法案提出の考え強調=残業代ゼロ制で柳沢厚労相
下の記事に示すように公明党や自民党の幹部が難色を示しているのだが、まだ諦めていないらしい。
残業代ゼロ 自民幹事長も慎重 通常国会提出、困難に
残業代なしの労基法改正案提出、公明代表が難色
引き続き、この動きに対する警戒を続けていよう。
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以下の記事で紹介されている残業代の割増率見直しとセットで導入しようとしているのだろうか。
残業代の割増率、時間に応じ3段階に・厚生省方針
これ自体は働く側にとっては悪くない話だが、やはり、ホワイトカラー・エグゼンプションの適用範囲と運用方法をきちんと整備してもらわんと、有名無実になる危険がある。
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労働時間規制除外、通常国会に提出を=経団連会長
キヤノンのトップとしての御手洗氏には敬意を感じていたけど、ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐる姿勢で、ちょっと幻滅。
柳沢伯夫厚生労働相は9日の閣議後記者会見で、ホワイトカラーの一部を残業代の支払い対象から外す新制度「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」について「懸念を十分払しょくするような法律的組み立てを固め、いいものをつくっていく」と述べ、25日から始まる通常国会に法案を提出する考えを重ねて強調した。
同制度をめぐっては、野党ばかりでなく与党内からも「賃金抑制や長時間労働を正当化する危険性をはらんでいる」(丹羽雄哉自民総務会長)などと否定的な発言が続いている。
下の記事に示すように公明党や自民党の幹部が難色を示しているのだが、まだ諦めていないらしい。
残業代ゼロ 自民幹事長も慎重 通常国会提出、困難に
自民党の中川秀直幹事長は7日のNHK番組で、労働時間規制を一部撤廃する「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」について「デフレから脱却した局面で導入するのがふさわしいという感じがする」と述べ、現段階での導入に慎重姿勢を示した。公明党も同制度の導入に反対姿勢を示しており、通常国会への関連法案提出は困難な情勢となった。
残業代なしの労基法改正案提出、公明代表が難色
公明党の太田代表は6日のNHK番組の収録で、「日本版ホワイトカラーエグゼンプション」制を導入する労働基準法改正案の通常国会提出について、「基本的には賛成できない」と語った。
一部の事務職らを法定労働時間規制から外す同制度について、太田氏は「残業代が生活に組み込まれる現実があったり、職種によって残業の形態が違ったりしている」と述べ、慎重な検討が必要だと指摘した。
引き続き、この動きに対する警戒を続けていよう。
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以下の記事で紹介されている残業代の割増率見直しとセットで導入しようとしているのだろうか。
残業代の割増率、時間に応じ3段階に・厚生省方針
厚生労働省は雇用ルール見直しの柱の一つとして検討してきた残業代の割増率引き上げについて、1カ月の残業時間に応じて3段階の割増賃金を支払う新制度を導入する方針を固めた。健康への悪影響が増すとされる月80時間を超す残業については、現行(最低25%)より大幅に高い50%の割増賃金を義務づける方向で労使と調整する。長時間労働を是正する狙い。ただ、規制強化だけが先行する形になれば、経済界の反発も強まりそうだ。
厚労省は新制度を盛り込んだ労働基準法改正案を通常国会に提出。具体的な割増率は政省令で定め、早ければ2008年にも実施する。時間外労働の賃金体系を見直すのは休日労働の割増率を決めた1994年以来。(07:01)
これ自体は働く側にとっては悪くない話だが、やはり、ホワイトカラー・エグゼンプションの適用範囲と運用方法をきちんと整備してもらわんと、有名無実になる危険がある。
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労働時間規制除外、通常国会に提出を=経団連会長
日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン<7751.T>会長)は9日の定例会見で、一定の条件を満たす会社員を労働時間規制の対象から外す「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」について、25日から始まる通常国会において関連法案を提出するよう要望した。同制度を巡っては、与党内から提出見送りを求める声が強まっているが、御手洗会長は、「多様な働き方の一つとして承認してもらいたいと思っている」と述べた。
キヤノンのトップとしての御手洗氏には敬意を感じていたけど、ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐる姿勢で、ちょっと幻滅。