残業代割増率上げで与党「今国会に法案を」 ホワイトカラー・エグゼンプション削除
もともと残業代割り増しとホワイトカラー・エグゼンプションはセットで経営者側(財界)の了解をもらっていたわけだが、ホワイトカラー・エグゼンプションの方は労働者側の猛反発を食らって、残業代割り増しだけを残した感じ……参院選対策のために経営者側に譲ってもらったというところだろうか。
残業代割り増し、今国会提出指示へ・首相
支持率が落ちっぱなしの安倍政権としては、一般受けする政策の目玉はこれぐらいしかない、んだろうな。でも、参院選終わったら、残業代ゼロ法案を復活させる可能性は高いわけで、期待通りの支持を集めるかどうか、自分としては懐疑的。ターゲットとしている層は、おいしい話には裏があることをさんざん経験させられてるわけで。
自民、公明両党は六日午前、残業代の割増率引き上げを盛り込んだ労働基準法改正案を、一部労働者を残業代支払い対象から外すホワイトカラー・エグゼンプションを削除した上で、今通常国会に提出するよう政府に求める方針を決めた。同日午後に与党協議を行い、割増率などの具体案を詰め、政府に申し入れる。
ホワイトカラー・エグゼンプションの導入論議は参院選後に先送りされた。経済界は、割増率引き上げも合わせて先送りするよう求めているが、与党は「長時間労働の抑制に必要」(川崎二郎自民党雇用生活調査会長)として今国会成立を目指す。ただ、負担増への懸念が強いことから、与党は中小企業については法律の施行から三-五年の猶予期間を設ける方向で調整している。
もともと残業代割り増しとホワイトカラー・エグゼンプションはセットで経営者側(財界)の了解をもらっていたわけだが、ホワイトカラー・エグゼンプションの方は労働者側の猛反発を食らって、残業代割り増しだけを残した感じ……参院選対策のために経営者側に譲ってもらったというところだろうか。
残業代割り増し、今国会提出指示へ・首相
残業代引き上げは「景気回復の恩恵を家計に広げる」との首相の考えに沿ったもので、長時間労働を是正し、少子化対策につなげる狙いもある。7月の参院選を控え、若者ら無党派層を重視する戦略の一環だが、企業などから「選挙目当て」との批判も出そうだ。
支持率が落ちっぱなしの安倍政権としては、一般受けする政策の目玉はこれぐらいしかない、んだろうな。でも、参院選終わったら、残業代ゼロ法案を復活させる可能性は高いわけで、期待通りの支持を集めるかどうか、自分としては懐疑的。ターゲットとしている層は、おいしい話には裏があることをさんざん経験させられてるわけで。