朝起きたら、このニュース(俳優「レナード・ニモイ」がご逝去)が飛び込んできた。
まぁ結構なお年なのでビックリするほどの事は無いんだけれども、かつてのトレッキーとしてはやはり残念。
何といってもTVシリーズ「宇宙大作戦:Star Treck」のMr.スポック役でおなじみだった人、最近では新作の映画「スタートレック」でチラッと出演したりとか、TVシリーズ「フリンジ」 での出演で、歳を感じさせていた。
が、やはりMr.スポック役が一番のはまり役だった。
カーク船長の親友で冷静かつロジカルな性格を粛々と演じ、この俳優の実物を観た(アメリカの)子供が「うそー、耳がとがっていない!」と言われたエピソードがあったそうな。
このシリーズは確か日曜の16:00からの放送開始(記憶頼り)、「宇宙家族ロビンソン」が土曜の夜の8:00(これも記憶便り)だったから、日本のTV業界ではかなり粗雑な扱い様だった。 もちろんこちらはSFファンだったし本格的な内容だったこともあり根っからのファンだった。
(1970年代にアメリカから飛び火した日本のにわかトレッキーとは一応一線を画しているつもり)
映画「スターウォーズ」が封切された時に喜び勇んで観た所結構がっかりして、後の映画「スタートレック」で口直しをした覚えがある。
(今でも「スターウォーズ」は宇宙を舞台にしたチャンバラ・ドタバタ劇として、世間程には評価していない)
さて、スポックの思い出のシーン。
エピソード名は忘れたが、カーク船長がクルーを助けるために船を危険にさらそうとすると、スポックが「多数の幸福は少数の幸福に優先する」と言って 船長に小言を言う。
が、エピソード後半で船長の危機を救うために副長スポックが船を危険にさらし、最後に助かった船長から「なぜ船を危険にさらしたか」と問われてスポックが冷静に言い返す「時には少数の幸福が多数の幸福に優先する」。
ドクター・マッコイとスポックそしてカークとこの3者のキャラクター設定とストーリ展開は本当に見事だった。
なおスポックの声の吹き替えは、バートランカスターの吹き替えでもおなじみの久松保夫さんで、この人は結構早く無くなっていた。
1970年代後半の事だと思う。
たまたま「宇宙大作戦」 が再放映されていたの知ったが生憎と平日の16:00位だったかと思う。
この当時は未だVTR(ビデオ・テープ・レコーダ:これも死語になりつつある)など無かったから、観ようと思ったらば勤め(堅気のサラリーマンだった)を休むしか他に無かった。
で、何とか理由を付けて会社を休んで観ようとしたら、この日は何かの理由で放映されなかった、かなり落胆した覚えがある。
有給休暇を1日消費して、、、、、
思い出は尽きない。