権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「フォレスト・ガンプ」と「スモーク」

2022-12-31 20:03:26 | 映画

久々に映画館に行く、お目当ては「スモーク」、これで通算5回位は見たと思うが、これがまたイイ。
ところが併映の「フォレスト・ガンプ」が初見ながらグイグイグイと引っ込まれて、こちらも良いヒューマンドラマ。
今年の最後の日にこんな二本立て興行に出会えるとは超ラッキー。
今までは「トムハンクス:感動押し付け」臭を感じて避けていたが、騒がれるだけの内容でロバート・ゼメキス(バック・トゥ・ザ・フィーチャー)とは思えない物でもあった。
また名悪役のゲーリー・シニーズが上手い。
〔内容〕
 知能指数は人より劣るが、足の速さでアメリカンフットボールの才能を見出されて大学を出て、ベトナムに行って戦友を救ったりして活躍し、エビ漁船の船長として成功し、と恋愛以外はほぼ満足な人生を送るガンプだったが、初恋の人と人生の節目で遭遇するがなかなか上手くいかない。 
この映画は時代の推移を当時のヒット曲で何となく分かる様にしてあって、それなりの年代の人なら余計に楽しめるものとなってて、サクセスストーリであること等の理由で誰にでも自信をもって勧めることが出来る。

スモーク
これはクリスマス・シーズンには最適なヒューマン・ストーリで立派な名作映画、内容は過去記事を参照。
2017年1月の記事 2014年11月の記事

なお2022年に観た映画のマイ・ベストは「コーヒー&シガレッツ」、これはもう一度見たい。

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「座頭市物語」

2022-12-30 08:50:23 | 映画

「座頭市物語」、過去何度か見たことがあったが、今回あらためて観てこれはマサシクやくざ時代劇の金字塔。
映画館だったら良かったけれどもあいにくとYoutube鑑賞、製作者側に少々申しわけ無い気がした。
もはや出ている人達はほとんどが鬼籍の人々、そんな中で天地茂扮する「平手神酒」と「市」の友情は感動もんだった。
この後はシリーズになったからかなりヒットしたんだと思う、そして主演の勝新太郎については「兵隊やくざ」の天衣無縫ぶりの方が好き。

〔内容〕
 貸元の助五郎は居合抜きの腕前を見込み、坊主で盲目の座頭市を食客として迎え入れた。市は結核に冒された平手造酒という浪人と知り合うが、彼は助五郎のライバル笹川親分の食客となってしまう。二人は酒を酌み交わしながら、ヤクザの喧嘩で斬り合うのはごめんだなどと話した。助五郎たちと笹川一家の緊張が高まる中、造酒が血を吐いて倒れてしまう。

原作は子母沢寛の短編らしいから、こういうストーリを発掘して映画化する制作側の眼力と創作力には頭が下がる。
この映画はTVに押されて映画が斜陽になるころの葉境期の作品だとおもうが、映画が斜陽産業になったのはTVの勃興のせいでは無くて、質の低下によるものが多いと考えている、多分斜陽で没落したのは我が国だけだと思うが。

この映画で知っている役者は勝さんと天地さん二人だけ、やはり大映の役者さんはあまり馴染みが無い。
今度どこぞの名画座で特集が掛かったら是非もう一度見てみたいと思う。

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焼肉とアフター・クリスマス

2022-12-26 23:36:53 | 食・レシピ

本日はOK牧場ならぬ「東京牧場」なる焼肉店で会食。
昨年の11月に催した「K氏を送る会」のコアメンバーだったKM氏と会食、氏は「肉は水と同じ」「ごはんをおかずに肉を食べる」と豪語するだけあってそれはそれは見事な食べっぷり。
それに”焼き方奉行”としての才覚も抜きんでていて肉の部位によって焼き加減の調整までしてくれた。
某有名デパートのバイヤー経験があるから目が肥えていて、その昔に両親に送った”羽布団”やらとびっきりのコーヒ豆やらを紹介してもらい購入したものだった。
そんなこんなで彼が選定した肉を彼が上手い事焼いてくれて、その彼が感心した肉の味を堪能し、〆は白湯クッパでこれもなかなかの一品だった。

さて良い気分で最寄りの駅に着いてぶらぶら歩きながらふとファミマに入り、↑の画像の様な一人クリスマス用(?)のを買い求め寂しくも美味しく頂いた。
「酔い覚めの水、千両と値が決まりけり」なんて言葉があるけれども「酔い覚めの甘味、価400円と大儲け」、と言う訳でそれなりのアフター・クリスマスだった。

