権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「メグレ警視」

2024-08-30 08:12:29 | テレビ番組

ローワン・アトキンソンが大写しになった番組紹介をみて視聴した「メグレ警視」、これが面白い。
「Mr.ビーン」はユーチューブで結構楽しめるので、アトキンソンはすっかり馴染みになった役者さんだけれども、シリアスな役もとても良い。
90分/話で、イギリス・ミステリの王道を行く様な出来あいのドラマ、映画をTV画面で観ている様な感じでもある。

〔内容:第一話〕
 モンマルトルで連続して5人の女が惨殺されていた。犯人は、警察の厳重な警戒を嘲笑うかのように無造作に女を殺していく。
 政治的背景から捜査から外されよう窮地に立ったメグレ警視は、犯人を誘いだすべく組み立てた罠を全市に張りめぐらし、
 ようやく逮捕にこぎ着けるが、また同じ様な事件が発生した。

このエピソードは犯人とメグレの心理戦が展開されて、それも見せ場になっている。
なお「メグレ」という名前は知っていたが、そのお話はこれまでとんと縁がなかった、その点では「ホームズ」も「ポアロ」も同じ。
昔なら小説に飛びついたことだろうが、今じゃそんな根性は無い。
なおこのドラマは英国が作ったフランス・ドラマなので言葉は英語、役者さんたちも英国人?

なお第二話では「ブラウン神父」の怪盗フランボウの役者さん、その前の「テニソン」では「ブラウン神父」のレディ・フェリシアの役者さんが出ていて、こういう事も楽しい。
英国では有名な俳優さん達だろうが、こちらではあまり馴染みが無いので。

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「女捜査官テニスン~第一容疑者1973」

2024-08-28 09:54:16 | テレビ番組

アマプラをぶらぶらしていたら「第一容疑者」のヒロイン:ジェーン・テニスンの研修生時代(1972年)を描いたシリーズ、ということで早速無料の3話を観たらこれが面白い。
てっきり1話完結だと思っていたら3話が終わっても物語はこんがらがって、結局は有料で続きを視聴する羽目となった。
昔は講談などで主人公が絶対絶命の所で「♪ちょ~ど時間となりました~♪、続きは明日に」みたいな感じ。
さて「第一容疑者」と言えば女優ヘレン・ミレンを知るに至った秀逸な刑事ドラマシリーズ、そこでは男尊女卑な世界の中で奮闘するヒロインがとても恰好良くて、これを再見しようとした矢先にこのシリーズを知った。
第一シーズンでは女性殺人事件と並行して進行する銀行襲撃事件の二つの山に研修生たるヒロインが解決のカギを何となく見つける様な展開、この銀行襲撃の方はアラン・アームストロング(以前「ニュー・トリックス」で癖のある’ブライアン’を演じた)扮する’クリフ’が少々荒っぽくリードしていて、これが有料に突っ込む動機みたいなもんだと思う。

詳細はこちら


なお「第一容疑者」の派生シリーズとして米国版「新・第一容疑者」なんてのもあってこちらもアマプラ3話まで無料、男尊女卑の描きぶりが現代の米国を舞台とすると少し違和感を感じたが、これも面白かった。
なおオリジナル「第一容疑者」では紆余曲折を経て、実は第一容疑者が真犯人だったというのが大筋の展開だと思ったが、「テニソン」も「新」もそうでは無いようだ。
余談ながらいつも容疑者としてリストアップされる容疑者(=常連の容疑者)のことを「ユージュアル・サスペクツ」と言うらしい。



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芝居「丹青の仏馬」

2024-08-23 22:40:29 | 演芸

本日は「深川とっくり座」の芝居見物。
この3月からボチボチと始めた芝居見物、これがなかなか楽しい、とりわけ出演者達全員が楽しそうなのが良い。

〔内容〕
 すっからかんになった詐欺師3人連れが道中に繋いでいた馬(農耕馬)を見つけ、これを盗んで売り飛ばそうとする。
そして盗んだことがばれない様に仲間の一人(金太)を馬から人間に化身したと偽り、元の持ち主(留吉)に行かす。
留吉は娘(おきく)と馬(あお)で仲良く働いていたが、おきくは同じ村の一人息子(新吉)と恋仲になっている。
留吉は娘(おきく)に婿を、一方の新吉の母親は嫁を欲しがり、二人はロメオとジュリエット状態になったいた。
そんな所に馬から化身した男(金太)が現れ、善良な村人たちを巻き込んでドタバタ騒動が始まることとなる、、、
(元の噺は、飲んだくれの坊主が酔っ払って繋いである馬を売り払って酒代にしようとたくらんで、馬の化身としてひと騒動起こすドタバタ)


