本日、大森の名画座の小さなスクリーンにて「セッション」と「エール!」の二本立を鑑賞。
どちらも素晴らしい作品(と呼ぶに相応しい映画)で、こんなのが二本立とはラッキー以外の何物でも無い。
「セッション」
これはスゴイ!!
ともかくドラムを叩くシーンが多くてスゴイ迫力、作り手の「ガタガタ言わずに画面をみろよ!すげぇえだろう、参ったか!」って語りかけられている様な凄さ、ラストなんかは絶対に映画館でなければ堪能できない。
アカデミーの助演男優賞を撮ったJ.K.シモンズ、これが完璧主義者を演じて滅法恰好が良い。
セッション(字幕版)
「エール!」
フランスの喜劇風音楽映画。そしてさわやかなサクセスストーリでもある。
(こんな話)
フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、両親も弟も全員耳が聴こえない。それでもポーラが通訳係をすることで、特段の不便も感じることなく、明るく楽しい家庭を築いていた。そんな中、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧められる。歌手になることを夢みるポーラだったが、彼女の歌声を聴くことができない家族は、彼女なしでは日常生活もままならないと、動揺を隠せない。夢は諦めきれないが、家族のことを思うとどうしてもパリ行きを決断できないポーラだったが…。
耳の聞こえない両親がヒロインの歌声に感動する様は見事な演出。なんと無音になる。
この映画、こんな二本立でなければ先ず見ることは無い映画。
さてこの二本、ともに音楽を題材として扱った映画、過去見た音楽映画「ストックホルムでワルツを」、「オーケストラ!」、「ジャージ・ボーイズ」 それに本日の映画たち、どれもみな面白い。