うーーん、演義の世界を見事に映像化して多いに満足。
P1で食傷気味だったアクションシーンと意味の無いラブシーンが押さえられて、権謀術数たっぷりの三国志の世界を堪能出来た。
嬉しいのは孔明、関羽、張飛、趙雲といったなじみのキャラがすんなりと受け入れらる創りになっていた。日本の忠臣蔵みたいなもので筋書きは分かるがともかく楽しめた。
とりわけ、劉備のとぼけた人物像は陳瞬臣「秘本三国志」のそれなのでこの映画は正史を基本として演義を描いているのかもしれない。
金城の孔明もなかなかよろしい。 こちらは人形劇「三国志」のイメージを彷彿させる。
この映画の製作者はこの人形劇を研究したかもしれない、そんな創りであった。
周瑜は孔明と反目してた様な記憶があるが、この映画では諸葛謹を加えた様なキャラで親友関係にして物語をスッキリさせている。
P1をDVDで見てP2を映画館というのは正解かもしれない。
昨日は新装開店したスキ屋で牛丼を食べた。たまに食べる牛丼と生卵は至高の味。
B級グルメ繋がりで、本日のお昼はヤキソバを食べようと富士宮に出向く。
で、味の方はどうかと言うと、旨いのだが、わざわざ行列を作る程でも無し、大盛¥650とこの類の食べ物としては決して安く無い。中華のチャーメン(炒麺)とお祭りの屋台のソースヤキソバの中間に位置する味で、桜えびやら細かい鰹節(おかか)やら細かく刻まれた他の食材とミックスされた独特の味わいがあった。この辺が大騒ぎされる理由かもしれない。なお店の中は地元の人らしい人達で賑わっていたので、この地域の人達はヤキソバが本当に好きなのかもしれない。
一つの店で資料不足なのでもう2~3回別の店を訪れようかと思う。
以下はヤキソバに有りつくまでの過程。
韮崎を出て甲府を通過し河口湖にでて西湖を巡り本栖湖を経て朝霧高原で寒い思いをして富士宮に進軍。
富士五湖も先日本栖湖と精進湖を制覇して本日二つを制覇、残るは山中湖のみとなったが、ここは御殿場に近いのでちと難儀。
なお帰路は富士へ出て富士川を北上して韮崎に入る。
土曜の朝魚屋を覗く。
すると真鯛が¥680、イナダが¥500と安い、当然ながら買い求める。
ともに刺身で食ったが、値段の割りに鮮度が抜群で、とりわけイナダは釣った様な鮮度であった。
鯛のアラ炊きに挑戦して見事に成功。これは刺身よりも旨かった。
この鯛とイナダは沖釣りの定番ターゲットで、鯛は10人の釣り人が乗り込んだ船が1日流して3人位がお目に掛かれる貴重な魚、で外道でイナダが釣れるといった具合。
こんなのが¥1200で手にはいるとは、あらためて海釣りの経済効果について再考してしまう。
なおもしこの鯛が釣ったものならば、1年かけて50cm位(今は40cm)に成長するだろう。
おまけは金曜の夜に食べたホルモン。(少しシツコカッタがこれはこれで旨かった。)
「レッドクリフPARTⅠ(赤壁)」を見た。
良くぞ三国志演技の世界をここまで映像化してくれたものだと、ただただ感謝。
吉川英二の「三国史」以来、柴田連三郎やら陳瞬臣やら横山光輝やら本宮ひろしやらの様々な作家が小説化(漫画化)して、日本中に”三国志オタク”を乱造したこの物語が映画になっただけでもすごいエポックだと思う。
映画の中身はアクション過多と余計なラブシーンで少し退屈な所もあるが、まぁ映画化してくれた感謝のエネルギーで充分のお釣りが来た。
20年位前にNHKが人形劇「三国志」を放送し、どれだけの人気があったか知らないが個人的には大好きな番組だった。(これは人形劇のスペクタクルで今見てもビックリすると思う。)
確か川本喜八郎さんとかいう人が人形作家で、見事な武者人形だった。一番人気は「超雲子竜」だったそうな。
で、三国鼎立のキッカケとなった”赤壁の戦い”はこのTVドラマでもクライマックスだったかの記憶がある。
このTVドラマの主題歌(結構いけてる曲なのだが) → 「3kingdoms.mp3」をダウンロード