この公演がどうやら3~4回/年と言う事らしいが期間が金・土・日の3日間しかないのが惜しい、おそらく3か月以上は稽古を積んでるんだから1週間位は公演して欲しいものだ。固定客もだいぶ付いている様だし。
それと千秋楽がハネタ後の打上げはさぞかし楽しいことだろうと思う。

芝居の前に食した「深川めし」、これのアサリの量が半端無く多くて納得の一品。
 

本年3月の記事(丹青の火炎太鼓)

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「殺人狂時代」

2024-08-19 21:09:44 | 映画

とうとう映画館で岡本喜八監督の「殺人狂時代」を観た。
結論を言えば期待値以上では無かった、この監督の作品としてはちょっと物足りないし思ったほどのブラックさは感じなかったが、そこそこ面白くて仕事を抜け出して観た価値はあった。


〔内容〕
 ある日突然殺し屋から狙われることになった大学教員の桔梗信治(仲代)、どたばた逃げ回りながら追手の殺し屋たちを次々にやっつけてしまう。追手は殺人を請け負う秘密結社で元締めはマッドサイエンティストの溝呂木(天本英世)、依頼人は元ゲシュタポのドイツ人で、展開が進むにつれて桔梗の秘密が段々と判明することになる。

天本英世氏はこういうマッド・サイエンティストを演じさせたら天下一品、そういえば岸田森氏もこんな感じで好きだったが。

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「フォードvsフェラーリ」

2024-08-19 08:35:05 | 映画

偶然とは言え神の啓示かという話はさておき、アマプラ映画「フォードvsフェラーリ」これが良く出来ていて面白かった。
動機はクリスチャン・ベイルとマット・デイモンの組み合わせということなのでハズレは無いだろうと思っていたら大当たり。
友情やら家族愛やら理想とビジネスとの葛藤とか、に加えて1960年代のカッコいいレーサーが目白押しと言った具合で、ともかく出来の良い映画だった。

〔内容〕
 1950年代後半にレーサーとして活躍するも心臓を患い引退を余儀なくされたキャロル・シェルビー。今はスポーツカーの製造会社を立ち上げ、気鋭のカー・デザイナーとして活躍していた。その頃、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社では、ル・マン24時間耐久レースで絶対王者に君臨していたイタリアのフェラーリ社との買収交渉が進められていた。ところが契約成立を目前にして創業者のエンツォ・フェラーリが態度を急変させ、交渉は決裂。小バカにされた会長のヘンリー・フォード2世は激怒し、レースでの打倒フェラーリを誓うのだった。こうしてシェルビーのもとに絶対王者フェラーリに勝てる車を作ってほしいとの不可能とも思える依頼が舞い込むことに。さっそくシェルビーはイギリス人ドライバーのケン・マイルズを口説き、2人でレーシングカー、フォードGT40の改良を進めていく。しかしマイルズはレーサーとしての腕前は超一流ながら、その言動はあまりにも破天荒で、企業イメージを大事にするフォード社幹部の反感を買ってしまうのだったが…。
(出典:全洋画オンライン)

この映画でのクリスチャン・ベイルは期待通りの曲者レーサーを演じておりシェルビー役のマット・ディモンとの対比も良かった。
なおフォード・ムスタング新車発表会のシーンがあり、このムスタングこそ「ブリット」で活躍したこれぞ米社と言ったクーペ・モデルで間違っても手の届かない憧れの車だったが、それを主人公は一目見て駄作と判断するとこなんぞは結構嬉しいシーンではある。
それとクライマックスのル・マンで登場するフォードGTは、昔のスロットレーシングでもフェラーリと並んで定番モデルだった様な気がする。
そんな昔懐かしい車たちに遭遇できてノスタルジアをくすぐる映画でもあった。

なお、先日買った「シェルビー・コブラ」はこの映画を知る前に偶然に入手した物で、まさかこの映画で実物(らしき車が登場)を拝めるとは思わなった。
この映画の開始10分で「シェルビー」という人名が出てびっくりした位、というのが今回の”神の啓示”の内訳。

