昨年から顕著になってきた野菜価格の乱高下はいろいろな理由が挙げられています。
気温上昇で秋野菜が一気に成長してしまい市場がダブついて下落
その後口は逆に気温が低下したため成長不振で品薄となり高騰
要するに不作と豊作が不規則に交錯した結果とされているわけですが私の小さな畑でもそれに類するような
不規則な現象はいろいろ出てきています。全国の農産地の情報も概ね同様の傾向ですね。
ただ、なんでも気温のせいで済ませられるほど単純ではない複雑な要因も垣間見えてきています。
上の最初のグラフは私の農場から最寄りの観測スポットの気象データから加工したものですが、昨年と今年の
日照時間(1か月間の日照時間の合計)を月別に比較したものです。1月、3月、12月以外はおしなべて
前年を下回っています。非常に大きな差が出ている月もあります。全体では12%の差ですが、11月から12月に
かけて40日も雨が降らない期間もありましたからR6はそこで稼いだとも言えます。
二つ目のグラフは私の家庭菜園に設置してある百葉箱で取っている気温データのまとめです。
気温は最低気温の月毎の平均と、同じく月毎の最高気温の平均を比較しています。平均気温の比較ではありません。
要するに植物や果樹に大きな影響のある寒暖差を読むデータとなっています。気温については大きな差は無い
ようにグラフからは感じられますが、R6は冷から暑への切り替わりや暑から冷への落ち込みが急激になって
います。秋が失われ夏から一気に冬になったと言われる所以ですね。葡萄の房作りやホルモン処理(無種化)は
4月から5月にかけて行い9月上旬の収穫を目指しますが、データで見ると昨年は気温の推移は一昨年とほとんど
変わらないにも拘らず日照時間は下回り放しでした。日照が無いのに暑かったということですね。病気とか
害虫による影響は無かったのでこれくらいしか葡萄が実らなかった理由が見つかりません。7~8年前ですが
秋にひどい日照不足があり野菜が出来ない事がありました。日照不足と猛暑のダブルパンチ、そして季節外れの
豪雨や干ばつと不安定な要素が重なると本当に何もかもダメになります。それが世界的に起き、更に国際紛争や
不必要な覇権争いなどと重なると自給率の低い我が国はたちまち困窮することになります。恐ろしい事ですが
そこを見据えて政治をやってもらわないと。
長期間の保存を心配してましたが、
今の所なんとか買わずに済んでます。
しかし、在庫が少なくなって来た。
春には安くなってくれると良いなぁ~
このグラフ、自分で入力して加工したのですか?
わが家のも過去データは見れるけど・・・
加工出来るファイルにはなって無いもなぁ~
(--;
近年の不規則な現象に野菜作りがついていけない感じですね。
野菜の出来不出来は、温度だけでなく、日照時間も大きく関係していることですね。それに加えて、豪雨や干ばつなどの不安定な要素が重なるなど、不規則な現象が重なっていることが、近年の野菜の値段が異常になっている理由でもありますね。とてもわかりやすいです記事ですよ。😊😊
野菜を作っていれば、キャベツが高ければ、白菜で代用するとかできますので、気が楽です。
ではなく、フカフカで軽いのに爆発したと思います。
この現象は正常な肥大ではなく急激な成長が起こった
ため外葉の成長が間に合わず爆発という現象ですね。
恐らくは最低気温が下がらなかったのが要因だと思います。
私のブドウは急激な温度変化が最高気温と最低気温の
両方で起きた事、最高気温が高めで前年よりさらに継続
した事、加えて日照時間が非常に短かった事などが
複合的に影響してリズムが狂ったのだと思います。
データをいろいろな形に可視化すると私のように
瞬間的に多くの変化を俯瞰できる能力が非常に低い
人間でも多様な現象の変化を読み解く事が可能になります。
そのためにはデータの加工は必須なんですわ。
加工できるデータを持っているわけでなく、入手
できるデータを共通フォーマットのエクセルに集め
それを表にしたりグラフにしたりしています。
例えば観測ポイントの過去データなどは範囲をまんま
コピーしてエクセルに貼り付けるとエクセルの関数
を使って自在に加工できますよね。それを自分が
見たい形に表化してしまえば上のような表とグラフに
置き換えられます。生のデータはどんなに気を付けて
眺めていてもほとんど何も見えてきませんから。
グラフにすると分かりやすいですね。
昨年のように酷暑が続いた後のいきなりの冬では単一栽培がメインの農家では対処ができないんでしょうね。
ある程度予測ができればいいのですが、一週間先の天気予報が当たらないからなぁ(笑)
オイラは家庭菜園なので野菜の品数を作付けするので、なにかしら採れる野菜があるから取りあえずは食べる野菜があります(笑)
白菜は白菜のレシピでないと嫌というタイプなので
簡単にはキャベツと白菜を相互に代用なんて調理は
しません。^^ キャベツの無いとんかつは作らない
方ですね。かつ丼なら玉ねぎが無いと普通の長ネギでは
代用しません。いろいろ贅沢で。^^
上のデータも更に気温の高低差だけを比較する形や
降水量、気温格差、日照時間差の比較を同時に同じ
時間軸に可視化するなどいろいろ遊んでみると更に
いろいろ見えてくるかもしれません。ただ、問題なのは
過去の事はなるほどと理解できても、これを未来には
適用できない点ですね。いろいろな要因が複雑に
絡み合っているのが分かったとしたら対応できる
唯一の方法は資金や場所、コストなどを全て無視して
気温、日照、水分、二酸化炭素量、養分などを管理
できる工場生産をするしかないんでしょうね。
現実的な解決策という事になりますね。のじさんも
そんな感じだし、ユンボさんも今年はハウスを使って
家庭消費野菜をいろいろ作るそうです。私も畑が少し
増えたから圃場に替えた菜園を本来の使い方に戻して
消費野菜をいろいろ作るしかないかなあ。そうしないと
生産している野菜以外は高くて消毒まみれのものを
買い求めるしかなくなりますからねえ。
今年は道の駅の販売は100万程度に抑えて、
自家消費分を増やす所存であります、
何種類くらいやれるかなあ ???