その昔、東宝の怪獣映画には陸上自衛隊の61式戦車とこのパラボラを付けた「メーサ砲」が常連さんだった。
今でこそパラボラはBSアンテナなどで一般的だったが、この当時(多分1960年代前半)は訳の分からない新兵器として見事なデザインと思った(ことだろう)。 映画の中では結構見掛け倒しで、こんな音楽と共に格好良く登場してあっけなく踏んづけられてお終い、だった様な。
「20090822mp3.mp3」をダウンロード
そしてご幼少の折りにこんなのを見ていたら絶対に感激したことだろう。
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ここは野辺山国立天文台で、ずらりと並んだのは電波望遠鏡群。望遠鏡といっても実体はアンテナなんでそこから得られる宇宙画像は何となくインチキ臭い。
最後の1枚は、ドーム型劇場を持つ施設の屋上から撮影。
このドーム劇場、結論から言えば昔入った「五島プラネタリウム」に比較して、りっぱな設備でしょぼいCGでしょぼいコンテンツ、30分間が苦痛だった。
値段が¥350と安いからまぁ良しとしたが、リッパな設備だけにコンテンツを何とかすればなぁ、などと思う。
最近見た2本の戦争映画から雑感を。
「ヒトラー ~最後の12日間~」 これはドイツ映画らしく真面目に淡々と、ヒトラーの人物の大きさ、人を寄せ付ける魅力、狂気、そして彼を取巻く人々を描いている。実はこの映画は東京・渋谷で単館上映されたのをわざわざ見に行き、そして今回DVDで見たものでこれで都合3回は見てると思う。
印象に残るのは嫌われ者ヒトラーを演じたブルーノ・ガンツとヒロインのアレキサンドラ・マリア・ラーラの見事さ(演技力など見抜く力はないから単純にそう思っただけ)。
この女優さんは「トンネル」に続いて2回目。あと役者は知らないがゲッペルスの人柄も名前も知らない奥目の俳優さんが見事に演じていたと思う。
ヒトラーに対する忠誠心と、ドイツ国民に対する無責任さ、そしてゲッペルス婦人の強さに比較して少々頼りなげな様子。
この映画は2時間以上の長尺ながら全然退屈することが無い名作映画。
「ワルキューレ」 トム・クルーズ主演なのであまり期待をしていなかったのが幸いして大変に面白かった。
名画に連なるのは無理ながら、映画館に足を運ぶ価値はあるのではと思う。
かつては「将軍たちの夜」 「オデッサ・ファイル」 「マラソン・マン」とかナチスに絡む面白い映画が沢山作られた。少し趣がことなるがこの映画はその線上に載せても良いと思う。願わくばドイツの英雄の物語なので、上記作品の様にドイツで真面目に作って名作に近づけて戴きたかった。
ところで、クリスチャン・ベルケル という男優さん、多分ドイツの俳優だと思うが、上記「~最後の12日間」でシェンク教授を演じていて大変に格好良いのだがこの映画でもなかなか格好良い、今後も注目したい役者である。
やはりドイツの英雄はドイツ人に演じてもらいたいものだ。無条件降伏を強いられた国同士、戦勝国に良い役を採られるのは気に入らない。