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夏休み日記(その2)

2024-08-18 16:30:06 | 日記・エッセイ・コラム

先日お席亭が手配してくれた「シャイン・マスカット」ご一行様がご到着、農家からの直送なので受け取りを巡ってジタバタしたが先ずは滞りなくご到着。
早速一粒味見をしたらとても美味い、甘くて適度な酸味と濃厚な香り、隣家と倅におすそ分けして大層喜ばれた。

2~3年前からその農家も跡取り問題でいつ廃業するか分からないとのことだったので、今年もまた頂けたことはともかく嬉しい。

ネットを徘徊していたらモデルカーの画像が流れてきてこれが実に美しい、それで怪しげなサイトを避けて普通に手配した入手したのがこれ。


英国のACカーズの「コブラ」と言うレアな車らしい、現存する個体は数億円の値段が付いてるとのこと。
(AC COBRA SHELBY 427 MKII SPIDER)
長かった夏休みが終わった。

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夏休み日記(見損なった映画2本とか)

2024-08-15 21:54:32 | 日記・エッセイ・コラム

8/12月曜、岡本喜八監督の特集を組んだ贔屓の映画館に「溝鼠作戦」「殺人狂時代」の二本立てを時刻を間違えて見損なってしまった。
13:30開始のつもりだったので午前中に事務所に出向いて一仕事、終わってさぁこれからと時刻を調べたら10:30開始、と言うことで事前に手配したチケットとともにパァ。ちょっとショックで失ったお金よりも逃したチャンスの方が惜しい。
幸い「殺人狂時代」は週明けにも再チェレンジできそうなので、、、、
(こんな話)
精神病院を経営する溝呂木省吾(天本英世)のもとへ、かつてナチスで同志だったブルッケンマイヤーが訪れる。彼の所属する秘密結社は溝呂木の組織する「大日本人口調節審議会」への仕事依頼を検討しているという。「審議会」は人口調節のために無駄と判断した人間を秘密裡に殺すことを目的としており、溝呂木は入院患者たちを殺人狂の殺し屋に仕立て上げていたのだ、、、、
と、わくわくする様な内容のブラック・コメディらしい。
岡本喜八監督は「ダイナマイト・ドンドン」「ジャズ大名」とかも面白い映画だったから、今度のも結構いけるんじゃないかと思っている。

さて8/13火曜に仕事を少しこなして翌8/14水曜には踊り子に乗って西伊豆(実は下田からバス)へ、先ずは夕方の風景など。
あいにくと雲が多く太平洋に沈む夕日は拝めなかった。

そして明けて翌朝8/15は畑仕事の手伝い。
これが結構キツイ、作業開始30分位は体が言うことを効かず、暑いから適度に給水して良いか悪いか沢山汗をかいた。



そして台風七号が近づいているので早々にここから退去することとなった。

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今週の出来事

2024-08-09 19:55:35 | 日記・エッセイ・コラム

今週(8/5~8/9)は何やかやの一週間だった。
TVをつければ「パリ五輪」で何やかや、兵庫県ではやらかし知事で何やかや、山形日帰り出張やらお誕生記念会食やらでの何やかや。
さて仕事での山形日帰りは結構なドラマがあって次の様な次第。
・7/26の予定が7/25夜の大雨で新幹線不通のため中止
・7/26の午後に電話でのシステム移行の説明と操作支援を試みたが、会話が成立せずに断念。
・8/6(火曜)に再設定して山形新幹線の途中まで開通(正:東京⇒庄内、暫:東京⇒大石田)
 と言うことながら朝東京駅で駅員さんが「途中までしか行きません」、
 「こちら(目的地)は大丈夫でしょうか」、「ここは多分大石田の先なので振替輸送になります」
 「え~!」、「あ、今調べたら大丈夫です問題有りません」、「ああ良かった」
・仕事は早々切り上げて、この地の観光スポットに案内してもらい、いつか本物の物見遊山をしたいと。

1枚目、2枚目の画像は修験寺が林立しているところを対岸から見たのも、3枚目は反対側でとがった山が乱立している風景。
(イメージ的には身延山みたいな感じ)

そして水曜はお誕生会の焼き肉会食。
このお店は肉質と味は最高なんだけれどもサービスは最悪(というのも夫婦で切り盛りしているため、明らかな人出不足)

最初の焼き始めと〆のクッパ(シェアード・バイ・三人)

そして週末は西伊豆へ。
ゴーヤが鈴なりなのは良いけれど水不足で生育が悪い様で。
(夕餉はゴーヤ・チャンプルを作ってふるまった。)


おまけ
【再現】NNNきょうの出来事 OP(1979年 Ver.)