明日は仕事納めで事務所の大掃除を予定、残務は持ち帰って正月興行でもしようかと。

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「三十四丁目の奇跡」

2022-12-26 10:27:09 | 映画

一人で過ごすクリスマスにこんな”ほのぼの系”映画はうってつけ、そしてなかなかの名作だった。
この映画は”ナタリーウッド”が子役でブラフォー・創立メンバーと同名の”ジョン・ペイン”が出演したりとか、いろいろと楽しめる映画でもあった。
この話をみた時に直観的にミステリーゾーンの「弱き者の聖夜」の原点かと思いきや、ストリーは全然別の方向に展開する。
なおこの映画はリチャード・アッテンボロー主演でリメークされている、タイトルは「34丁目の奇跡」。

〔内容〕
 ニューヨーク、メイシー百貨店の催す感謝祭パレードの一番人気はサンタクロースの行進だ。そのサンタは人事係のドリス(M・オハラ)に選ばれたクリングル老人(E・グウェン)。
クリングルのサンタは評判を呼ぶが、現実家のドリスは一人娘スーザン(N・ウッド)が彼を本物のサンタだと思いこんだため、クリングルに説明を頼んだ。
だがクリングルは彼女の言葉に従わず、自分はサンタだと言い張ってしまう。やがて、妄想狂と見なされた彼は精神病医を殴るという事件を起こし、ドリスのアパートの向かいに住む弁護士フレッド(J・ペイン)の助けを借りて遂に裁判が開かれる……。
(出典:全洋画オンライン)

いままでこの映画を知らなかったが(なぜかタイトルだけは知ってた)、これは素晴らしい内容の映画。
監督ジョージ・シートンは「大空港」ぐらいしか記憶に無いが、他にも名作が一杯ありそう。


この子役がナタリー・ウッドとは最後まで分からなかった。

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薩摩芋の処理

2022-12-25 16:42:31 | 食・レシピ

先日細君の実家に光回線工事の立ち合いで行ってきた、工事の方は無事開通しTVと電話とネットが一本にまとまりWIFI環境も整備してテレワーク出来る環境も出来た。
2日程の留守なんで客先にはその旨伝えていたが、幸いヤヤコシイは話は入っていなかった、こんな時にメールを開けるのは結構ドキドキする。
さて帰りに頂いた保管してあったさつま芋を適当に選んで2本持ち帰り、本日処理をした。
今回のは割と大振りなので、芋ケンピとポテトチップの中間をねらって↓の様な具合。

芋を適当に輪切りにして2時間程干す。
 

適当に揚げて、グラニュー糖を適当に溶かして片面を浸して出来上がり。
チョットべとべとしてるので、砂糖を薄めすぎたかもしれないが甘さ控えめと考えればそれも有りかと。

ところで田舎の工事業者は実に愛想が無くて無礼、工事中は四六時中グチを言ってた。
そして二言目には「設置工事しかやりませんから」と、でも何とか穴あけして電源を確保して動く様にしれくれた。
普通なら家の出入りに一声位掛けてもと思うのだが、それも無かった。

今回は普通電車を乗り継いで伊豆急下田まで行き、そこから路線バスに1時間程揺られて、なかなか良い旅だった。
車だと渋滞にイライラしたりとか、眠くても居眠りなどもっての他なので、時間に余裕があれば電車の方が良い。

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「肉と日本酒」;第二回忘年会

2022-12-18 00:04:46 | 日記・エッセイ・コラム

本日は「肉と日本酒」なるお店で忘年会、事務所の仲間は3人だけその他は寄せ集めの総勢40人位のお店貸し切りで飲み食い。
料理はコース(と言っても焼肉メニューとか肉料理)で、日本酒は銘柄酒が飲み放題。
何しろ下戸でも味は分かるから、本当に旨い酒。舐める様にいろんなのを味わった。



