フィクションに浸かりきった週末からノンフィクションの世界に触れて覚醒した気分。
本日知り合いの紹介で”岩合光昭”氏の講演に参加、無料ながら¥2000位の木戸銭を払う価値があった。
http://www.digitaliwago.com/gallery/japan/index.html
ともかく素晴らしい写真で、あの明るいアフリカのサバンナで被写界深度を浅くしてシャープなピント、プロは違う、とため息がでちまう。
モデル(まぁ動物ですけど)の一瞬の表情を捉える、とりわけ3匹のシマウマのお尻を写した奴はお気に入り。(上のHPの65/122のスライドです。)
ボクトツとした語り口は決して流暢では無い、しかしながら素晴らしい写真をスクリーンに写しているので、絶妙のコンビネーションで妙に迫力があった。
一芸に秀でた芸術家に流暢な語り口は不要。
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かつて国語の教科書に載っていたエピソード。(多分中学校だと思うが)
とあるパーティでスピーチを振られたリンドバーグが一言、「しゃべることが出来る鳥オウムは、飛ぶことができません。」
リンドバーグと言えば大西洋を単独飛行した飛行家。
ところでこの講演会のQAコーナで、自説をとうとうと述べて質問してるんだか演説してるんだか分からん様な親父がいたが、少々興ざめ。
「どの動物が一番好きですか?」とか「これまでで最も怖い経験を聞かせて下さい」とか可愛らしいQAが聞きたかった。