雪の山はきのこ山で大収穫

やはり雨かと思って合羽を着ていこうと考えていたら小降りになり山に付く頃は止んでしまった。
葉が落ちた林は丸見えで人目に付いてきのこ山の存在がばれてしまわないように白衣の上に茶色いカーデガンを羽織雪の中を歩き始めた。
春先の山ウサギのカモフラージュの迷彩服みたいと思いながら先を見た。
そしたらかんじきの人の跡が付いていた。
コレは先を越されたと一瞬思ったが大きなイヌの足跡も有ったからきの子取りではないのが判り進み始めた。
雪に足を採られて上る山は久しぶりなので心臓が口から出そう。
大きな木の大きなナメコが気になっていた。
天候に恵まれれが傘の直径が２０センチを超えると予想していた。
二週間ぶりなので駄目になっていることも考えていたが現場に行くと実在していた。
でも予想に反して小ぶり、帰って計ったら１３センチだった。
やがてお日様も顔を出しムキタケやカンタケも一杯出ていて、なめこの小さいのも出始めていた。
店に帰り自慢げに店先に展示しておいた。
譲ってくれという人が続出。
格安な値段にして５５００円の売り上げになった。
一部は昼定食のマグロのタタキの横に湯がいてきのこの刺身につけた利天ぷらにしたり味噌汁に入れたり。
豊かなナメコとカンタケの味がした。
昼定食は生姜焼肉とマグロのたたき。
コレに味を占めもし明日雪が降らなければ別の場所に行ってみたい。

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