左上の画像は久々に牛肉のユッケ、右上は牛肉のしぐれ煮でこれも美味い。


焼き物が一杯、これが4人分なんだけれども最後は二切れ程残した、ふぅ~。

お酒もいろいろとあったが気まぐれで2本のみ撮影、どれもまったりした辛口で旨かった。
この会は八王子在住の某社長さんの仲間の例会に混ぜてもらったもので、画家やら起業家やら職業不詳の社長さんやらともかく屈託の無い人達の集まりで、こんな集いも良い。
因に八王子の某社長さん、元は大部屋俳優で舞台役者も経験してるからカラオケは滅法上手い。
来年は12月10日とのことなので参加の意思をしといた。

さて1回目の忘年会は月曜の夜に近場の居酒屋で軽く済ませてから、門仲に繰り出してカラオケ三昧のご乱行、これも楽しかった。


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「芝浜」やすらぎ寄席

2022-12-16 00:46:26 | 演芸

本日は愛宕1丁目の真福寺と言うお寺の本堂での落語会「やすらぎ寄席:立川流」に行ってきた。
トリの立川ぜん馬師匠の「芝浜」は時節柄でもあるが、生の達者な語り口、表情や仕草や間、これらにぐいぐい引き込まれて本当の人情話を堪能、実に良い思いをした。
このぜん馬師匠は大病から復帰した人で、語りはじめはかすれた声が少々気になったが、話に引き込まれてからはそれも味になってしまった。
この話(芝浜)はこんな人が語ると嵌るのかも知れない。
〔こんな話〕
天秤棒一本で行商をしている魚屋の勝は、腕はいいものの酒好きで、仕事でも飲みすぎて失敗が続き、さっぱりうだつが上がらない裏長屋の貧乏暮らし。
その日も女房に朝早く叩き起こされ、嫌々ながら芝の魚市場に仕入れに向かう。しかし時間が早過ぎたため市場はまだ開いていない、しかたなしに誰もいない美しい夜明けの浜辺で顔を洗い、煙管を吹かしているうち、足元の海中に沈んだ革の財布を見つける。
拾って開けると、中には目をむくような大金。有頂天になって自宅に飛んで帰り、さっそく飲み仲間を集めて大酒を呑む。
翌日、二日酔いで起き出した勝に女房、こんなに呑んで支払いをどうする気かとおかんむり。勝は拾った財布の金のことを訴えるが、女房は、そんなものは知らない、お前さんが金欲しさのあまりに酔ったまぎれの夢に見たんだろと言う。
焦った勝は家中を引っ繰り返して財布を探すが、どこにも無い。彼は愕然として、ついに財布の件を夢と諦める。つくづく身の上を考えなおした勝は、これじゃいけねえと一念発起、断酒して死にもの狂いに働きはじめる。
懸命に働いた末、三年後には表通りにいっぱしの店を構えることが出来、生活も安定し、身代も増えた。そしてその年の大晦日の晩のことである。勝は妻に対して献身をねぎらい、頭を下げる。
すると女房は、三年前の財布の件について告白をはじめ、真相を勝に話した。

この噺は年の暮の風物詩の様なものらしい、それは実感。
 
ちなみに今回は前座:立川生ぼう(牛ほめ)、立川?(ふぐ鍋)、立川雲水(竹の水仙)、立川ぜん馬(芝浜)といった陣容。
そして会が終わると抽選会があって、一応10番目位に当たり「卵かけごはんの醤油」なるものを頂いた。
(1番目から好きな物を選んで取って行くシステム)
これは立川流の噺家さんたちが提供した結婚式の引き出物やらどこかの土産物(今回は楽太郎師のお別れ会の品まで)とか色とりどりの景品でフリマの様な感じ。
大体観客40人位で景品が15個だから当たらない人は相当にツキの無い人、前回はそのツキの無い人々の一人だった。

最後の画像は東京中央区新川の夕刻の風景、本日は午後からここで仕事。

PS: 景品で頂いた”コロピヨだし醤油”、ネットで調べたら1200円、木戸銭が1500円だから超お得な日だった。
  卵かけごはんが楽しみ!

