これは勤め先の窓脇でecoを兼ねて、"昔のお嬢さん"が丹精込めて栽培していた朝顔。
遅れて咲いた何輪かの花、何とも可愛いものよ。
,
,
,
,
♪バラが咲いた、バラが咲いた、真っ赤なバラ~が、、、♪ 「baragasaita.wav」をダウンロード
大昔にマイク真木氏が歌って大ヒットした和製フォークソングの草分け「バラが咲いた」。
この歌は多分中学生の頃か、独身の大場先生の家に遊びに行って、電池式真空管ラジオ(当時はポータブルラジオと言った)から流れてきたのを鮮明に覚えている。
この先生は生真面目(酒もやらなきゃタバコもやらん)な九州男児で、カンツォーネなんかを歌わせると結構上手で、当時は性格の悪い教師が多かったから白眉だった。
そして、この先生には妹やら友人の弟までが世話になった。多分未だ健在だと思うが。
結局、”朝顔が咲いた” →"バラが咲いた" → "中学生の思い出" とただの連想ゲーム。
そう言えばそんなTV番組(NHK)もあった。
さて、先日の日曜日、「真夏のオリオン」なる戦争映画(邦画)をTV放映で見た。
これが何とも酷い内容で、CGを使ったSFXは進歩を感じるものの役者の演技や演出、とても木戸銭をとれる映画では無かった。
この映画は「雷撃震度19.5」と言う面白い小説を原作としているが原作の持つ面白さなど微塵も無い。そのプロットは名作「眼下の敵」に似ていて、伊号58潜が米海軍の重巡インディアナポリスを追跡して撃沈する話である。このインディアナポリスは第三の原爆を輸送中であったことや、艦長がジグザグ行動をとらずに航行していたことから、戦後に米国の軍事裁判の対象となったそうな。
そしてこの事実から日本海軍の潜水艦戦史の中では”大きな戦果”として扱われえている。
なお、小説では大分脚色されていて人間魚雷「回天」の使用を忌避する艦長像が、印象に残っている。あの駄作「ローレライ」もこの艦長像を参考にしている。(と思う)
潜水艦を扱った映画は結構名作が多くて、例えば「深く静かに潜行せよ」(バート・ランカスターが格好良い)、「眼下の敵」(クルト・ユルゲンスとロバート・ミッチャムの名優演技合戦)、「ペチコート作戦」(良く出来た喜劇)、言うまでも無く名作「Uボート」、「1943」(これは笑えた)、と粒揃いである。
時代が下がると段々と駄作が増えて、「U157」(普通の駄作)、「Uボート最後の決断」(ましな駄作:面白いけど魚雷をやたらと撃つのが気に入らない)。
そして我国の比較的にお金を掛けた大駄作の「ローレライ」や「真夏のオリオン」。
同じ戦争に負けた三国同盟の仲なのに、何でドイツに名作が作れて、我が日本国は作れないのか、民族的にはドイツには負けるかも知れないけれども、戦勝国の米国よりはよっぽど優秀だと思う。
さてここで、第二次大戦の兵器としての潜水艦を眺めてみると、水上最大速力20kt(36km/hr)で水中最大速力8kt(14km/hr)で1時間しか潜れない船。
主な武器は魚雷と大砲1門。ちなみに駆逐艦は最大速力30kt(54km/hr)で水中探知機を使って潜水艦を追い回すから普通では勝負にならない位駆逐艦が強い。
したがってクルト・ユルゲンスさんが艦長をしているUボートならいざ知らず、長髪の玉木君が艦長の操艦する潜水艦が米国の駆逐艦に勝てる訳が無い。
あんまりにもお馬鹿さ加減についナガナガグチグチと駄文を書いてしまった。
↓の写真とイラストは口直しで、大戦末期にドイツ海軍が投入した最新鋭Uボートの21型。水中17kt(30km/Hr:当時としては画期的)で1時間航行出来る電気ボート、後の原子力潜水艦ノーチラス号のお手本になったとのこと。
映画「ローレライ」もこの型のボートを使っていれば、少しはリアリティがあったろうが。
8月15日、故郷にお墓参りに行く、風光明媚、こんな所で生まれ育った。
だんだんとお墓が身近に感じる様になったのは気のせいか。
,
,
,
,
,
なおこの日のランチもゲストの希望により寿司で、今度のは格安ながらそこそこの旨さであった。
やはり宣伝する気は無いけれども ↓
http://www.hamazushi.com/hamazushi/index.html
ここの大仁店。
ややこしいけど、横浜の「沼津のすし之助」なる回転寿司に家族3人で行く。
本日の圧巻は「大間のマグロ」の3点盛りで、¥560、高いか安いかは主観の問題ながら、とても満足。
宣伝する気は無いけどURLを参考までに→ http://www.sushi-no-suke.com/yokohama.html
,
,
,
,
,
意外にお勧めなのが実は稲荷寿司、なぜか旨い、そして勿論安い。
アジは、これも旨かった、で、他にもいろいろと食したが写真を撮る暇が無かった。
寿司という食べ物は「高い」「旨い」が当たり前で取り立てて騒ぐものでは無いと考えていたけども、やはり旨いのに出会うと理屈抜きに「旨い!」と騒ぎたい。
因みに本日は店内で30分待たされたから、余計に旨く感じた様だ。
昨日BSで山本薩男特集の邦画「白い巨塔」を見た。
この話は何度かTVドラマされていて、最近では唐沢何某とかというタレントが「財前」を演じている。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=160924
1966年(昭和41年製作)のこのモノクロ映画はまっこと良く出来ていて、TVドラマの様な安手な演出や演技が無い、またこちらの田宮二郎の方が断然映画俳優らしくて力強い。
原作も読んだが、この映画なら両方楽しめる。大体が原作と比較して良いの悪いのと議論したくなるが、これは別物といえる。
山本薩男監督というのは、「戦争と人間」で強烈な左翼思想の映像作家との思い込みがあったが、映画監督としての力量もたいしたもんだ。
今週は、「金環食」「不毛地帯」と山崎豊子原作の邦画につきあっていて良い出会いした気分になっている。こういう良質の古い邦画に接すると、内容的に昨今のTVドラマを凌駕していることを再認識する。
また映画はTVに押されて斜陽化したとの認識が広くあるが、実態は良い映画が作れなくなって衰退したのだろう。タレントの顔見世興行で集客する邦画界は、そろそろ本質に目覚めて欲しいもんだ。
黒澤明、小林正樹、岡本喜八、ここら辺の邦画監督はリバイバルとかTV放映でしか知らないが、二千円位の木戸銭を払っても損の無い邦画を作っている。