昨日はキネカ大森に「グレイテスト・ショーマン」と1964年公開の東宝「君も出世出来る」の旧作ミュージカル二本立て、これは超の付くお得な番組だった。
「グレイテスト・ショーマン」
これは昨年公開時にも映画館に足を運んだが、一年も経たない内にもう一度みれるとは何たる幸せ。
昨年見た時にはラスト10分で何とトイレに駆け込む失態をして後味の悪い思いをしたので今回は準備万端で臨んだ、と言っても上映前にコーヒをガブガブ飲むのを止めただけだが。
映画の方は、オープンニングからグイグイ引き付ける’つかみ’の良さで、見事な歌と踊り、こりゃ何回でも付き合える面白さ。
実際ミュージカルは映画館の音響と大画面に繰り広げられる群舞の迫力が見事、これはDVDや4Kやら8Kやらでも絶対に味わえない。(でも途中でポーズにしてトイレには行けない!)
内容は過去記事参照。
「君も出世出来る」
1960年代ではお馴染みのフランキー堺演じる三枚目と二枚目の高島忠夫に幸村いずみやら中尾ミエが絡む和製ミュージカル。
上の作品を見た後では「トホホ」感が半端でないが、気楽に楽しめてクールダウン効果は抜群だった。
(一応ミュージカルらしい見事なシーンは挿入されておりそれなりに楽しめたということかな)
実はフィルムが切れるという昔ながらの事件があって役10分程空白(真っ暗だったり開き直って灯りをつけたり)があって、雰囲気までもが1960年代の場末の映画館にタイムスリップしてしまった。
(帰りの時にはお詫びの印に無料鑑賞券をくれたのでこれは超ラッキー)
「何がジェーンに起こったか?」
録ダメした奴を大晦日に一人さみしく見たが、これが傑作サスペンスで思わずうなってしまった、まだまだ未見の名作は多いことに感謝しなければ。
1962年製の映画で、「サイコ」と「ミザリー」を合わせた様な内容で、息もつがせぬ2時間だった。
古い屋敷に一組の姉妹ブランチとジェーンが暮らしていた。ジェーンは可愛らしい名子役で一世を風靡したが、成長してからは仕事も無く、美貌のブランチの下で鬱屈した生活を送っていたのだった。そんなある日、ブランチが事故で半身の自由を失ってしまう。立場の逆転したジェーンは、押え付けられていた鬱憤を、陰湿ないじめで晴らそうとする。やがてブランチは、ジェーンのもとから逃げ出そうとするのだが……。
(出典:全洋画オンライン)
最後のシーンは見事!