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PENで遊ぶ(その4:スバル360とチェリー)

2022-12-13 21:52:19 | 日記・エッセイ・コラム

今度は懐かしのスバル360
その昔4輪免許の取り立ての頃、友人宅にあったポンコツのスバル360で東名をはしったことがあった、60㎞以上ではまっすぐ走ることが出来ずに結構煽られた。
3速で1速(ロウ)はシンクロが効いていないから止まらないとギアが入らなかったし、2cycle混合油で煙をもくもくと凄い車だった。
(この当時は4速フルシンクロ・ミッションなんてのが自動車のセールス・ポイントだった様だ、因にシンクロ・ミッションと言うのは革新的な発明だったらしい、ワシ知らんけど)
確か販売価格は36万円(当時の1000ドル)だった様に記憶している。
そしてこのミニカー(アシェット・コレクション)はかなり気合が入っていて見事な出来栄え。(1/43スケール)




***ウィキより抜粋()内は実寸*********************
ホイールベース 1,800 mm
全長 2,995 mm      (約7cm)
全幅 1,295 mm      (約3cm)
全高 1,335 mm
車両重量 385 kg
生産台数 39万2016台
******************************************

撮影に関しては、立体的に撮影しようとするとピント合わせが難しい、、、
4枚目なぞはリア窓枠にピントが合っていて残念ながらナンバーが判読できない。

さて次は「超えてるチェリー」、この頃のFFはまだまだ粗削りで我慢車でマイナーな存在だった。
この車は先駆者と呼ばれているが、確かスバル1000の方が登場は早かった。

この車の横顔は最高に格好良いと思う、光岡自動車辺りがマーチベースでレプリカを作ったら面白いクーペが出来ると思うが。
こちらも上手く撮れたとは言い難い。

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「3022」と「グッドライアー」

2022-12-10 08:33:13 | 映画

3022」と「グッドライアー 偽りのゲーム」、どちらも面白いと言えば面白いし、つまらないと言えばつまらない、つまりはどうとでもとれる内容だった。
そんな期待外れな映画2本の話題。

3022
かなり本格的なSFで1960年年代の作風の匂いが強い内容。”最後はどうなるのだろう”という期待だけで引っ張る造りにはなっている。
知っている役者は皆無、画面も暗くてバタバタ何が起こっているのか理解できないシーンや時間が飛ぶ場面が混ぜこぜで、スターウォーズの様な単純明快さに相当欠ける。
でもあちらよりはこっちの方が好き。

〔内容〕
23世紀、木星の衛星であるエウロパへの植民政策が実行されていた、そして中継基地-宇宙ステーション「パンゲア」がどこかの軌道に有り、そこでは10年毎に担当国を交代して運営されていた。
米国の担当期間のがはじまって5年が経過。 クルーの疲労が溜まったところに地球が爆発して消滅するという大事件がおこり、残ったクルーの身の振り方でトラブルが発生したり、漂流宇宙船のクルーが参加したりと複雑な状況になっていく。

最後の15分を工夫すればもっと面白くて重厚な名作SFになったろう、惜しいと思う。

グッドライアー 偽りのゲーム
詐欺師の物語なので「さぞかし面白いだろう」って期待が大きすぎた。
内容的にもナチス絡みのエピソードや血なまぐさい暴力があったりと、主演の二人が好きなだけに残念な内容だったと思う。
(当然ながらこの味付けが好きな人たちも多いだろうが)

〔内容〕
 一人暮らしの老人ロイが出会い系サイトで知り合ったのは、夫を亡くしたばかりの高齢の資産家ベティ。互いに孤独な2人は急速に距離を縮めていく。しかしロイの正体はベテラン詐欺師だった。世間知らずなベティを信用させ、全財産を騙し取ろうと着々と計画を進めていくロイだったが…。

詐欺師を扱った映画は名作揃いで「スティング」、「オーシャン関連映画群」、「華麗なるペテン師たち:TVドラマ」古くは「おしゃれ泥棒」等々、どれもが軽妙な味付けで気楽に楽しめた。

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PENで遊ぶ(その3:ダットサン・サニー)

2022-12-07 23:05:15 | 日記・エッセイ・コラム

今度はダットサン・サニー1000を撮る。

拡大画像
 
この車は祖父が3台目に所有していた車で、この後サニー1200を2台ほど乗り継いで免許を返納した。
なお派生車種であるサニークーペ1000は友人から譲り受けてオーナーだったこともある、何しろ雨が降ると社内に漏れてジメジメしたり、バッテリが良く上がって始動不良になったりとか、相当なポンコツだったが軽くて良く走った。
今あらためて観ると大衆車を絵にした様なスタイル・デザインで結構良いと思う、なおこの車の車名は一般公募で結構な大騒ぎだった記憶がある。

今度のは少々造りが甘い、1/43スケール。(約15cmのボールペンと比較)

ミニカー・コレクションにはまりつつある自分の手をじっと見る。

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