみました。 中に工具箱や操作パネルが入ります。
 背景画には 索道の小細工を加える予定です。




 線路を敷設しました。 スペースの都合で、短い木造橋も登場です。




 事務所の四角い敷地の周りに楕円形の線路を敷くので、どうしてもデッドスペースが生まれます。




 社宅や小屋のスペースを確保しました。




 静電気を利用した器具で芝生を植えました。 庭はもっと広く取らないといけないのですが、上から見下ろして見るジオラマではないので、圧縮しています。




 リヤカーには野菜がいっぱい。 買い物帰りの親子とすれちがいます。




 小さな空き地には 紙芝居屋さん。 手前には、ベーゴマやチャンバラで遊ぶ男の子。




 木の柵には お布団が干してあります。 そして、洗濯物も。 生活の匂いを表現したいのです。




 季節設定は初夏です。 斜路の岩場には ツツジを生やしました。




 庭や背後に樹木を植えると、風景が落ち着いて見えます。 住民にとって 居心地の良い空間に出来たらと思います。




 試行錯誤を繰り返して、ほぼほぼ 完成です。




 案内板の構想や 取説の作成など、作業はもう少し続きます。。。


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鉱山模型 制作記 8

2023-06-07 08:00:00 | 鉄道模型 HOジオラマ
 或るプロジェクトによる HOゲージ 鉱山模型制作 の続編です。 事務所の塗装変更を行いました。 それと同時に、室内灯を設置しました。
 室内灯はHOゲージ車両用のLEDを使用し、光源が見えない様に 半透明の樹脂板で覆っています。




 経験豊富なモデラーさんによる レンガ書庫 の建物も出来上がって来ましたので、同氏制作の事務所と並べてみました。




 先日、改装工事中の建物を見学させて頂く機会を得ました。 現場監督さんのお話しも伺うことができました。
 窓は内側に開く鉄の扉になっています。 つまり、防火仕様です。 壁の厚さは50cm位ありました。




 上記の理由により、こちらの建物には 室内灯は設置しないことになります。




 ジオラマを設置するガラスケースの下に置く 木枠 が仕上がって来ました。 ガラスケースの足を隠す為のものです。
 同級生の家具店に図面を渡して作ってもらいました。 仕上がりの板厚は23mmです。
 奥側の板は 4本のビスで付け外し出来ます。 ビスの頭は ベージュ色の樹脂キャップで隠れます。
 ガラスケースとの位置合わせのため、足の部分に切欠きを施しました。




 フロント側に銘板を設置するのですが、在り来たりでは 私らしく無いので、写真パネルをはめ込んでもらいました。




 木枠の内側から、盤面を入れ替えることが出来ます。




 操作盤を準備しました。 電源タップとパワーパックの間に 人感センサー を入れ、人が居る時だけ列車が走るようにします。。。

 過去記事の閲覧は「カテゴリー分類」 鉄道模型 HOジオラマ から、集約してご覧になれます。


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