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「日本の一番ながい日」

2024-08-04 19:32:07 | 映画

またまたこんな季節がやってきた、もはやこの季節のマイ風物詩の様な「日本の一番ながい日」鑑賞。
昨年の8月にも見ていた。
何回みても良いものは良いし、毎回見るたびの新しい感動を味わえる、今回は編集の見事さに感心。

〔内容〕
 広島と長崎への原爆投下やソ連の参戦など、日本の敗戦が決定的となった昭和二十年八月、特別御前会議でポツダム宣言の受諾が正式に決定した。だが終戦に反対する陸軍将校たちはクーデターを計画、一方、終戦処理を進める政府は天皇陛下による玉音放送を閣議決定する。終戦反対派は各部隊ごとにバラバラに行動を開始、やがて終戦を受け入れようとする近衛師団:師団長を射殺したり、玉音放送を中止すべく録音物を奪取しようとするなど、その行動が徐々にエスカレートしていく。
(出典:全洋画オンライン)


この映画の畑中少佐(陸軍省軍事課員:黒沢年男)と椎崎中佐(陸軍省軍事課員:)の狂気は凄い!、それと高橋悦史は名優だなぁと感心。

8月中旬までは、岡本喜八監督の特集をしているのでまたぞろ繰り出そうかと思っている。やはり戦中派の人達はあの戦争の描き方が見事。
もし2015年版のを見て感動した人たちは、是非こちらで本物を知って欲しい、比較にならないことに驚くと思う。
ちなみに上映まじかの空席状況。(毎年上映していてもこれだけ集まるのはやはり傑作という事かも)

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「かわず亭みなみ落語会」@両国

2024-08-03 17:25:45 | 演芸

Xで紹介のあった「かわず亭みなみ落語会」に行って来た。
女流落語家でどんなものかと迷いもあったが、やはり生の語りはすばらしい。

前座:立川生ぼう
   前座さんは真福寺の落語会でもおなじみの人、今回は「牛ほめ」で先ずは場内の緊張を解きほぐしてくれた(と、思う)
雲水師:遊山舟
    上方噺で、橋の上で夕涼みしながら金持ちの舟遊びを揶揄するといった内容。
    でも今回は下に振った枕が結構面白くて、これはやはり生でないと、、、、
坂本頼光(活動弁士)
   大正時代に作られた無声映画「石川五右衛門の法事」を投影された映像に合わせて語る、昔ながらの無声映画の再現。
   これが面白い、とりわけ映画に興味を持つ身としてはこんな芸があるんだ、今ならではの芸と深く納得。
   一応、枕でいろいろと語ってくれたが、場内を暗くしてからは昔の無声映画に興じたひと時だった。
   (どれくらいの時間かは全く分からない、その位面白かった)
かわず亭みなみ:死神
   どんな話ぶりか全く予備知識無しで聞いたらこれが良かった、それほど分かる訳では無いが上手いんじゃないかと。
   表情やら話芸ぶりとかに関心した、高座に上がった姿や語りの顔等々が実に綺麗、真福寺の落語会にもこんな噺家が欲しい。

なお最後の抽選会で11月の落語会の招待券が当たった、是非いかなくちゃぁ~と。
最初の画像は開演30分前の風景、次のが手作りの招待券。   


そもそも落語を生で聞くなぞと言う洒落た事は21世紀も5/1過ぎた辺りまでまったく縁がなかった。
それまではTVのチョコット芸の落語(日本の話芸などをチョコットという表現は大変に失礼だと思うが)とかユーチューブの公開された内容とかで楽しんでいた。 (興津要の古典落語をまとめた本なんかも愛読書だった、と言うかこれで知った話も多い)
まぁ年も年だし贔屓の噺家の2~3人も居ても良いかなと思うこの頃で、この人も候補かも。
そう言えばその昔「落語娘」なる邦画があってこれが滅法面白かった記憶がある、そして朝ドラの「チリトテチン」も良かった。

〔おまけの動画〕
落語「中村仲蔵」かはづ亭みなみ

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