ふせちゃんのブログ

布施隆宏 公式ブログ。 鉄道写真 風景写真 ジオラマ制作など 趣味の世界を紹介します。

新津鉄道資料館 3

2013-08-11 15:52:00 | おじゃまします~ぅ
 各種レールがありました。 左から 60kgレール、双頭レール、50kgNレール、40kgNレール、37kgレール ・・・。
 現在生産されているレールは 60kgレールと50kgNレールの2種類だけです。
 60kgレールは 新幹線と在来線の主要幹線に。 50kgNレールは 一般の在来線で使用しています。 ローカル線では現在も 40kgNレールや37kgレールが使われていますが、幹線で使っていた中古の50kgNレールに置き換えられています。

 上掲のレールのほか、50kgTレール、50kgPSレール があります。 50kgTレールは、初期の東海道新幹線で使われていました。 1mあたりの単位重量は 53kgありました。




 新橋 - 横浜間など、日本の鉄道の創設期に使用されていたのが この 双頭レール です。 締結装置が非常にごつく出来ています。 木製のクサビもスゴイです。

 こちらでの展示・保存方法は 私的にはベストだと思います。 表面にクリアラッカー塗料が塗ってあり、実感を損ねる事なくサビ止めがされています。 しっとりと雨に濡れている様で きれいです。




 4~50年くらい前のものだと思いますが、軌道モーターカーです。 銘板が見当たらなかったので、新潟鉄工所製なのか 富士重工業製なのか、わかりませんでした。




 今で言う 軌道自転車 にも似ていますが、この開発によって 保線作業は随分と楽になったのだと思います。




 枕木移動器 と書いてあります。 レールクランプの中のカムによって レールをクランプします。 ですから実際には、レールクランプは角度が90°違うはずです。 ラチェットは押し方向でしか使わないようです。




 油圧式通り整正器。 ジャッキの底部をバラストに埋め、フックをレールの底部に引っ掛けて レールの位置を調整します。 とても実用性のある保線器具です。




 手車 ( レール運搬器 )。 この写真だけ新津駅付近で撮りました。 近年では絶縁性を高めるため、MCナイロン製の車輪を装着するものが多いです。
 現在はボルトナットで組み立てる構造ですが、こちらはリベットが打ってあります。 4~50年前の年代モノと察します。




 軌道水準器 等々。




 左上の写真は レール交換器。 左下は レール運搬機 です。 電動チェーンブロックのぶら下がるビームは旋回式です。 車輌限界を超えるので、走行中は角度を変えていたようです。
 右の2つの写真は バラストの突き固め作業でしょうか。 作業しているのは 全員女性です。 男手の少なかった時代の写真です。 雪の中での重労働です。。。


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新津鉄道資料館 2

2013-08-04 16:48:48 | おじゃまします~ぅ
 密着形連結器 を発見! なかなか 近いところでは見られないです。




 そして、自動連結器




 で、なんと! 両用連結器 ( 双頭連結器 ) までありました。 双頭連結器は 横川 - 軽井沢間で活躍していた EF63 などに着けられていました。
 客車や貨車と連結するときは 自動連結器側を使い、電車と連結するときは 固定ピンを差し替え、90°角度を変えて 密着形連結器を使います。 




 角度を変えてもう一枚。 自動連結器の重量は 500kgなので、こちらは 800kg くらい有りそうです。
 自動連結器のナックルは固定なのですね。 初めて知りました。 








 新潟支社管内の列車の行き先板が 壁に並んでいました。
 急行 小千谷銀嶺 の表示板。 165系で運転されていたものなのでしょうか ・・・。。。


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