そして、この番組とプロレス中継が土曜午後6:00時でブツカッテいたので、VTRを買うキッカケにもなった思い出深い物語である。
♪虹の彼方へ♪という古い曲、多分聞いたことがあると思う。
「rainbow.mp3」をダウンロード
この歌をテーマとしている映画(ミュージカル)が「オズの魔法使い」。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3617
戦前の映画で、モノクロ映画として始まり、色がついて、またモノクロで終わるといった具合で、色使いでびっくりさせられストーリも良い。古典的な冒険談で、化け物有り、ユーモアもたっぷり、勿論音楽も抜群。私のベスト10に入る映画。
で、こちらは虹鱒の干物。 これが結構旨い。店頭で商品としては見た事が無いので、何か問題でもあるんだろうか。¥150/匹と安いと思ったので求めて干物にしてみた。
鯵の干物とは対極にある脂が全然乗っていない代物ながら、海の魚とは別の味わいを感じる。 まぁ強いて言うなら脂を抜いたホッケの様な味。
三国志の関羽の愛馬:赤兎馬("せきとめ"又は"せきとば")は日に千里走ると言う。
この当時の一里はおよそ600m位らしいので、日に600kも走る、やはりたいしたもんだ。
午後から清里あたりを徘徊して概ね180km位を駆けた。赤兎には遠く及ばず。
オーナは留守だったのでこっそりと訪問。
漸く外壁ができつつある。
なんとガラスまで嵌っていた。
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そして帰りに気になっていた「北甲斐亭」の蕎麦を食した。 ¥950也の「山菜天ぷら蕎麦」この物を見て、この値段に納得。
残念ながらつゆが少し甘く好みではなかったが、今度はもう少し暖かくなった時に冷たいセイロを食べようと思う。
もう一度食べたくなる蕎麦である。
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最後に風景を。
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いよいよ春が来た。
日曜の朝、思い立った様に富士山を真近でみたくなり、韮崎→鰍沢→身延→本栖湖→精進湖→甲府と約120Km動いてみた。
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陽気が良ければ富士五湖を廻ろうかとも思ったが、本栖湖と精進湖の2湖で断念した。
しかしアングラー(南蛮渡来の野蛮な釣り人=釣ってから放す=なら最初から釣らない方が紳士的だと思うが)が多い所をみると、ブラックバスをガシャガシャ放流して生態系を壊しているんだろうな、きっと。
甲府への途中で目にした桃畑。
黒澤明の「夢」の2番目のエピソドードで桃の木の精霊の話しがあったが、本当にその様な妖気を感じる。
このエピソードは衣装と風景と雅楽がマッチしていて純和風ミュージカルとして絶品だと思う。
これが桜の木だと、「長屋の花見」になるからミュージカルは無理だ。
長い間ブラザース・フォーのヒットとして親しんで来た「グッドナイト・アイリーン」。
オリジナルは[Weavers]なる1950年代のモダンフォークの開拓者だそうだ。
と言う事実は以前からしってはいたが、そのウイーバーズなるバンドが如何なるものかはこれまでほとんど興味が無かったが、フト調べてみたら驚いた、ともかく驚いた。
何といっても「ピート・シガー」が引きいたグループで、マッカシー上院議員の赤狩りの対象となったそうな。
マズはブラザーズ・フォーの歌声から。(男性4人組)
Goodnight Irene - The Brothers Four
で、こちらがウィーバーズの歌。(女性一人、男性3人)
The Weavers - Goodnight Irene
録音が古い分だけ味ワイを感じる。
それにしても良い時代になったものだとシミジミと感じる。